0.5mm径16孔のCHSタイプ試作、やっぱりドリル穴開けが加工精度安定 – 空き缶でアルコールストーブ(コンロ)自作。
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
100円ショップで0.5mmと0.8mmのドリル(ハンドドリル)が売られているのを発見しました!ということで、0.5mm径のジェット孔による毛細現象による燃料吸い上げタイプのアルコールストーブを製作してみました。炎を低くするため、孔は0.5mm径16個にしたのですが、よく考えてみれば、20個以上にすべきだった、とちょっと反省です。
■100円ショップダイソーにて0.5mm、0.8mmドリル購入
100円ショップのダイソーをブラブラしていたら、0.5mmと0.8mmのハンドドリルセットを見つけました!手持ちのドリルは1.5mmが一番細いものだったので、購入してみました。これで、より細いジェット孔のアルコールストーブを作ることができます。
CHS (Capillary Hoop Stove)については、TETK氏のサイトを参考にさせていただいて製作しています。参考にさせていただいたのは、TETK氏のこちらのエントリです。(http://tetk.seesaa.net/article/351661261.html)
オリジナルは0.8mm径の孔を8個開けていますが、穴を小さくして増やした方が炎が低くなるんじゃないか?と考えて、ちょっと試行錯誤中です。前回、0.3mm厚のクラフトソーが手持ちであったので、それを使って細いスリットを作ってみました。それなりにうまくいったものの、剛性感今回、100円ショップ(ダイソー)にて0.5mmと0.8mmのドリルが売られているのを発見、ざくっと孔数16個で製作してみました。
2014.02.14 炎は大きい方が火力が強い?なんてことを考察してみる。 – 空き缶でアルコールストーブ(コンロ)自作。
0.5mmドリル、ちょっと力を入れただけで折れそうです。もしドリルが折れたら心が折れるので、慎重に慎重に。
あれ?取れちゃいました。折れたのではありません。さすが105円2本セットです。なんか、接着剤というかパテみたいなもので接着されているだけでした。
いっそのこと、ということで、精密ドリルチャックをひっぱり出してきて電化!します。
速くて楽ちん、快適です。
無事、16個の孔を開けることができました。でも、0.5mm径ドリルは1本折れてしまい、もう1本も本体から取れてしまいました。そう、こんなこともあろうかと、2セット購入していたのです。0.5mm径のドリルは、電動では負荷がかかりすぎるといいますか、ついつい力をかけすぎてしまいます。そんなわけで、やはり、手動でそっと穴あけするのがよさそうです。本体から取れてしまった方は、後で接着剤でくっつけてみます。
引き続き、クリースを作ります。クリースは、ハサミの刃を使って、ペコ、ペコっと織り込んでいきます。このへこみが毛細現象でアルコール燃料を上に持ち上げます。仕上げに、下のほうをハサミで切り込みます。短冊状にすることで、ほどよく下部パーツ内部に密着し、これまた毛細現象で最後の最後まで燃料を吸い上げます。
切った直後こんな感じです。よく見るとタービン状になっていますが、これは、ハサミの刃の構造によって切り口の左右で力のかかり具合が異なるためです。これが、のちほど、下部パーツにはめ込むときにいい感じになります。とはいえ、このままでは入らないので、指で内側に曲げてください。
短冊部分が全体的に内側に入ったら、下部パーツに押し込みます。ハサミによるタービン状の傾きにより、短冊も綺麗にそろいます。
後は、他の53mm径アルミ缶を使って少し押し込みます。
見た目と安全性の両立、ということで、フチを少し織り込んでみました。これぐらいにしておくと、織り込んだときのシワができなくていい塩梅です。
■とりあえず燃焼してみた。いい感じ
■燃焼実験
水は400cc(水温16℃)、アルコールは25cc、5分21秒で沸騰、8分32秒燃焼しました。今まで作ったなかで一番高性能です。さすがCHS。時間はプレヒート込みです。プレヒートは10秒で済むため、トータルでも効率良好ですね!
■ジェット孔、ちょっと少なかったかな?
ジェット孔についてちょっと考えてみたのですが、オリジナルのCHSは、0.8mm径が8個です。ということは、面積で考えると、以下のようになります。
- オリジナル…0.4×0.4×3.14×8=4.02mm2
- 今回製作…0.25×0.25×3.14×16=3.14mm2
今回製作したもアルコールストーブは、少し吹き出し面積が狭いことになります。正直、ここにどれだけこだわっていいものかはよくわかりません。でも興味があるので、次回、孔を20個以上開けたものを製作してみます。
■0.5mm径ドリルは扱いが難しいので慎重に
0.8mm径ドリルでもかなり細いのですが、0.5mm径ドリルになると、かなりプニョンプニョンします。100円ショップ製品であることもあるかもしれませんが、慎重に力を加えないと、すぐに曲がってしまいます。こんなに細いドリルを使うのは初めてで、なんとなく途中で折りそうな気がしたため、2セット購入しました。おかげで、心まで折れなくてすみました。
そんなわけで、気軽に作れるということでは、0.8mm径以上のドリルで製作できるように設計するのが良いかと思います。
でもまあ、のんびり穴あけするのも悪くないので、次のアルコールストーブも、0.5mm径ドリルで頑張ります。
■今日の一言二言三言
iPhoneの リカバリ行う 傍らで
気分転換に アルコールの炎
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落描解説:特にどうの、ということも無かったんですが、自作アルコールストーブ、最初はだいぶ適当感がありましたが、現在は妙に精密感があります。
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