工具も材料も鍋も100均でアルミ缶アルコールストーブ自作。100均500ccマグカップ用グルーブストーブの作り方 ~ 後編。
100均500ccマグカップ・ドリップコーヒーセット用グルーブストーブ製作の後編です。工具も材料も、そして鍋も全部100円ショップで揃えられるものばかり、別の意味でこだわった一品です。前編からちょっと時間が空いてしまいましたが(iPhone 6発表とかで「おお!」とかやっていたもので)、これで完成します。
これまでの経緯
100均ショップで500ccのステンレスマグカップ(製品としては、450ccマグカップとしてダイソーにて売っています)を手にしてから、妙に100均ショップにこだわってみたくなり、アルコールストーブの作り直し予定があったことから、今回は、工具も含めてこだわってみました。
工具も材料も鍋も100均でアルミ缶アルコールストーブ自作。100均500ccマグカップ用グルーブストーブの新作、燃焼実験。 2014-09-08 |
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工具も材料も鍋も100均でアルミ缶アルコールストーブ自作。100均500ccマグカップ用グルーブストーブの作り方 ~ 前編。 2014-09-09 |
100均グッズで揃えた「100均500ccマグカップ・ドリップコーヒーセット」は、以下の記事でまとめています。
格安100均500ccマグカップ・アウトドア用ミニマルドリップコーヒーセットのまとめ。
ダイソーで450ccのステンレスマグカップを購入しました。測ってみたら500cc以上あったので「500ccマグ」と呼んでいます。これで、格安のアウトドア用湯沸し&ドリップコーヒーセットを作ろうと模索中です。 |
前編では、本体への穴あけまで完了したので、今日はスリット加工から完成までを紹介します。
A66H38SL7HW3グルーブストーブの作り方(後編)
穴をハサミでスリットにしちゃう
ここまでの工程で本体への3mm径16個の穴あけが完了しましたので、この穴を使ってスリットを作ります。使う工具は「ハサミ」です。普通の紙を切るハサミで大丈夫です。
穴から本体に対して垂直になる様にハサミを当てて、チョキンとします。なんとなくですが、ハサミがずれる方向が決まっているような気がします。やってみると、必ず決まった方向にずれていたりしますので、そこを調整しながらやってください。
これを16回繰り返すと、だんだんそれらしくなってきます。
ここで半丸のやすりを使ってバリを取りました。ハサミで切ったところはほとんどバリはないのですが、ドリルで穴あけしたところはちょっとバリありました。
プリーツスカートを作る…
ちょっと前のネタで、プリーツスカートに穴を開けると組み立てやすくて性能もほとんど差がない、という記事をアップしましたが、このストーブでは穴あけしていません。もし、本記事を参考にしてプリーツスカート付のグルーブストーブを製作させる方がいましたら、1.5mmか2mmで穴あけをすることをオススメします。
このアルコールストーブを作った後、「やっぱりプリーツスカートには穴を開けよう!」と決めましたが、今回の写真は作成時のもので、穴は開けていません。今後は開けようと思っています。
ということで、プリーツスカートを作るところから紹介します。
まずはハサミで1cm(既に線が引いてありますので、そこまで)切込みを入れます。多少、切り過ぎてしまっても大丈夫です。むしろ、切足りない方が後で問題になります。
続いて、グルーブ(折り目)を付けます。金尺を線に当て、指を内筒内側に沿わせて金尺の角に押し付けます。
1つだけ折るといびつな形になりますが、16本折り終えるころには丸くなってきますのでご安心を。全部、同じぐらいの力で折り込んでいれば、軽く形を整えるだけでほぼ丸くなります。
最後にプリーツスカート部分を内側に折り曲げていきます。ここは線(1cmの横線)に従って丁寧にやってください。ここを斜めに折り曲げてしまったりすると、本体の底までうまく入らなくなってしまいます。
また、ここは見えるところですので、ぜひタービンのように重なる方向をすべて合わせてください。合わせなくても性能に影響はありませんが、ググっとルックスがレベルアップします。
もし、油性ペンの線が気になる場合は(使っているうちに消えちゃいますけど)、ここで消してください(超簡単な消し方は後述)。見えるのは上の方だけなので、上の方だけ消せば十分です。
内筒を本体へ挿入
最後に内筒を本体に挿入します。内筒に穴を開けていれば割と簡単に入りますが、今回、穴を開けていないので、少しずつ内筒を調整しながら押し込みました。
スリット上部2mmは折り込みのシロなので、さらに内筒を2mm押し込みます。指の摩擦を使ってジワリジワリと押し込んでいくと、全体的に入り込んできます。写真の状態ではかなりしっかり入っているように見えますが、反対側は1mmぐらいしか入っていません。これぐらいで折り込み工程に移りました。
スリット上部の折り込み
2mm線まで内筒を押し込めたところができたら、まずはそのスリットを折り込みました。折り込みは指で簡単にできます。コツとしては、スリットを押し倒す時に、内筒を内側から指で支えることかな。
次に、その反対側の内筒を2mmまで押し込み、同じくスリット上部を折り倒します。これを繰り返していくと、いい感じで折り込みが完了します。
油性ペンは燃料用アルコールで消えるよ
最後に油性ペンで書いた線を消します。燃料用のアルコールをティッシュにちょっと付け、軽くこすれば消えます。本当に簡単に消えます。火気には気を付けてください。これでピカピカになりました。
試燃焼
完成の儀!ということで、ちょこっとアルコールを入れて燃焼させてみました。うむうむ、いい感じです。
今日の一言二言三言
ゆらゆらと 青い炎が 燃え上がる
夏の夜長 酒のアテにヨシ
燃料用アルコールはメチルアルコールを使っているので飲めませんが、最近のちょっと涼しい夜、アルコールストーブの炎を見ながら飲むお酒は美味しいですね!早速、これで何かおつまみ作ってみようかなぁ。
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