ダッチオーブンコンボクッカーでパンを焼くぜ!その2~キッチン調理で手作りパンの決定版レシピ!見た目はキュートで食パン風味。
コンボクッカーで無骨な巨大ボン・デ・なんとかみたいでキュート!なパンが焼けました。普段、3,500円ぐらいで売っていたのが、現在、2,700円付近の激安で売られているキャプテンスタッグ・ダッチオーブンコンボクッカー25cmです(アマゾン)を使い始めて約3か月です。ちまちまっとキッチンでコンボクッカーを使って、パン焼きの学習をかねて試しながらパンを焼いていたのですが、家族にも大好評だった手作りパンレシピを紹介します。
牛乳だけで焼いてみたけど、もう一声な感じ
実はもっと早くこのエントリを書くつもりだったのですが、試してみたらいまひとつだったので、さらに調べていました。
2013.09.08 ダッチオーブンコンボクッカーでパンを焼くぜ!その1~いろいろ試してレシピ調査。まずはうれしはずかし失敗レポート。
前エントリの結論として、「牛乳を使えばいい感じ」ということだったのですが、やってみたらちょっといまひとつ。ホームベーカリーなどを使って焼くよりもアバウトにやっていることが原因かと思いますが、食パン風味を目指しているというには、もう一声な感じになってしまいました。
また、キッチンでコンボクッカーを使っている都合上、上火を使いませんので、コンボクッカー内の温度はだいたい100度ぐらいまでしか上がりませんので、普通にオーブンで焼くように、外側からグイグイ焼いていく、というよりは、下側からあはグイグイ焼いていくものの、他は、蒸しよりもうちょっと温度高めで、じっくりと焼いていく感じになります。
さらに、上側に焼き目をつけるときにひっくり返します。パンがかなりやわらかい状態でひっくり返しますので、どうしても若干つぶれてしまいます。そのため、少し大きめに膨らませる必要がるのではないかと考えました。
それでも美味しかったので、家族みんなでチキンサンドにして食べました。チキンもポテトもコンボクッカーで調理しています。コンボクッカーは蓄熱力が高いので、油が少なくても揚げ物が美味しくできて重宝します。
気を取り直して、今度は、卵を入れるとしっかり膨らんで形も維持しやすい、という情報を得まして、試しに卵を入れてみました。そしたら、いい感じに膨らんで、しっかりふっくら!
というわけで、もう少しアバウトで、コンボクッカー25cmにいい感じになるようレシピを調整してみました。
キッチンでコンボクッカー25cmのための手作りパンレシピ
前置きが長くなりましたが…見た目は無骨でかわいいボン・デ何とか風、食感は食パン風の、ダッチオーブンコンボクッカーならではの手作りパンです。
材料は以下のとおりです。
- 強力粉 300g
- ドライイースト 6g
- 砂糖 大さじ2
- マーガリン 30g(バターの方がいいかも。家に無かったので…)
- 牛乳と溶き卵1個、合わせて200cc
- 塩 小さじ1/2
※溶き卵は1/2個ぐらいでも十分ですが、材料もアバウトにしたかったので1個で作っています。
卵とマーガリンはあらかじめ冷蔵庫から出しておきます(常温に戻します)。牛乳は人肌程度(ぬるめのお風呂ぐらい)に暖めます。使っているステンレスボールがちょうどいいサイズだったので、そのままコンボクッカーで温めてますが…どんな方法でも構いません。温まったら砂糖を溶かし、ドライイーストを入れます。
続いて強力粉をふるって混ぜます。ヘラとかでコネコネして、ちょっとまとまってきたところでマーガリンを入れます。
もうちょっとまとまったあたりから手でコネコネします。最初から手でコネコネしても大丈夫ですが、ヘラとかを使ったほうが効率が良いような気がします。丸くできるようになってきたら、ボールから出してコネコネします。あまり温度が下がらないよう、台が冷たかったら、少し温めておいて上げてください。なんのことはないです、さっき温めたコンボクッカーをちょっと置いておけばいいだけです。
こね方ですが、手のひらで押し伸ばして二つ折り、というのを繰り返すのがよいかと思います。概ね、10~15分ぐらいがんばると表面がしっとりしてきて、つまんで引っ張ると薄く延びるようになってきます。
一次発酵させます。まずはコンボクッカーをポット、フタともに10秒ほど火にかけて温めます(ポットの底を手で触れるぐらい)。内側にオリーブオイルを塗り、丸めて下側をキュキュっと閉じた生地(閉じている状態については、二次発酵のところを見てください)をやさしく置きます。後はフタをして30~40分待ちます。フタを開けると、2倍以上に膨らんでいてちょっと感激。
優しく手で押してガス抜きをし、包丁などでスパっと切り分けて軽く丸めます。丸めるときは、フチを下へ丸め込むようにやさしく丸めます。
乾燥防止のため、水を入れたコップと一緒にコンボクッカーの中に入れて10分ほどベンチタイムを取ります。本当は、一次発酵のときもちょっと湿度が上がるようにしたかったのですが、いい方法が思いつかなかったのと、まあ、一塊なので大丈夫かな?ということで、やりませんでした。
このベンチタイム、よく、「カットされてびっくりした生地が落ち着くまで」とか言われていますが、真偽のほどはわかりません。恐らく、内部の水分分布状態などが変化するのだと思われます。
今度は最終整形をします。ツルツルになっている生地の表面をやさしく引っ張るようにして、継ぎ目を下側に集め、つまんでくっつけてしまいます。ここを丁寧にやると、二次発酵でうまく丸く膨らんでくれます。再びコンボクッカーの中に戻します。この間も生地が乾燥しないよう、順番待ちの生地はコンボクッカーの中に入れておいてください。また、丸めた生地はリング状に並べてください。
いよいよ二次発酵です。一次発酵と同じく、ポット、フタ両方をちょっとだけ火にかけます。一次発酵と同じく、火の当たっている部分の内側が手で触れるぐらいです。コップに入っている水の量が増えていますが、少しお湯を足してぬるま湯にしています。最初の15分ぐらいはコップを残しておき、生地が膨らんで来たらコップは取り出します(先に取り出さないと、後で取り出せなくなる)。30~40分で倍ぐらいに膨れます。写真下右が15分後です。ここでコップを取り出しています。
というわけで、ここいらで二次発酵は終わりにして、焼きに入ります。生地を見ると、どうにも触りたくなりますが、触らないようにしてください。
フタはカンカンにプレヒートしてかぶせます。ポットの方、火加減は、最初は5分はやや弱火、その後、さらに弱火にします。10分ぐらいで一度、フタをそっと開けて水蒸気を逃がしてください。また、水滴がついていれば拭き取ってください。
20分経過した状態です。あまり代わり映えしない見た目ですが、リング状の真ん中をよく見ると、下のほうがこんがりといい感じになっています。また、白い部分も触ると固くなっています。このままフタを取り、水分を飛ばします。その間にフタはプレヒートしておきます。そして、もう一度フタをして(プレヒート後なので、手袋をしてヤケドには注意してください)ひっくり返し、パンの上部を焼きます。
もう、パンに触っても大丈夫ですので、弱火で数分、焼き加減を適当に見ながら焼いてください。というわけで、できあがりです!「え~、こんな鉄鍋でパン焼けちゃうの~?」と、みなさん、驚いてくれます。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ダッチオーブンコンボクッカー25cm M-5534 – amazon.co.jp 本エントリで紹介している商品です。シーズニングが必要ですが値段も安めです。2013/06/29作成時の情報ですが、なぜか2週間ほど前から一気に値段が下がっていて、3千円切っています(送料込み)。 他には、以下のものを購入しています。 ・キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ダッチオーブン ロストル 25cm用 M-5547 – amazon.co.jp ・パール金属 デリッシュ ササラ <小> C-1647 – amazon.co.jp<小> C-1647 (本当は「キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ダッチオーブン用ササラ M-5549 – amazon.co.jp」の方が安かったのですが、たまたま在庫切れで上記のものを購入。性能的には差は無いと思います。メーカー一緒だし。) |
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LODGE(ロッジ) NEWロジックコンボクッカー LCC3 – amazon.co.jp 定番らしい?ロッジ社のダッチオーブン・コンボクッカーです。シーズニング済みです。 やっぱり高くても有名どころが堅いかな?とか、シーズニングが大変そう、という場合は、こっちが良いかと。 |
関連エントリ
- キャプテンスタッグ・ダッチオーブンコンボクッカーの手入れや使い方、キッチンでの料理レシピなどのまとめ
SISO-LABにて、コンボクッカーを使ってあれこれしたエントリのまとめです。随時更新中ですので、ここを見ていただければ、これまでのダッチオーブンコンボクッカーを愛でてきた記録が一覧できます。
グッジョブ♪d(-_^)good!!
子供達が保育園時代、お弁当に手作りパンを持たせると喜んでたのを思い出した…。