風防有無で燃焼状態比較。クックセット隙間収納の風防の作り方とか。 – 空き缶でアルコールストーブ(コンロ)自作。

公開日:  最終更新日:2014/11/06

すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。


クックセットへ収納可能な簡易風防3号を作ったので、風防無し、2号、3号で燃焼能力を比較してみました。風防を付ければ耐風性はあがりますが、それ以外に「煙突効果による燃焼促進」とか、「炎を留まらせて熱伝達率を上げる」などの期待があります。結論から言うと、ただの筒状の2号が一番火力が強く、上部をゆるくカバーできる3号は燃焼時間が若干長めになる、という結果になりました。


 


■実験条件


実験条件は以下の通りです。家庭環境レベルでなるべく条件を合わせていますが、どうしても水温が18~20度と、同じになりませんので、ご参考程度に読んでいただければと思います。




    • スタンレーのキャンプクックセット0.71Lポット

    • 水400cc(水温、室温ともに20度前後。暖かくなって作り始めたころと条件が合わない…)

    • 66mm径缶グルーブ・アルコールストーブ(10mmスリット)

    • ケンエー燃料用アルコール25cc

    • 室内無風状態

    • アルコールストーブ下にはシリコンコースターが敷いてあります。
      これで風防の脚を抑えています。

 


 


■風防無し


これは、グルーブストーブを製作した時に計測したデータです。


水400ccが5分45秒で沸騰しました。また、アルコール燃料25ccで、8分35秒燃焼しました。ちなみに本燃焼までの時間はたったの3秒!です。さすがグルーブストーブ♪



 


 


■風防2号


風防1号は風ですぐに飛んで行ってしまうので、実用にしているのは、「脚付き」の2号からです。バーベキューなどで使う、使い捨てのアルミ箔皿から作っています。作り方は、後程、風防3号で説明します。


水400ccが5分30秒で沸騰しました。また、アルコール燃料25ccで、7分25秒燃焼しました。



 


煙突効果で空気が多めに供給されているのか、燃焼が早くなっている感じです。火力も上がっていますが、燃焼時間も短くなっています。


多めに燃えるのはいいのですが、燃焼時間が14%も短くなっているのに、沸騰時間は4%程改善されただけです。火力はちょっとあがりましたが、それ以上に燃費が悪くなりました。ちょっと風防が近かったかもしれません。


 


 


■風防3号その1


風防2号よりもサイズを大きくしてます。高さ幅ともに大きくなっており、より、しっかりとシールドすることができます。また、経験上、炎に風防を近づけすぎると燃えなくなってしまいますので、大きくゆったりと囲う、という狙いもあります。


また、上部は内側に傾けられるようになっており、熱をこもらせるのが狙いです。


水400ccが5分35秒で沸騰しました。また、アルコール燃料25ccで、7分45秒燃焼しました。



 


風防2号との差が5秒なので誤差と言えば誤差ですが、燃焼時間も20秒延びていますので、上部を閉じることで、燃焼促進が進まなくなったのかもしれません。しかしながら、風防なしの8分35秒よりもかなり短くなっています。


風防、もっと広げて取り付けないとダメっぽいです。


 


 



■風防3号その2


といわけで、風防3号のサイズを活かして、なるべくゆったりなるように広げてみました。もう、なんか、「風を防いで炎を守る」というより、「炎の邪魔をしない風防を調査!」という状況に陥っていますが…。



 


というわけで、燃焼実験してみたところ、水400ccが5分45秒で沸騰しました。また、アルコール燃料25ccで、8分0秒燃焼しました。だいぶ、風防無しに近づきましたが、予想外の結果となりました。


簡単に言えば、無風状態の場合、風防が無い方が効率がよい、ということになりました。ということは、風がある状況下で使用する場合、アルコールストーブになるべく風が当たらないように、かつ、燃焼を邪魔しないようにゆったりめに設置する必要がありそうです。


ただ、風防の設置状況によっては煙突効果により火力を上げる働きがあるようです。固形アルコール燃料なんかのように、長々とのんびり燃えるような燃料の場合、火力アップに有効そうです。


 


 


■風防3号の作り方


さてさて、簡易風防の作り方ですが、2号を作った時に、「アルミ皿のシワって、案外簡単に伸びるじゃん」というのがわかったので、材料は同じですが、もっと大きい面積で作ってみました。


まずは、フチの巻いてある部分をハサミでジョギジョギっと切り取ります。ここを切り取ると、後の工作が簡単になります。



 


後は、押し延ばしながら、屋根と脚を切りぬいて作ります。脚は、シリコンコースターの下に入れることで、どっかに飛んで行ってしまわないようにするためのものです。



 


試しにキャンプクックポットに入れてみたところ…はみ出してしまいました。鍋底の方が直径が小さいので、円錐状に巻かれてしまったためです。



 


ということで、屋根側の方をちょっと調整して、端の方が低くなるように折りなおし、無事、収納できるようになりました。



 


状況によっては、風防内に空気を多めに取り込みたいことがあるかと思いますが、そんな時は、少し脚を立てて設置すれば風防下全体に隙間ができます。これにより、穴あけせずに吸気量を調整することができます。お試しあれ。


 


 


 


■今日の一言二言三言


 


風防も なかなか奥が 深いのね


風は防ぐが 空気は流れる


 


風防、単純に風から炎を守るだけでなく、煙突状に空気が流れる効果があります。頭ではわかっていますが、実際に火力が変わるんだな、というのを見ると、なるほどなー、と思います。また、設置状況によってはかなり燃焼の邪魔をする、というのもわかりました。


屋根についてはあまり効果がない感じですが、まあ、普通に伸ばして使えば風防効果が高くなることは間違いないですし、若干、燃焼時間が延びることから、このまま3号を採用します。


 


コメント欄も見られている方はご存知かもしれませんが、昨日の朝、簡易版グルーブストーブのスリット高が7mmのものを製作してみました。本エントリで使っているグルーブストーブの寸法は、スリット高が10mmですが、7mmの方が燃費がよさげというご指南をいただきました。


簡易版のほうはかなり簡単に作れましてチャチャっと作ってみましたが、燃焼させてみたところ、なるほどなるほど、という感じです。結果はまたエントリにまとめます。


 


 


 





関連エントリ



  • 空き缶でアルコールストーブ(コンロ)自作のまとめ。





    空き缶でアルコールストーブが作れる!と知って試しにサイドバーナータイプを作ってみたら、しっかり炎が出てちょっと感激。以来、あれこれ妄想を加えながら楽しく改良しています。何しろ材料が空き缶ですから、懐にもやさしくていいですね!




SISO-LABオススメエントリ












落描解説:スタンレーのキャンプクックポットでお湯を沸かしているところを、風防なし、風防2号あり、風防3号ありで描いてみました。

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