ESBITポケットストーブであれこれ。100均固形燃料vsパック燃料、400ccの水を沸かしてみるよ。
100均で売っている中で最大と思われる30g固形燃料と、27gパック燃料をESBITポケットストーブで燃焼させ、400ccの水を沸かせるか実験してみました。何分で沸くかな?
100均、30g固形燃料3個入りと27gパック燃料4個入り
固形燃料とパック燃料
前記事で、写真だけ載せましたが、100均ショップで取り扱っている中で最も大きな固形燃料は、セリアで販売されている友栄の30gのものだと思います。この固形燃料、3個入りなので量的にもなかなかお徳かと。もう1つは、今まで一度も使ったことが無い、パック燃料です。27gパックが4個入っています。中身はニチネン製でダイソーで売っています。
パッケージを開けると、固形燃料は旅館や宴会でよく見るやつですね。パック燃料は着火剤っぽいです。でも、商品説明には鍋料理なんかでもOKと書いてありました。
固形燃料は、パッケージの封を切ってしまうとジワジワとアルコール分が揮発していってしまいます。そのため、封を開けたら使い切ってしまう必要があります。パック燃料はその心配が無さそうです。
各商品の詳細ついては、姉妹サイト「百均浪漫/SiSO-LAB」の方にまとめています。
2015/02/18 友栄の固形燃料30g3個入。100均では一番大きくて燃焼時間も長いかな?日本製。 |
2015/02/20 パック燃料27g、4個入り。販売元はダイソーだけど実はニチネンでなんだか安心。日本製。 |
ESBITポケットストーブに固形燃料を収納するには?
30g固形燃料の場合(20gも同じでしたけど)、半分にスライスしないとポケットストーブ内に納まりません。柔らかいので、半分にスライスしてからちょっと長方形状にクネクネっとしてあげれば、2つ分(スライスしたものが4枚)収納することができます。
しかし、揮発を防ぐためにラップでくるんでおく必要があります。それでも、放置しておけばジワジワと揮発して細っていきそうです。どれくらいで細っていくかそのうち実験しようと思っていたのですが、本記事の実験結果(後述)から当面、保留しておくことにしました。
ESBITポケットストーブにパック燃料を収納するには?
パック燃料は27gですが、大きさがポケットストーブを意識しているんじゃないの?と聞きたくなるようなサイズです。若干、パック燃料の方が大きいのですが、2つ、スポンと入れることができます。その名の通り、1つずつパックされていますので保管も簡単そうですし、ポケットストーブに入れっぱなしにしておいても大丈夫そうです。
100均30g固形燃料で何分燃えてくれるのかな?
例によって前置きが長くなってしまったので、沸騰実験の方はサクサクっと進めます。実験は400ccの水を使います。室温は約20℃で、水温は18℃になります。
先ほどの前置き説明の通り、30gをスライスしてポケットストーブ内に並べました。蝋のような燃えカスが出て掃除が大変なので、アルミホイルを敷いています。
それでは点火!この固形燃料には揮発性があるので、直ぐに炎が広がりました。
5分10秒程でグツグツ状態に。測定水温は98℃まで上がっています。鍋のどの辺りにセンサーを入れるかで1~2度変わりますので、参考用で。
沸騰した状態(95℃以上水温維持)は、3分40程続き、だんだん炎が鍋底に届かなくなってきました。
ということで、9分50秒程で鎮火しました。せっかく沸かしたお湯なので、焼酎のお湯割りに…。
ということで、結果は以下のようになりました。
- 燃焼時間…9分50秒
- 沸騰迄時間…5分10秒
- 沸騰維持時間…3分40秒
後で考えてみれば、2段乗せしてスライスする前の状態と同じにして燃焼させてみる方がおもしろかったかな?たぶん、火力、燃焼時間に少し影響すると思われますが、恐らく、広げて並べた方が火力が強いので、良しとします。
100均27gパック燃料で何分燃えてくれるのかな?
パック燃料って使うの初めてで燃えカスがどんなものかわからないため、アルミホイルは多めに強いてみました。また、どんな風に置くのかよくわからなかったのですが、どうも着火させる場所が決まっていてそこを上にするようなので、クシャっと折り曲げてみました。
というわけで着火。固形燃料と違い、ゆっくりジワジワと炎が広がっていきます。ひたむきに燃えるわけではなく、時々、「ボっ」とか言ったりします。
お、なかなかのタイム!5分30秒ほどでグツグツ状態です。
水温95℃以上を、なんと6分50も維持してくれました。これはかなり高性能かもしれません。燃え方が固形燃料とはだいぶ違いますね。
せっかくのお湯なので、焼酎のお湯割をもう一杯…。
というわけで、実験結果をまとめると以下のようになります。
- 燃焼時間…13分30秒
- 沸騰迄時間…5分30秒
- 沸騰維持時間…6分50秒
パック燃料、着火後に炎が燃え広がるのに少し時間がかかるので、その分、沸騰までの時間がかかっていると考えられます。
パック燃料、火力、持久力もしっかりあって、しかも保存性が高く、なかなか使いやすいかもですね!さらに4つで108円!コスパもかなりいいかもしれません。
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今日の一言二言三言
パック燃料 予想外に いいかもね
ふむふむ、今回の実験の結果、パック燃料は固形燃料より使いやすく、しかもコスパがいい!ということを発見しました。途中で燃焼を止められないという難点はありますが、もしかして、アルコールストーブ並みにコスパがいいかも!?
もうちょっと実験してみようかと思います。
憧れのESBITポケットストーブ
中学生の頃からの憧れ、シンプルでミニマルな機能美、エスビット・ポケットストーブを買っちゃいました。ススやヤニが多くて買っても使わなくなっちゃう人が多いそうですが、SiSOの場合、最初からどう使おうかよくわからないような感じもあったりなかったり…。趣味の一品です。:-P |
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