ウコン缶でアルコールストーブを自作。グルーブストーブで簡単工作。とりあえず試作機製作編

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SiSO-LAB アルコールストーブ、ウコン缶でグルーブストーブ製作

前々からウコン缶(45mm径缶)でアルコールストーブを作ってみたかったのですが、ウコン系ドリンクって200円ぐらいしてちょっと高いですよね!飲みたくて買うならともかく、缶だけ欲しくて買うにはちょっと躊躇していたのですが、100均で発見したので買ってみました!

100均で100mlウコン缶を発見!

アルミ缶でアルコールストーブを作ろうと思うと、概ね、以下の三種類(他にも日本酒缶とかありますけど)になります。

    • 350mlジュースやビールに代表されるなどの66mm径缶
    • 250mlジュースやショート缶に代表される53mm径缶
    • 100mlのウコン系ドリンクに駄評される45mm径缶(44mmかも)

製作するアルコールストーブタイプによりますが、サイドバーナーストーブやグルーブストーブタイプの場合、炎が缶側面から発しますので直径が小さい方が鍋底へ炎が当たる量が増えそう、ということで鍋への熱伝導効率が高いと考えられます。

SiSO-LABではよく66mm径缶でグルーブストーブを製作していますが、底の大きな鍋ならともかく、底が小さいクッカーや100均500マグ等では湯沸し効率があまり高くない、或いは、鍋底に炎が当たらずに鍋側面に多く当たるため、蒸し料理等では食材を焦がしやすい、などの欠点があります。

しかし、収納性(アルコールストーブ本体の中に燃料タンクやライターが収納できるとか…普通と逆の収納性です)が高いのでそれはそれでよしとしています。

手始めにウコン缶1つで作れる寸法でグルーブストーブ製作

工具も100均にこだわっていきますよん

材料も100均調達ならば工具も100均調達で…って、あまりこだわる必要はありませんし、手元に良い工具があればぜひそちらをお使い下さい。

100均でも揃えられる工具ということで、今回の使用工具は以下の通りです。細かいものは省きます。

    • ハンドドリル1.5mm、3mm
    • ヤスリ3本セット
    • ハサミ
    • 金尺

今回の設計図はこちらです。ウコン缶ってボトルタイプなので上の方がすぼんだ形状になっています。測ってみたところ、下から65mmぐらいのあたりから丸くなっていました。

SiSO-LAB アルコールストーブ、ウコン缶でグルーブストーブ製作

どうせ下の方はアルコール吸い上げ用のプリーツスカートにしますので、すぼんでいる方が好都合ではありますが、側面からカッターナイフを当てて切るのが大変になりそうです。

そんなわけで、ウコン缶初心者らしく、垂直になっている部分だけで製作することにしました。触った時の安全性確保や、内部圧力を抜くために折り返しを付けますので、高さは32mmになります。

Groove Stover Designerで設計値を見るとこんな感じです。SiSO的には控えめな数値です。

SiSO-LAB アルコールストーブ、ウコン缶でグルーブストーブ製作

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火力控えめな理由ですが、そもそも45mm径缶ということで容量がありません。スリット下限とアルコール燃料上面の距離を少しでも保ちたかったので、控えめの数字にしました。これから実験してみて、どれくらいが安全値か試してみたと思います。

ちょっとアルミは厚めかな?

66mm径缶や53mm径缶と比較すると、なんとなく板厚がありそうな感じです。実際に切ってみると、やっぱり厚みを実感します。でも、いつもと同じようにクルクルやっていたら簡単に切れました。直径が小さいので外周の長さも短く、それで案外早く切れたんでしょう、きっと。

SiSO-LAB アルコールストーブ、ウコン缶でグルーブストーブ製作

中が黄色いです。たぶん、もとはシルバーなんでしょうけど、ティッシュで拭いたぐらいでは色が落ちなかったので、このまま行きます。アルコールでゴシゴシやらないとダメかも。

ハサミは大丈夫かな?とちょっと心配でしたが、実際に切ってみたら簡単にチョキチョキできました。すぼまっているあたりはきついかもしれませんが、垂直になっている部分は簡単に切れました。

SiSO-LAB アルコールストーブ、ウコン缶でグルーブストーブ製作

今回、スリット数を16にしたのですが、45mm径缶だけあって折り目が細かい…次回は8か12で試してみようかな、なんて思っています。66mm径缶で3mm幅の8スリットだと、折り返し部分の幅が大きくなってちょっと加工に苦労しますが、45mm径缶なら大丈夫かも。

SiSO-LAB アルコールストーブ、ウコン缶でグルーブストーブ製作

というわけで、折り返し、厚みはありますが幅が小さいので簡単にできます。SiSO-LABで製作しているグルーブストーブ、基本的には圧力抜きを付けていませんが、この折り返しで鍋と中央の燃焼室の間に隙間ができるためです。

SiSO-LAB アルコールストーブ、ウコン缶でグルーブストーブ製作

もし、折り返し無しとか、鍋底にピッタリくっつくようなデザインの場合は、必ず圧力抜き用の穴を開けてください。そうしないと、アルコールが沸騰した時に吹きこぼれて大変なことになります。

まずは軽く完成記念の燃焼式!

あまり意味は無いのですが、とりあえず完成したのでちょこっとだけ燃料用アルコールを入れて燃焼試験です。まあ、儀式みたいなものです。

alcstove-al45can-grvstv-trial-make-07

うーむ、いい感じです。

 

今日の一言二言三言

 

コンパクトな グルーブストーブ かわいいな

 

まずは試作ということもあって手軽に工作したので、塗装は剥がさずそのままにしています。でも、外観はそんなにこだわる方じゃないので、たぶん、本番グルーブストーブもこのままかも。いつものピカピカのグルーブストーブは、商品パッケージ面がフィルムになっていて、簡単にはがせるのです。

そういえば、ウコン缶サイズでも剥がせるのを見たような気が…。ドラッグストアだったかな?これからいくつか実験してみて、本番の設計が決まったら探してくるかも。

 

ウコン缶でアルコールストーブを自作してみるよ。グルーブストーブで簡単工作。

自作アルコールストーブにはいくつかタイプがありますが、工作が簡単で再現性の高いグルーブストーブがお気に入りです。ウコン缶サイズ(45mm径缶)で作ってみたかったのですが、アルミ缶のためだけにウコン系ドリンクを買うのは、結構高くて躊躇していました。ふと100均を見たら100円(税抜)のウコン缶を発見。コンパクトでかわいいですね!
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