工作 – 1枚の紙から二つ折り財布を折る折り紙
ふと折り紙で実用的な二つ折り財布を作ってみたくなったのですが、昔、どれかの折り紙本で見たことあるなー、と思って探していたら、ようやく見つけました。指で触るところはちゃんと折り目になっていて(紙で手を切りにくい)、お札いれ部分も2つあり、カードホルダもついている本格的なものです。
タイベック紙サイフ
ASCII.jpで ”T教授の「戦略的衝動買い」” という記事がありますが、いつもたのしく拝見させていただいています。先日、この中で、タイベック紙財布というものが紹介されていました。タイベックという、デュポン社が開発した、防水だけど蒸気は通り、とても丈夫な布のような紙があります。ゴアテックスの紙版と言ったところででしょうか。ホームセンターで売っている、白い防護服なんかはこれでできているかもしれません。このタイベックを使った財布が、DYNOMIGHTY社から発売されているとのことです。
ASCII.jp:ウルトラ軽量! たった14gのタイベック紙サイフを衝動買い|T教授の「戦略的衝動買い」
人が使う道具には、軽ければ軽いほど、小さければ小さいほど良いとされるモノと、ある程度の重量や質量、体積の必要なモノがある。また、その道具より先に地球上に存在する“ある標準”があり、技術的にはいくらでも小さくすることができて、かつそれが理想でも…
どうやらこれ、「折り紙的手法」で作られているらしく、調べていくと、もともとは、タイベック製の余った封筒を使って作った、工作的なものだそうです。
DYNOMIGHTYタイベック紙サイフの作り方
なぜか「折り紙」というところに、ピピーンと着てしまい、あれこれ調べてみたところ、なんと、DYNOMIGHTY社は、サイフの作り方を動画で公開していました。ちょっとオフィシャルかどうかはわからないのですが、Youtubeでのプロフィールを見る感じは、それっぽいです。
しかし、もともと封筒を使っているのと、テープなどを使っていることから、「折り紙」を期待していたSISOとしては、ちょっとがっくりしました。
折り紙による二つ折りサイフ(接着剤、テープ不要)
だいぶ前に、実用的な二つ折りサイフを、折り紙で作る方法が何かの書籍で紹介されていたような気がする…と思いだし、ここ数日探していたのですが、ようやく見つけました。
日本折紙協会監修の「毎日を楽しく彩る折紙 – 指先から伝わるぬくもりのインテリア」です。この本は、折紙でもかなり実用的なものを扱っていますので、折紙がネタ的にありな方は持っていて損はないかも(たとえば、外国人の友人がいるとか)。ただ、中には、接着剤を使ったり、テープを使ったりするものもあり、SISO的にはちょっとがっくりすることもあります。しかし、そんなに難易度が高くないのに、1枚の紙から、「おおぉぉぉ!」というのもありまして、なかなか良いです。「実用的」ってのが、ポイントです。
とういわけで試作
この「二つ折りサイフの折紙」は、かなり大きな紙を使いますので、まずは小さな紙で試作してコツを掴み、今日は、カレンダーの紙で作るとこまでやってみました。難易度は低めで、再現性は高いです。最初は、どこの寸法が、どうできあがりに影響するのかわからなくて、調整が難しかったですが、何個か作っているうちにわかってきました。
まだ、オリジナルと同じ大きさの紙で作っていないので、完全に同じものになってはいませんが、だいぶコツがわかってきました。
これ、すごいのが、指が触れるところはちゃんと折り曲げてあって、紙のエッジが外に出ないようになっています。紙のフチってかなり鋭利なので、紙で手を切る心配があります。よく考えられているな、と感心してしまいます。さすがだなぁ。
今度は、ちょっとかっこいい紙を探してきて、本番製作に挑もうと思います。
毎日を楽しく彩る折り紙―指先から伝わるぬくもりのインテリア 本エントリで紹介している書籍です。出版は古いですが、内容は実用的なものが多く、一冊持っているとおしゃれかも。 |
今日の一言二言三言
寝坊して、あわてて書いているブログかな
本当は、書籍の目次ぐらいは紹介したかったのですが、今日は寝坊をしてしまい、時間が取れずです。すいません。時間を見てみて、もう少し書籍情報を追記します。
作り方おしえてくださ