ステンレスボトル保温性能実験、6時間経過で約89℃キープ。 軽くて保温・保冷能力高し。モンベル アルパイン サーモボトル 0.9L。
室温で放置(12~22℃ぐらいかな)なのであまり厳密なテストではありませんが、モンベルのアルパイン サーモボトル 0.9L、カタログスペック通りの保温力があるのかテストしてみたところ。カタログスペックをしっかり上回る性能で思わずニッコリです。
軽くて保温・保冷力が高い!モンベル アルパイン サーモボトル 0.9L
重さ、保温・保冷力の高さも大事な購入動機でしたが、何よりこのストンとしたストレートなデザインが気に入ってしまった、モンベルのアルパイン サーモボトル、保温力は高くてもデザインはクールです(あ、熱いけど、冷たいみたいな洒落た言い方したかったんですが…)。
週末に家族でちょっと寒い地方へ日帰り旅行する予定があったので、道中であったかいスープを飲めたら楽しいだろうと思って購入しました。また、低山登山など父子2人でハイキングに行くときなんかも、カップ麺2杯と温かい飲み物2杯分ぐらいということで、0.9Lという容量もちょうどいい感じです。
この手のステンレスボトルといえば、サーモスの山専ボトルが有名ですが、後発でモンベルも軽量で高性能なステンレスボトルを開発しました、というのがこのアルパイン サーモボトルとのことです。
モンベル | オンラインショップ | 軽量・コンパクト性を実現した保温・保冷ボトルが新登場!
スペックでは以下のようになっていますので、6時間ならカップ麺がまだ作ることができます。低山登山で近場、2人なら、朝、お湯を沸かして登山、お昼は山頂でカップ麺を食べ、下山途中で温かい飲み物を入れて休憩、というパターンで使えそうです。
製品 | 保温 | 保冷 |
---|---|---|
スタート | 95度 | 4度 |
6時間後 | 81度以上 | 7度以下 |
24時間後 | 61度以上 | 10度以下 |
※室温20度(±2度)での測定とのこと。
ということで、実際、上記の性能があるのか確認してみることにしました。
沸騰させたお湯を入れて6時間放置。約89℃をキープ
早速、先日新調したキッチン用の温度計で温度を測ってみます。まずはしっかり沸騰させます。100℃を越えましたが、まあ、水も不純物があると少し沸点が上がりますのでこんなもんでしょう。
まずはアルパインサーモボトルのステンレスを温めるために、一度お湯を入れます。
あら、思ったほどお湯の温度が下がっていません。もしかしたら、ステンレスボトルの内側の鋼材の厚みが0.1mmになっているというのが効いているのかもしれません。これなら余熱しなくてもいいかも。
一応、お湯を入れたまま5分待ちます。
プレヒートに使ったお湯とはいえ、捨てるのはなんとなくもったいないので、またヤカンに戻して再沸騰します。
95℃ぐらいから沸騰させるだけなので、すぐに沸騰します。
再び、アルパインサーモボトルにお湯を注ぎます。
今度は98.6℃でした。あまり変わりませんでした。ということは、1.5℃ぐらいは、お湯を注ぐという行為で温度が下がっているようです。アルパインサーモボトル、やっぱり余熱要らないかも。先にも書きましたが、内側のステンレス鋼が薄いので、軽量&温度になじみやすいのかもしれません。
それではここに放置しておくと邪魔なので、実験ブースに持っていきます。
ただひたすら6時間放置です。室温は21℃ということで、割と実験環境的にもいい感じです。
というわけで6時間経過。お湯の温度はどれくらいいなっているでしょう?
お、6時間経過で88.8℃!
カタログスペックだと95℃スタートで6時間後は81℃以上となっています。スタートの温度が98.6℃なのでその分上乗せして考えても、さらに高スペックです。
というわけで、小腹がすいたのでカップスープを入れてみます。
グローブをしていても簡単に開けれるという中栓をちょっと回し、お湯をカップに注ぎます。
あ、このカップスープは、お湯を注いだらすぐに10秒かき混ぜる必要がありました。
カップの隅っこにスープの粉が残らないよう、隅をつつくようにかきまわします。
そして一分待ちます。この時間でとろみが作られていきます。
うほ~、熱い~、美味しい~です。今回は室温での実験ですが、ステンレスボトルの外側はまったく熱くなっていないことから、冬のアウトドアでもしっかり性能発揮してくれそうです。
当たり前ですが、この室温でも湯気モクモクしています。
沸騰させたお湯を入れて24時間放置。約66℃をキープ
それではついでに24時間保温テストもしてみます。
同じくお湯をわかして(大方は先ほどの残り湯ですが)アルパインサーモボトルに入れます。
お、今度は99℃をキープしています。6時間もお湯を入れていたので、それが効いているのかな…。
というわけで24時間保温テストのスタートです。ちょっと室温も下がってきて、約18℃です。
24時間経過しました。記事の上ではあっという間に翌日です。
ん?ちょっと内栓付近は汗をかいていますね、口の付近は少し温度が上がってくる部分なので(内壁と外壁の接点)それで結露したのかもしれません。
気になるお湯の温度の方は…
24時間保温で66.1℃!
24時間保温性能の方も、6時間保温同様、期待以上の結果でした。白湯として飲むにはちょうどいい感じです。
ステンレスボトルの保温・保冷性能というのは、栓を開ける回数にも影響されるので、今回のように使うときまで締めっぱなしというのは、一番保温時間が伸びるパターンの使い方です。
お出かけにお湯を持っていく意義ですが、例えば、低山登山などの軽いハイキングなんかでは、水+コンロ一式を持っていくよりも、重さ380gのアルパインサーモボトルの方が重量及び容量的に有利になります。
また普通のお出かけでも、寒いシーズンであればお湯、夏は氷を入れておくと、午後からの活動後半戦のために手元のステンレスボトルに補充することもできて便利です。
100均ペットボトルケースを改造してカバーも作りましたし、これからいろいろ活躍してもらおうと思います。
mont-bell(モンベル) アルパインサーモボトル 0.9L STNLS 1124618 – amazon.co.jp 購入したのは0.9Lモデルです。保温・保冷性能が高いのも良いですが、デザイン、すごく好みで大満足です。amazon発送のマーケットプレイスで「カーサ&スウェン オンラインストア」というショップから購入しました。 |
今日の一言二言三言
アルパイン サーモボトルを あちこちに
持って歩いて ラーメン散歩
「ラーメンツーリング」、略して「ラーツー」というジャンルがあるようですが、アルパインサーモボトルを持ち歩いて、「ラーメン散歩」なんてのも手軽で良さそうです。
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