アルミ缶工作にてカッターナイフで簡単&きれいに切るコツ、大穴を開ける方法 – 空き缶でアルコールストーブ(コンロ)自作。
アルコールストーブですが、また新しいのを作ったりしていますが、何個か作っているうちに、アルミ缶を切るコツがわかってきました。そんなわけで、アルミ缶を切る方法と、あと大穴を開ける方法を紹介します。大穴ですが、よく、オープンジェットタイプのアルコールストーブを作るときに開けます。実際に66mm径缶では試していないのですが、うまくいくんじゃないかな?
アルミ缶をカッターナイフで簡単にきれいに切るコツ
アルミ缶をズバっと真っ二つに切る方法です。また、きれいに切れますので、上パーツ、下パーツともに使用可能です。まずはポイントですが次のようになります。
- カッターは大型(L)の方が使いやすい。
- 刃は向こう側に向ける。
- 缶は手前に回す。
カッターはLサイズの方が使いやすいです。普通の小型のものですと刃がしなってしまい、アルミを加工するにはちょっと腰が足りない感じです。高さ調整は、クラフトテープとかを使ってやっています。今回の場合、クラフトテープだけだと高すぎたので、缶の下にノートを置き、それでさらに高さ調整をしています。
缶を回す時は軽くクラフトテープに押し当てながら回します。こうすることでアルミ缶と刃の位置関係が安定し、アルミ缶が傾かないため切る位置もぶれません。また、歯を向こう側に向けて缶を手前にまわすようにすることで、常に缶がクラフトテープやカッターに押し付けられるため、刃当たりの安定に貢献してくれます。
最後は手で金属疲労させて切りますが、目安は、何周か回しているうちに、缶の内側に筋が見えてきます。そのうち、一か所、ポコっとカッターが刺さります。こうなったらもう手だけで簡単に切ることができます。
というわけで、実際に切っているところを写真つきで。まずは外周をカッターで切っていきます。切るというよりは、少しずつ傷をつけていくという方が正しいかも。高さ調整用ノートは、スケッチブックがちょうどいいです。高さが合わなければ、めくる枚数で調整できます。
くるくると削っているうちに、カッターの刃が内側に入ります。力を入れすぎていると、ボコっと入りすぎて缶がゆがんでしまいますでの、内側にカッターの線が見えてきたら、慎重に切り進みます。カッターが切り込んだ部分をきっかけにして、中と外から傷を入れた部分をモミモミすると、ペリペリっと言って切れ始めます。後は、少しずつ切れ目の部分を押し込んでやると、どんどん切れていきます。
こんな感じでパカっと切れます。最後のところは変な風に曲がってしまわないよう、慎重に切り離しましょう。
仕上げに、切り口をヤスリで丸めておきましょう。
この切り方では、切り取った双方の部品をそのまま使用することができますが、余裕がある場合は、ハサミを使うこともできます。これはごくごく普通の紙工作用のハサミですが、おもしろいように切ることができます。ただし、刃の向きには注意してください。右手でハサミを持つ場合、缶を向こう側にしないと、ハサミ本体が缶にあたってしまい、ぎりぎりまで切り込めなくなります。
アルミ缶のトップに大穴を開ける方法
アルミ缶のトップを例に説明しますが、そこそこカッターの刃が引っかかるのであれば、底でもできると思います。よく大穴を開けるのに、コンパスカッターで切ったり、ドリルで小さな穴を開けてニッパーで切り取りヤスリで仕上げるなどの方法が紹介されていますが、段差などのカッターの刃がひっかかるような形状の場所できるだけならば、カッターナイフとペンチ(ラジペンなど)で切ることができます。
まずは、よく切れるカッターナイフで、缶の溝に押し当てて数周させます。3周ごとに刃を折って新しくするぐらいが良いかと思います。
力加減にもよりますが、10周ぐらいしたらペンチでペキペキとフタを破ります。トップ面、側面に比べると固いですが、飲み口から引っ張っていくと、ペンチの角に合わせてちぎれるように切れていきます。
この時は、まだ、先ほどカッターで切った場所を意識せず、ちょっと内側をバシバシとちぎってしまってください。え?うまくやればそのまま円が切れそう?そうですね!工具を選べばできそうです。
今度は、先ほどカッターで傷つけた部分で切り取っていきます。残ったアルミを、「上、戻す、上、戻す」と数回やると、金属疲労でそこからペリっと切れてきます。これを少しずつ繰り返しながら一周分、切り取ります。
一周したら切り取り完了です。切り取っただけでこれぐらいきれいに切れます。あとは触ってもけがをしないように、ヤスリがけして表面をならして完成です。
今日の一言二言三言
缶ジュース 見るとついつい ストーブを
考え妄想 缶ジュースコーナー
最近は、なんかスーパーやコンビニの缶ジュースコーナーを通ると、ついつい缶の大きさをチェックしたり、缶底の形状をチェックしてしまったりします。缶の直径や高さは数種類に絞られますが、缶底の形はけっこうバラバラです。最近、オープンジェットバーナーを作るのに最適そうなアルミ缶を見つけました。現在、CHSに心奪われていますので製作予定はありませんが、また、何かの折に紹介します。
空き缶でアルコールストーブ(コンロ)自作のまとめ。
空き缶でアルコールストーブが作れる!と知って試しにサイドバーナータイプを作ってみたら、しっかり炎が出てちょっと感激。以来、あれこれ妄想を加えながら楽しく改良しています。何しろ材料が空き缶ですから、懐にもやさしくていいですね! |
落描解説:工作といえば、やっぱりバイザーと四角いメガネでしょう。
[…] ちなみに空き缶を綺麗に半分に切る方法についてはこちらが参考になります。 […]