低火力グルーブストーブ(アルコールストーブ)をスペーサーで火力調整。効果のほどは?

公開日:  最終更新日:2014/11/27

ℹ️本記事にはPRが含まれています。

SiSO-LAB グルーブストーブ スペーサーで火力調整実験

少々?製作に問題はありましたが、100均500マグ用に低出力で低燃費なグルーブストーブ(アルコールストーブ)が完成したので、火力調整スペーサー(3mm高)でどれくらいの火力差が出るのか試験してみることにしました。

グルーブストーブで簡単に火力調整実験

一応、これまでの話ですが、アルミ缶を使って作れるアルコールストーブの1つに、グルーブストーブというものがあります。製作が簡単で性能が安定しており、また、収納性が高いのも特徴です。

恐らく53mm径アルミ缶で作った方が性能が出るのですが、SiSO-LABでは、収納性を優先して66mm径アルミ缶で製作していることが多いです。

火力は折り目が露出している長さで決まります。そんなわけで火力の低いグルーブストーブを作り、ゴトク風スペーサーで高さを調整することで火力調整できないかな?と考え始めました。とりあえず、手持ちのグルーブストーブでちょっと実験してみたら、3mm高さ変化で20%程度の火力調整ができました。

この時、実験に使ったグルーブストーブはそこそこ火力高めに設計したものであり、もしかしたら火力が飽和している可能性があります。そこで今回、低火力のグルーブストーブを製作して同じように実験してみることにしました。

低火力グルーブストーブで火力調整実験

火力調整スペーサー付きグルーブストーブ燃焼実験

というわけで、例によって300ccの水で湯沸し実験です。だんだん寒くなってきました。エアコンであらかじめ部屋を暖めて、なるべくいつも同じような実験状況になるよう気を付けていますが、なかなか難しいところです。

使用する鍋は、100均500マグです。鍋底直径は88mmです。

実験条件は、室温約21度、水温約19度で300cc、アルコール燃料20ccです。

スペーサーありグルーブストーブ湯沸し実験

新作のグルーブストーブはスリット長がかなり短めなせいか、いつものように着火してすぐに鍋をドン!と乗せると、炎が小さくなってしまいます。そんなわけで、ちょっと勢い付くまで数秒、鍋を上げ下げしました。計測時間は、この予備的な燃焼も込みの時間です。

低火力グルーブストーブで火力調整実験

いつも後半は炎が元気になってくるのですが、今回はそれもなく淡々と燃焼しているように見えます。左下と右下の写真で5分ぐらいの開きがあるのですが、あまり炎の大きさに変化がありません。

低火力グルーブストーブで火力調整実験

さて、気になる結果ですが、沸騰まで約10分、燃焼時間は約11分という「???」な結果になってしまいました。

低火力グルーブストーブで火力調整実験

沸騰まで行けるのかちょっと不安でしたが、ちゃんと沸騰して良かったです。しかし、沸騰まで10分は予定外です。スペーサーで鍋との距離を稼いでいるため、火力強のはずなんですが、なんでこんな結果になったんでしょう?

そんなわけで、スペーサー無しの沸騰実験は中断とします。スリット数や幅などのスリット形状も燃焼に影響しそうですね。これはちょっと発見かも。16スリットのグルーブストーブを作り直そうかなぁ。

 

今日の一言二言三言

 

うんうんと あれこれ悩む 暇あれば

ささっと作れる グルーブストーブ

 

というわけで、「なんでかな?」と理由を考えつつも、いつもの16スリット3mm幅のグルーブストーブを作ってみようと思います。

 


まとめ記事

空き缶でアルコールストーブ(コンロ)自作のまとめ。

空き缶でアルコールストーブが作れる!と知って試しにサイドバーナータイプを作ってみたら、しっかり炎が出てちょっと感激。以来、あれこれ妄想を加えながら楽しく改良しています。何しろ材料が空き缶ですから、懐にもやさしくていいですね!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

関連前後記事

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

PAGE TOP ↑