kobo Touch – コボタッチでPDF表示比較。データは例によってJコミさんから。

公開日:  最終更新日:2014/06/05

すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。

ℹ️本記事にはPRが含まれています。


前エントリにて、JコミからPDFファイルをダウンロードする方法を紹介しましたが、どの程度読めるものか気になる方も多いかと思いますので、少し深堀してみました(いつも「少し」と言いながら、深堀しすぎる探求派です)。データは、Jコミから、ノベルは「モーレツ宇宙海賊」の原作者である「星のパイロット(笹本祐一著)」、コミックは今読み直しても安堵感を感じる絵柄の「ラブひな(赤松 健著)」を使わせていただいています。


 


kobo TouchによるJコミからのダウンロード方法については、以下のエントリを参照して下さい。



 


ePUB形式のファイルを表示すれば綺麗なのは既に周知の事実ですが、PDFだとどうなるんでしょう?というのが今回のエントリの目的です。冒頭にも書きましたが、データは、Jコミから、ノベルとして「星のパイロット(笹本祐一著)」、コミックは「ラブひな(赤松 健著)」を使わせていただいています。


余談ですが、「ラブひな」って、アホ毛(あんまりこの言い方は好きじゃないんですが)の元祖とか、元祖世代とかなんでしょうか?SISO的には、最近だと、「化物語」「偽物語」あたりが「アホ毛」なトレンドだったりしますが、なんか、髪に躍動感が出てかわいいですよね。



 


■PDF表示時の操作について


PDF表示時の操作については、また別エントリで書こうと思っているのですが、ePUB形式のファイル(いわゆる電子書籍)を読むのと操作が若干異なりますので、注意が必要です。簡単には、以下の2点です。



  • ページをめくる時は、右から左にスワイプする。

  • 拡大表示したときにページをめくる時は、一旦、スワイプし、表示された矢印をタップしてからもう一度スワイプする。

経験的に得た操作方法ですので、もっと簡単なやり方があるかもしれません。


 


■ノベルPDF


さて、PDF化されたノベルを表示してみました。データは、先にも書いたとおり、「星のパイロット(笹本祐一著)」からです。下の画像は拡大操作は行っていない状態です。少々ガサツな感じはしますが、まあ読めるレベルです。ルビについても、人間なら脳内補完なんとか読めるレベル(少々きついかな)です。



PDF表示でもkobo Touchにて表示倍率を変更することができます。以下の写真で120%です。この拡大率なら、余白をカットした感じで表示されるので、ちょうどいい感じです。



 


■コミックPDF


今度はPDF化されたノベルを表示してみました。データは、先にも書いたとおり、「「ラブひな(赤松 健著)」からです。改めて読み直していますが、今読んでみても、色あせない暖かい絵柄が素敵ですね。下の画像は拡大操作は行っていません。それでもちゃんと読めますし、セリフもばっちりです。ただ、ルビは脳内補完が必要な感じです。



写真を拡大してみました(ちょっと回りくどい言い方をしているのは、kobo Touchの表示を拡大したのとは違いますよ、ということを明確にしておきたいからです)。視力がよければ、ルビも行けますね!



 


■電子書籍データとの比較


青空文庫を読んでいると、なんかPDFより綺麗な気がします。そんなわけで、それをはっきりさせるべく、比較してみることにしました。今度は、「走れメロス」です。



 拡大比較です。左はePUB形式、右はPDFです。 本当は、文字サイズをぴったりあわせたかったのですが、なかなか難しくて…これぐらいでかんべんしてください。



うーん、 ePUB形式の方がきれいな気がしますよね。…と考え込むこと数分、心当たりがありました。


それでは検証していきましょう。まずは自分でPDFを作成してみました。ターゲットは、SISO-LABです。



 


kobo Touchに転送して表示してみました。見ての通り、非常にクリアな状態で文字が表示されています。推測は当たっているようです。



 


答えですが、PDFは、文字情報に関して、イメージデータ(画像)として扱うケースと、テキストデータとして扱うケースがあるようです。文字が画像データとして扱われている場合は、それを画像と同じように表示しますが、テキストデータとして表示する場合、表示デバイスに内蔵されているフォントデータを使用するようです。


 


試しに、パソコンでPDFデータを拡大表示して確認してみました。


まずは、JコミのPDFデータからです。よく見ると、文字の周りに「ニジミ」が出ています。このことから、文字を画像データとして扱っていると推測できます



※ここから一段落分追記です。気になって朝、追加で調べてみました。


ところが、マウスで文字列を選択することができ、また、文字列検索で文字列を検索することもできます。従って、推測が完全にアタリというわけではなさそうです。PDFに何か仕組みがあり、生成時のオプション指定などで違いが有るのかもしれません(PDFファイル内にあるフォントを使用するとか)。ちょっと解析してみようかな?と思ったのですが、暗号化されていて進めませんでした。



 


対して、 SISO-LABのPDFファイルです。これは、プリンタドライバとして動作するPDFジェネレータを使って生成したものです。拡大しても綺麗に拡大しているのがわかります。



 


■まとめ


…とまあ、後半、「できたらノベルのPDFを生成する方法を変えてほしいなぁ」なんて勢いで書いてしまったわけですが、前半にも書いたとおり、Jコミにて公開されているデータは、十分に読める解像度を持っています。それを無料で公開してくださっているわけで、助かります。こういったWin-Winのビジネスモデルがどんどん発展していくといいな、なんて思います。 


考えてみれば、kobo Touchの普通のところをあまり紹介していないような。例えば、どうやって電子書籍をダウンロードするとか、画面がとても見やすいとか、操作はどうだとか…。そのうち書きます。


 






















kobo Touch以外に、液晶保護シートとmicroSD 32Gバイトを購入しました。実際に購入した商品は、関連エントリを参照してください。






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