タープのポールが曲がるということについて考えてみたとか。

公開日:  最終更新日:2014/11/21

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SiSO-LAB タープのポールが曲がることを考察

いよいよ秋キャンプデビュー目前のSiSO家ですが、持っているタープテントがメッシュのみなので、防寒(風よけ)のためにシートを張ろうと考えています。ポールに一緒に引っ掛けていくわけですが、そうなるとポールの先端が曲がる心配があります。ちょっとこれについて考えてみました。

ポール先端のシャフトにかかる力

「タープ用ポールが曲がる」というのは、本体の太いパイプの部分が曲がる場合と、先端のシャフト部分が曲がる場合があると思います。今回の話は、先端のシャフト部分についての話です。

ポールが立つということ

タープやテントで使われるポールは、だだいたい分割されていて、ショックコード(ゴムひも)やスプリングで接続されています。使用する時はまっすぐに連結して使用します。

キャプテンスタッグ ラニーメッシュタープテント M-8717

先端部分には本体部分より細いシャフトが取り付けられており、これをタープやテントのハトメ(穴)に通してタープを固定するようになっています。

我が家で購入したタープテントもそうですが(恐らく、大概の製品は同じ構造だと思います)、1ポールあたり2本のガイロープで引っ張って固定するようになっています。こうすれば、タープそのものによって引っ張られる力と他2方向の力によって、ポールが立つというわけです。

タープのポールが立つ理由

ポール先端のシャフトにかかる力

ここでポール先端のシャフトにかかる力を考えてみました。

ポール先端のシャフトには、上から、「ガイロープ1」、「ガイロープ2」、「タープ」という順番で引っ掛けられていることになります。また、ポール下部はガイロープによって下に押し付けられているので、固定されていると考えてよさそうです。

そうなると、シャフトの付け根には、シャフトを折り曲げようとする力が働くことになります。左は通常の状態、右はちょっとオーバーに折り曲げようとする力がわかりやすくなるように描いてみました。

タープのポール先端が曲がるには?

ちょっとどっちを作用点にしたらいいのかなんともですが、この図の場合はシャフト付け根を右側に引っ張る力と、シャフト付け根から離れた場所で左側に引っ張る力が大きくなると、シャフトが曲がることになります。

ポール先端のシャフトが曲がらないようにするには?

原理的には、「右に引っ張る力」と「左に引っ張る力」がシャフト上の異なった点に働くことによって曲げる力が発生する、ということでしょう。

ということは、左右に引っ張る力を一点にかければ、ポールやシャフトには一切、曲げようとする力が働かないことになります。曲がるとすれば、ポールを下方向に押し付けることでたわみが発生し、ポール全体が曲がることになるでしょう。

このことから、例えばタープに強度があり、2本のガイロープをタープに括り付ける、或いは、ガイロープにタープを括り付けるような構造にすれば、シンプルな要素だけで考えればシャフト部分は曲がる可能性がゼロになります。

ポール先端が曲がりにくいようにするアイデア

防寒対策でちょっとポール負担が増える予定

今回、なんでこんなことを考えているかと言いますと、スタンダードな状態よりたくさんポールにロープをひっかけようと考えているからです。

持っているタープテントがメッシュなので風よけにシートを一緒に張ろうと考えているのですが、これにガイロープを通し、一緒にポールに引っ掛けようかと思っています。

作用点と力点の距離を短くするには?

そうなるとロープの位置が高くなってきて、先の話からポール先端のシャフトが曲がらないように、ちょっと考えてやる必要がります。例えば、シートはタープ外側に張り、シャフトではなくガイロープに引っ掛けることでシャフトに力がかからないようにする等です。

それにしてもスタンダードな状態よりも負荷がかかることになりますので、その対策として、ガイロープの取り付け方を変えることにしました。通常、2本のガイロープにもやい結びでループを作って引っ掛けますが、2本のガイロープを繋げてしまい、シャフトには1本だけ引っ掛けるように考えてみました。

ポールから直接2本のロープが出るわけではなくなるので、ちょっと遊びができるかもしれませんが、まあ、下方向に引っ張っているので大丈夫でしょう。

写真左が本結びで2本のガイロープを結合し、バタフライノットでループを作ってみたパターン、写真右は、もやい結びにふた結びでもう1本連結する結び方もやってみました。

本結び、バタフライノット、もやい結び、ふた結び

こうすると、左右方向に引っ張る力の力点が近くなり、それだけシャフトにかかる「曲げる力」が小さくなるはずです。

でも見た目がちょっとイマイチ…ということで、またあれこれしてみた結果、もやい結びの変型版で、二重にもやい結びをして片方だけループを縮めてみました。

二重もやい結び

ロープワークの基本?の「ほどける」というのもできてるので、これでいいかな?

さて、あとは外側にシートを張るか内側に張るか…強度を考えると外側ですが、利便性や耐風性を考えると内側の方がいいような気がします。外側に付けると風でバタバタしそうで、それを抑えるためにさらにペグ追加とかなりそう。

そんなわけで、今のところの候補は内側かなぁ。

 

今日の一言二言三言

 

あら意外 なかなか良さげな アイデアを

もしかしたら 書いちゃったかな?

(なーんてね :-P)

 

ポールにガイロープやタープによる横方向テンションがかからない構造を採用した、「ポール先端が曲がりにくい構造採用を採用したタープ!」ってな感じで、どこかのメーカーで発売してくれないかな?

というか、そもそも、ガイロープってなんで2本なんでしょう?一本の長いガイロープで真ん中にループを作ってポールに引っ掛ける方が、ポールへの負担が少なくなるように思います。

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