アウトドア – 自作固形燃料用コンロ(ストーブ)改良中。

公開日:  最終更新日:2014/06/05

すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。

ℹ️本記事にはPRが含まれています。


もうすぐ花見などのお外系行楽シーズンです。昨年、アウトドアで使うための固形燃料用のコンロを作ったのですが(いや、作ったとは言いがたいですが)、ちょっとそれの改良実験をしてみました。結論から言うと失敗したわけですが、貴重なデータかもしれない!ということで公開します。


 


■クリップゴトクコンロの問題点


前作の固形燃料用コンロとは、ステンレスタッパにクリップをつけたものです。利点としては、製作が手軽であることに加え、ケースに密閉性があるため、開封してしまった固形燃料の保管にも最適です(揮発しにくくできます)。



2012.04.07 アウトドア – わずか10秒で自作する「固形燃料用コンロ(ストーブ)」総額210円!


 


前作の問題点ですが、製作・実験中には気がつかなかったのですが、何度か使っているうちに一部のクリップの挟む力が無くなってしまいました。固形燃料2個同時使用して火力アップした時があったのですが、このとき、風があり、一部のクリップに集中的に炎が当たってしまい、なまされてしまったようです。クリップのスプリングが熱せられて弾力が無くなってしまい、タッパに固定できなくなってしまいました。



 


使用頻度的にいえば、予備のクリップを持っていればいいぐらいの話でしたが、まあ、それはバックアップアイデアとして、せっかくなので、もうちょっとかっこよくできないか検討してみることにしました。


 


■タッパとの隙間3ミリでも燃焼可能か?


工作として一番簡単、かつ強度も確保できるという観点で、一番よさげな方法は、単純にアルミ針金の太さ分だけタッパから持ち上げることです。100円ショップで売っていた、一番太い針金は、アルミ製で3ミリでした。というわけで、まずは、3ミリだけ持ち上げて実際に鍋でお湯を沸かしてみました。


隙間が少ないということで、火のあたり、空気の流通量などが心配ですが、無事、性能を出してくれればそれが一番幸せです。


実験条件としては、以前、実験したときと同じ鍋をつかい、500ccの水を沸かします。針金は、とりあえず3ミリの隙間が確保できればいいので、間単にU字型に曲げてみました。固形燃料も前回と同じものを使います。



 


それでは実験開始です。開始時の水温は18度です。気になる燃焼状態ですが、隙間3ミリでも燃えてくれています。



 


左の写真が3分経過、右の写真が6分経過です。前回の実験で、3分経過時は51度、6分経過時は76度だったことを考えると、かなり燃焼状態は悪いといえます。



 


約10分経過。ついには消えてしまいました。



 


というわけで、もったいないのでクリップゴトクに変えて燃焼継続。いい感じに燃えます。今回、ねばっていたら100度まで行きました。



 


■実験結果


3ミリの隙間では、安定してしっかりと燃焼させることはできない、という結論になりました。たぶん、空気の供給量の問題が一番なので、ステンレスタッパの横に穴をたくさんあけてやればいいのでしょう。ただ、加工も大変ですし、密閉性がなくなるので、固形燃料の保管(パッケージを開封してしまったもの)には不適切になってしまいます。


まだアルミ針金が残っているので、これで、収納可能なゴトク風のものを作ってみます。触っている感じでは、1リットルぐらいの水を前提にしている程度の重さであれば、強度的にも問題なさそうです。


 


■今日の一言二言三言


 


できるなら


やっぱり欲しいな


メーカー品


 


まあ、そうですよね…固形燃料用とガスカートリッジ式それぞれですと、このあたりが欲しいです。


 









Esbit(エスビット)ポケットストーブミリタリー ES21920000 – amazon.co.jp

このストーブって、昔からこの形で変わっていません。無骨でパカっとあけて使うところに妙に憧れを感じてしまうのですよね…。
イワタニ・ジュニアバーナー

写真だと短いガス缶がついていますが、普通のサイズも使えるそうです。ガスカートリッジの入手性で言えば、やっぱりイワタニでしょう。スノーピーク・トレック900の中に、すっぽり入るそうです。
スノーピーク(snow peak) トレック900 SCS-008 – amazon.co.jp

 


 





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Comment

  1. Haya より:

    旅館やホテルで使ってるもの、私もアウトドアや災害時に使えますよね?
    というわけで検索してこちらにヒットしました。
    頑張られて成功されて下さい。

  2. SiSO より:

    Hayaさん>
    コメントありがとうございます。このコンロは、結局、太いアルミで収納可能なゴトクを作り、サブコンロとして活躍中です。小さいフライパンで一品焼いたりするのにも使えて便利です。
    クリップは、燃料1個なら問題ないのですが、2個だと、火が偏ったときにスプリングがダメになってしまうのが難点で、ちょっと注意が必要です。もし、やられる時は、ご注意くださいな。

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