ウコン缶でアルコールストーブを自作。グルーブストーブで簡単工作。ブースター付けたら300ccの水が5分20秒で沸騰。
100均でウコン缶（45mm径アルミ缶）サイズのドリンクを見つけたので購入、このサイズの缶では初めてアルコールストーブを作ってみました。グルーブストーブにしたのですが、これがなかなかか熱効率が良くて面白いです。ただ、ちょっと燃焼の立ち上がりがゆっくりなので加速実験をしてみました。
グルーブストーブ用ブースター
グルーブストーブはスリットの長さと鍋底の直径によって火力が決定します。そんなわけで、ある程度ですが、スリットの長さではなく鍋底との距離を調整することでも火力を調整することができます。あんまり離してしまうと、風に強いグルーブストーブの利点が無くなってしまうので何事もほどほどですが、SiSO-LABでは、3mmの針金を入れることで25%程度の火力調整ができることを確認しています。
今回製作したウコン缶サイズのグルーブストーブ、水300cc、燃料20ccにて7分20秒で沸騰、燃焼時間は11分45秒ということでなかなか効率がいいです。しかし、燃焼の立ち上がりがゆっくりなので、もしかしたら同じようにブースター（スペーサー）を付けたら改善されるかもしれません。
ウコン缶グルーブストーブにブースター装着。沸騰時間短縮！
というわけで、早速ウコン缶グルーブストーブ試作機にブースターを装着してみました！
が、66mm径缶用に製作したブースターなのでまったく合いません。直径が合わないはいいとしても、高さ方向が合わないのは困ります。そんなわけで、暫定作ですが分解して水平に並べて安定するようにしました。これなら単に3mmのアルミ針金を乗せるのと変わりません。まあ、これでヨシとします。
実験条件はいつもどおり、水300cc、アルコール20ccです。室温、水温はちょっと低めの18℃でした。というわけで着火していつもの100均500マグを乗せました。炎の状態は、さすがにブースター付きのせいか、初期燃焼にしては大きめです。
4分ほど経過した時点の炎の状態ですが、ブースター無しと比べてはやり大きめです。ブースター無しの場合だと、4分でちょっとマグカップの底より広くなる程度ですが、それよりもう一回り大きくなっています。この時点で水温は約80℃まで上昇しており、かなり温度上昇が速いです。
というわけで、沸騰しました。とりあえずこのまま鎮火するまで待ちます。
結果ですが、水300cc、燃料20ccにて5分20秒で沸騰、7分50秒で鎮火しました。
というわけで、今日は焼酎のお湯割です…いつもカップが同じですが、はい、いつも同じです。実は、ロックで飲む時も同じカップです。あ、この写真は夜中に撮影しています。決して出勤前に一杯やっているわけではありません。
立ち上がりの火力が改善されているのは確認できたものの、途中でブースターを外して燃焼時間を長くすることができるかどうかまでは確認できていません。今回の実験条件であれば3分で60℃近くまで上昇しますので、２～３分あたりのどこかでブースターを取り外したら沸騰までの時間が短く、かつ燃焼時間が長くなるのでは？と推測します。
ただ、後半の燃焼はそこそこ勢いがいいので、燃焼時間は10分弱かな？と予想しています。
今日はもうこれ以上お酒を飲めないので、追加実験はまたそのうち。
今日の一言二言三言
お手製の コンロで沸かした お湯割りは
なかなか乙で 気分も良好
せっかくなので、湯沸し実験をするたびにコーヒーを入れたりお湯割りにしています。
それにしても、ブースター付きウコン缶グルーブストーブ、かなりの好成績です。いっそ、スリット長12.5mmのグルーブストーブを作って、逆に火力制限する仕組みを入れたほうが楽しいかな？
ウコン缶でアルコールストーブを自作してみるよ。グルーブストーブで簡単工作。
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自作アルコールストーブにはいくつかタイプがありますが、工作が簡単で再現性の高いグルーブストーブがお気に入りです。ウコン缶サイズ（45mm径缶）で作ってみたかったのですが、アルミ缶のためだけにウコン系ドリンクを買うのは、結構高くて躊躇していました。ふと100均を見たら100円（税抜）のウコン缶を発見。コンパクトでかわいいですね！ |
SiSO-LAB所長兼研究員のSiSOです。あ、趣味のサイトなので実体はありませんけど…。
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