釣りリール用に電動式の糸巻(巻き取り)装置を自作してみる。電気ドライバ兼ドリルと万力とペットボトルにて。
釣りをしていると、メンテでリールに巻いたラインを取り換えたくなることがあります。使っているうちに何度か切って短くなってしまったり、他の種類のラインに替えたくなったり、理由は色々ですが、100m以上あるので、電動ドライバ&ドリルをちょっと転用して巻き取り機を作ってみました。
リール用糸巻機、巻き取ったラインも残しておきたいよね
ラインを切りすぎて短くなっちゃった場合は別かもしれませんが、なるべくならリールから巻き取ったラインは取っておきたいですよね。また戻せますし、別のことに使えるかもしれませんし。あ、写真のリールは、シマノのリール アリビオ 2500です。メーカー品の割に安いです。
とはいっても100m以上あるので手動で巻き取るのは大変です。ちょっと手持ちの工具で仮組程度で作れるライン巻き取り機を作ってみました。用意するものは、このくびれたペットボトルとネジ&ナット、他には電動ドリル(ドライバとして使える低速なもの)と簡易万力です。
まずはペットボトルのキャップの中心に穴を開けます。
これにネジを通してナットで締め付けます。
この状態でペットボトルのキャップとしてペットボトルに取り付けると、こんな感じになります。
これを、簡易万力に固定した電動ドライバ兼ドリルに固定します。
この電動ドライバ兼ドリルは、ちょうどいいことに、回転速度を固定することができるものです。まあ、ホームセンターで、よく、電度ドライバ兼ドリルとして売っているやつです。1つあると何かと便利ですよね。
ライン巻き取りテスト1回目、ちょっと失敗
それでは、リールのラインの端をペットボトルに貼りつけて、早速、巻き取ってみたいと思います。
減速のためのテンションは、リールで投げるときにブレーキを掛けるように、指一本、ちょっとスプールに触れる感じでやってみたところ…。
ブイーン!と回し始めたら、あら。
指からラインがはじかれるタイミングで、ラインはペットボトルのセンターから外れてしまいました。これは難しい…。
ライン巻き取りテスト2回目、軍手を使ってやんわり平均的に減速
というわけで、今度は軍手を使ってみることにします。温度のことを考えるとあまり強く押さえることはできませんが、ペットボトルに巻き付けるぐらいなら大丈夫でしょう。
あ、この軍手、すべり止めのイボイボがついていますので、すべりのよい方がラインに当たるよう、ひっくり返して使っています。
こんな感じで軽く指でラインを挟むぐらいで十分そうです。
お~、いい感じ、いい感じ。
ぐいぐい巻き取ってくれていってくれます。ラクチンですね~。しかも、分解すれば元のように電動ドライバ兼ドリルとしても使えるという、利便性。
ちなみにリール側のラインの端っこ、縛ってあるものだと思っていたら、縛ってありませんでした。意外でした。
これでたぶん100m分は巻き取っていると思います。ラインの端は養生テープで固定しておきましょう。
なかなか見る機会のないリールのライン無し状態ですね!ラインが無いと、よりメカニカルに見えて凛々しいです。
シマノ (SHIMANO) リール アリビオ 2500 3号120m 糸付 シマノのスピニングリールで自重は260gです。ハンドルは左右付け替え可能で、ハンドル回転方向の反転もできます。メーカー品の割に安価です。 |
今日の一言二言三言
適当に 手元の工具を 組み合わせ
何かを作るって 楽しいな
なんとなくこういう物を作るのって、ジャンクな発明っぽくて楽しいですよね!
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