森沢明夫著「プロだけが知っている小説の書き方」、売れる小説の書き方って、結局、これだよね

公開日:  最終更新日:2024/03/22

ℹ️本記事にはPRが含まれています。


あなたを「魔法の乗り物」を創れるエンジニアにします…この「エンジニア」という響きに引き寄せられて、小説の書き方とか関係なく、思わず読んでしまいました。

 

最初に…「小説家になりたい!」という方で、「ディズニー映画って、テンプレあるな~」と、薄々と気付いているような方は、この記事を読む必要はありません。

そのような素晴らしい観察力と洞察力があれば、売れている小説を読むだけで分析し、ご自身の作品に反映することができるでしょう。

SiSOは、テレビ、ドラマ、映画、小説をほとんど読まず(技術系とビジネス系の本は読みますけど)、アニメ少々な技術屋なので、小説好きな方が本記事を読むと、少々、気を悪くされるかもしれません。

悪しからずご了承ください。

 

森沢明夫著「プロだけが知っている小説の書き方」、感想

すごい!小説作家のためのハウツー本

「ノベルアップ+」という小説投稿サイトで、森沢明夫氏に、Web小説投稿をしている方々から質問、それに回答するという企画があったようで、それを書籍化したもののようです。

技術屋のSiSOとしては、「エンジニア」というキーワードに惹かれて、思わず読み込んでしまいました。

せっかくなので、研究がてら、森沢明夫氏の書籍も5冊ほど読んでみましたので、本記事の後半で、ほんの少しのネタバレ程度で感想と考察を書きます。

穴埋めでおもしろい小説が書けるレベル。ただし…

さて、「プロだけが知っている小説の書き方」、ここまで書かれたら、穴埋めで売れる小説が書けるんじゃないの?というレベルまで丁寧に「売れる小説」の書き方が説明されています。

ただし、書籍のタイトルどおり、「書き方=HOW」が書かれているので、やはり、小説として完成させるための、「WHAT」というネタや、「WHY」の仕込みは、いろいろな経験をしたり、取材をしたりして経験値を増さないと、ですね。

やはりネタについては、腕と知識の量、そして深さの見せどころです。

あ、内容ですけど、なるほどな、ディズニー映画のテンプレとよく似ているなと思いつつ、やっぱりこういうのがウケるんだよな、と若干の失望を感じました。

まあ程度の差はあれど、こういう要素は必要ではありますよね。

 

それでは、森沢明夫氏の作品を5作品、勢いで読ませていただきましたので、ちょっと感想など。

以下、若干、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

森沢明夫著「ぷくぷく」感想


おお、なるほど。本を開いて、シンプルに「ぷくぷく」とだけ書かれているページをめくったら、思わずにんまりしました。

ふんふん、なるほど、ふむふむ、そう来ますか、いいですね、いいですね……と読み進めて、そのまま読み終わって余韻に浸ること数分、うーむ、あの、一番最初のあれはなんだったんだろう?

「奇跡と幸せ」の「奇跡」、どこに行ったのでしょうか。

「恋する失恋バスツアー」の方が、よっぽど「奇跡」かなって思いました。

  • 小学館 2019年12月2日 初版第1刷発行

 

森沢明夫著「おいしくて泣くとき」感想


物語の構成としては、一人称が三人の主人公で回っていくパターンです。この一人称の移動にちょっとしたトリックが仕組まれていて、最後まで読んだときに、やられた、と思いました。

世界観のバランスが良く、飛び道具もなくて、素直によかったな、と思えた作品です。

のちの作品で、森沢明夫氏の思いみたいなものを感じることができ、ぜひ、読んでみてほしい小説です。

  • 角川春樹 2020年6月8日 第1刷発行

 

森沢明夫著「恋する失恋バスツアー」感想


しれっと一人称が四人で回っていきますが、主人公の一人称が多いので、主人公にのめりこみやすい作品です。

最初、添乗員のセリフがぎっしりで、これが冒頭に来るのはちょっときつい、と感じました。まあ、そこさえ過ぎればすいすい読めます。

それにしても伏線が、バレバレです。

いくつか実際に経験している身としては、前半のかなり前の方で回収シーンが想像できてしまい、あまり楽しめなかったのが正直なところ。

不幸にしておけばいいんだろう?的な、お涙頂戴の飛び道具や、この世界観でそれはないんじゃないの?的な要素が多すぎて、薄っぺらい印象を受けました。

そうそう、別作品の人物が登場します。

  • 双葉文庫 2020年9月13日 第1刷発行

 

森沢明夫著「青い孤島」感想


ロマンあるサクセスストーリーで、一人称、物語を通して主人公視線で物語が展開されていきます。本記事で紹介している小説の中で、森沢W理論を理解するには、もっとも適した作品だと思います。

ただ、状況好転の仕込みネタが安易な感じがして、あまり好きになれない感はありました。

ここでも、別作品のお店の名前が登場します。

  • 双葉社 2021年3月21日 第1刷発行

 

森沢明夫著「ロールキャベツ」感想


一人称がまわっていくパターンですが、ほぼ、主人公による一人称です。内容は、読んでみた5冊の中でもっともよかったです。

「教え」的なセンテンスが泣けるし、物語の中で起こるイベントが世界観にぴったりで共感できるもの多数、心の中がしらけることなく、読み進めることができ、そして、最後は、恐らく、森沢明夫氏の思惑通り、「はぁぁぁ」と、深い、満足のため息をついてしまいました。

今回、紹介している小説の中で、ダントツでよかったです。森沢明夫氏のネタの豊富さに感服しました。

ちょっと、SiSOの人生も見直してみようかな。

そうそう、この作品も、別作品とのつながりあり。ちらっと地名が……。

  • 徳間書店 2023年5月31日 初版第1刷発行

 

…とまあ、森沢明夫氏のファンの方が読んだら、怒られてしまいそうな記事ですが、この記事にもちょっとした仕掛けを入れてみました。今回読んでみた5冊の総論的な感想です。

もし、わかったらコメントして頂けるとうれしいです。

ヒントは、「金魚」です。

もうわかっちゃいました?さすがです。エンジニアとして、もっと精進せねば…。

 

 

今日の一言二言三言

 

ハラハラと させずにドキドキ してしまう

そんな小説 書けたらいいな

 

SiSOも、なんだかんだといって、このブログや、このブログの前に書いていたホームページも入れると、約1500万文字ぐらい書いていると思います。

文章を書くのは好きな方なので…いや、なんでもありません。聞き流してくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

関連前後記事

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

PAGE TOP ↑