釣った魚から針を外すのに便利、第一精工 自動針ハズシ 32038。ヤマシタ はずしっこⅢよりインパクトはないけどいい感じ。
家族でサビキ釣りをしているときに、連続で魚が釣れ始めると、あっちこっちで魚を釣り針から外すことになるので、ヤマシタ はずしっこⅢをもう1つ買おうかと思ったのですが、物は試しにと思い、第一精工の自動針ハズシを購入してみました。
魚を掴まずに針はずし、ヤマシタはずしっこⅢって便利
しばらく前に、釣った魚をカチャっとトリガーを引くだけで魚を釣り針から外せる、「ヤマシタはずしっこⅢ」という針ハズシ器を購入しました。最近、小アイゴがたくさん釣れるので、これが非常に便利でして重宝しています。
小アイゴとは言え、ヒレに毒がありますので取り扱い注意です。実は家族みんな1回ずつ刺されています。でも、アイゴ、食べるとおいいしいので、大きめのものは持ち帰っています。
家族で釣りしているときに入れ食い状態になると…まあ、なぜか小アイゴ、たまに小メジナが入れ食い状態に…アジやサバ、イワシの入れ食いを期待しているのですが、なかなかそうはならず…そうなると針ハズシ器が足りません。
そんなわけで、もう1つ購入することにしました。せっかくなので、別メーカーの性能はどんなものかと思い、第一精工の物を購入してみました。
第一精工 自動針ハズシ 32038、購入&レビュー
こちらの針ハズシ器は第一精工の製品になります。大きな糸切バサミのような形状をしており、上が鈎ハズシ時に魚を押し込む部分、下がシャフトと飲み込んだ時用の針ハズシになっています。
パッケージから出してみました。ちょうどいい感じの持ち心地になっており、大人でも子供でも取り扱えるサイズです。デザイン手的には、「ヤマシタはずしっこⅢ」よりも釣りグッズっぽいです。いや、「ヤマシタはずしっこⅢ」のデザインコンセプトが前を行っているだけなのかもしれませんが。
針を外して、魚を掴んで、リリースまたは持ち帰り
第一精工 自動針ハズシ 32038、大きく、機能としては3つあります。
1つめは、魚から釣り針を外すことです。シャフトのV字型に幹糸とハリスをひっかけ、魚を引っ張り上げます。そうすると、釣り針がハリスと同じ向きになり、後は上に引けば釣り針が抜ける向きになります。そこでハサミで魚を押さえると釣り針が抜ける方向に魚が押し込まれ、釣り針が抜ける、という原理です。
2つめは、外した魚を掴む機能です。購入時、こんな機能は要らないんじゃないの?と思ったのですが、釣りポイントで使ってみたら地面に落ちた小アイゴを海に返すのにちょうどよく、かなり重宝している機能です。
最後は、魚が飲み込んでしまった釣り針を外す機能です。
魚の口を押し込む部分を拡大してみました。
このように、片面から押し込むようになっています。ここがシャフトのV型部分を包み込むような形状になっていると、もっといいような気がします。
紐を通すための穴もありますので、釣りポイントで落とさないように、バッグなどにワイヤーで接続しておくこともできます。
サイズは約15.6cmです。
大人の手で持ってみるとこれぐらいです。子どもでも扱えるサイズです。
ヤマシタはずしっこⅢと並べてみました。グリップ部分が無い分、コンパクトといえばコンパクトですが、思ったより小さくはありません。
ヤマシタはずしっこⅢも、グリップ部分の形状にもう一工夫あるとコンパクトになるんですけど…いや、ピストルのような形状は、ヤマシタの遊び心によるこだわりなのかもしれませんので、そこは良しとしましょう。
第一精工 自動針ハズシ 32038 、釣りポイントでつかってみてレビュー
というわけで釣りもっていきました。今日はちょっと寒いですが、風も強くなくいい天気です。
早速、小アイゴが釣れたので、自動針ハズシを使ってみます。写真で見直してみると、ちょっとハリス(道糸)の張りが甘かったですね、もうちょっとしっかり引っ張ると、さらに楽に釣り針が外れて、かつ、魚へのダメージが少なくなります。
はずしっこⅢのような作動音はなく、スルっと魚釣り針から外れました。なんか小アイゴ、すごく怒っている感じです。
小アイゴ、地面に落ちてしまったので、自動針ハズシのメゴチバサミ機能でつかんで海にリリースです。
機能のコンビネーションがなかなか美しい、第一精工 自動針ハズシ 32038です。
で、使ってみて、2点ばかりヤマシタはずしっこⅢの方が優れているなと思ったことがあります。
1つめは、はずしっこⅢの方が針外しが確実なことです。原理的には、釣り針を抜ける方に引っ張っておき、魚の口周りを押す(はずしっこの場合はフックを引き込む)ことにより釣り針を抜きます。
自動針ハズシの場合、ハサミのように操作するのですが、しっかり上側樹脂パーツを釣り針をひっかけたシャフトに押しつける必要があり、ここをちょっと意識しないと、上側樹脂パーツがスカっと魚の口の外側にずれてしまい、釣り針が外れません。
2つめは、魚と手の距離が近くなることです。はずしっこⅢの場合、銃のような形状なので、手が20cm以上も魚から離れます。しかし、自動針ハズシでは、持っている部分と魚の距離は近くなります。
そんなわけで、毒針がある魚の場合はあばれると手に毒針が刺さってしまう可能性があり、ちょっと注意が必要です。
でも、なかなかよく考えられている針ハズシです。
今日の一言二言三言
ああ今日も 小アイゴばかり たまにはね
アジやサバも 釣りたいな~
第一精工の自動針ハズシにしろ、ヤマシタのはずしっこⅢにしろ、よくもまあこんなものを考えますよね~。原理がわかってしまえば簡単な話ですが、なかなか楽しいグッズです。
サビキ釣りなら、エサ付け名人やスピードエサ付け器を使えばエサにほとんど触ることなく、また、この手の針ハズシを使えば、魚にもほとん触ることなく釣りができるんですね~。