アルコールストーブ用超シンプル五徳のスリーブは銅でした。ドウりで固い…。
先月末、自作アルコールストーブ用に、100円ショップで購入した大きなクリップと電工用のスリーブを組み合わせて、超シンプルな五徳を自作しました。ところがスリーブの材質に疑問がありまして追加調査をしていたのですが、中身を割ってみたら実は銅でした。
超シンプル五徳、制作費70円で格安ナリ
先日製作した「アルコールストーブ用超シンプル五徳」ですが、加熱テストの後、一度、分解しました。というのも、2本の針金が可動できる状態で接続するために使用した部品、圧着スリーブの材質が熱に耐えられない可能性があったためです。
針金を接続するために使ったスリーブは、パッと見、色、ツヤ共になんとなくアルミっぽい感じです。実際、購入するときはアルミと思って購入したのですが、考えてみれば、アルミの融点は660℃、対してアルコールストーブの炎は高いところで1,000℃を超えます。
とは言っても、鍋が乗っていれば鍋に熱が逃げますし、単体でも五徳全体に熱は伝導するので必ずしも温度が上がるというものでもありません。とりあえず思いっきり熱くしたらどうなるかな?と思って、前回、鍋無しで思いっきり熱してみたのですが、スリーブが柔らかくなったりすることはありませんでした。
ちょっと疑問に思いつつも、別の部品を試してみようと思って分解始めたところ、予想外な困難が待ち受けていました。
か、固い、どういうことだ?銅なんだ!
まあ、いい歳してしょうもないダジャレというのもなんですが、本当にこんな風に心の中でつぶやいてました。分解するために、ニッパーでスリーブを切ろうとしたところ…
き、切れません。いや、切れると思いますがサクっと切れません。おかしいです。アルミ…しかも電工用で圧着するようなアルミがそんなに固いわけが…。ようやくスリーブを割って中身を見てみたところ、あら。
アルミとはまた違った輝かしい銅色のっ部品…銅でした。
銅の融点は1,084℃ということで、まあアルミよりはかなり安心、前回の加熱試験で問題が無かったこともうなづけます。まあホビーユーズなら問題なさそうだけど、引き続き、別の材料(鉄のスリーブとか)は探したほうが良さそう、と言う感じでしょうか。
そんなわけで、また元通りに組み立てました。
次に作るときは、もうちょっと脚のしっかりしたものを作る予定なので、そのときまた同じスリーブを使うのであれば、中央付近、或いは下のほうに入れる構造にしようと思います。
なかなか鉄で加工性の良いスリーブってのがピンと来なくて。何かいいもの無いかなぁ。
今日の一言二言三言
開けてみりゃ すぐにわかる こともある
「お、いいアイデア!」なんて思うと止まらなくなっちゃうと言いますか、慎重さに欠けてしまうときがあります。気をつけねばですね!
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