SISO-Jr.1、初めてのピアノ発表会迫る。秘策でいつも間違えるところを克服!
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
SISO-Jr.1、もうすぐ小学1年生ですが、ピアノを年長から習い始めて11ヶ月になります。今月、初めての発表会があるのですが、演奏する曲が結構、音の高低差が大きくて、手の動きも大きい部分が多く、かなりの確率でミスをする場所があります。
■仕事的手法で解決してみる
もう少し簡単な曲にする、という手もありますが、本人も現在の曲の方が気に入っているので、モチベーションのこともあり、なるべく希望をかなえる方向で考えることにしました。テクニック云々のことを言っても、急にうまくなるわけではありません。親としては、SISO-J.r.1がどうしたらいつも最大パフォーマンスを発揮できるか?ということで、頭をひねりました。
うまくできるときはできちゃったりするので、まずは、何度か演奏しているところを観察して(SISOは鍵盤楽器は弾けません。SISO-Jr.1を見ながらちょっと弾いているぐらいなので、超初心者ってところです)、再現度が低くくしていると思われるところを探しました。
まずは姿勢がイマイチなので、姿勢を正すことと、座るポジションをピアノ真ん中に来るように指導しました。これは基本ですし、座る位置がずれれば、鍵盤の上を手が大きく移動するときの位置感覚も狂ってしまいます。
続いて、テンポが全体的に不安定だったり、曲の中でも上がったり下がったりすることがあるので、何度かテンポを変えながら(簡単には、失敗率の低いテンポ)ためして、ミスも無く、かつ曲としても悪くない、SISO-Jr.1に取ってベストなテンポを取ります。
それをメトロノームに設定し、毎回、演奏開始前に聞かせるようにしました(これは、毎日、練習につきあっている妻に依頼)。
仕上げに、何度か弾いているのを眺めてみて、「ここの音さえしっかり押さえたら、後は流れで行けそう」というのを気にしながら観察してみたところ、音としては2箇所、ウィークポイントがあることに気が付いたので、演奏開始前に、一度、その鍵盤位置をよく確認するようにしました。
これだけで、見違えるように、しっかりとした演奏ができるようになりました。
■歯止めも大事
でも、これだけだと、子供に限らず、すぐに忘れてしまいます。習慣化するまで指導されれば良いのですが、なかなかそうも行かないですし、あまり指示されるとモチベーションが下がります。
QC活動等でよく使われる言葉で、「歯止め」というものがあります。これは、対策をしても一回だけで終わってしまわないようにすることを言います。一般的な手法としては、手順書の作成・改定、チェックリストの作成、注意喚起を付けたりします(程度問題で必ずしもいいやり方とはいえませガ)。
SISO-Jr.1の場合、顔を突き合わせて一緒に、SISO-Jr.1から出てきた言葉をなるべくそのまま、簡単なチェックリストのようなものを書いて、ピアノの譜面台にいつも置くようにしました。
SISO-Jr.1の言葉で書くためには、それなりに時間を使って苦労します。的外れなことも言いますし、そこをなんとか正解の方へ柔軟に話を引っ張っていくのが結構大変です。でも、回答はその場では言わないようにして(まあ、先に言っているわけですが)、なんとかヒントを出して引っ張り出しました。
これは、本人の自主性を尊重し、やる気を維持するために、重要なことだと思っています。
そんなこんなで、六か条ができました。
- おへそはまんなか
- きれいにすわる
- ピアノさんに こころをつたえる
- たかい「ら」をかんがえる
- ひくい「そ」をかんがえる
- たのしんでひく
■「ピアノさんに心を伝える」で集中力アップ
「ピアノさんに こころをつたえる」ってのは、テクニックとは関係ありません。キライなものにこれを言っても反発しかおきませんが、好きなものであれば効果があります。これは、SISO-Jr.1の特徴なのかもしれませんが、こういう言い方をすると、対象を大事に思うということを再認識するようで、うまく集中力が上がってくれます。
また、常々、「音楽ってのは、音を楽しむことなんだよ、だから、嫌ならやらなくてもいいんだよ。」と伝えています。それで11ヶ月続いたのですから、本人も結構、好きなんじゃないかな?って思っています。
「しっかり集中して、気持ちよく楽しんでね」という思いをこめて、最後は、「たのしんでひく」で締めくくりました。
これで急にミスが減ったので、本人もこの紙をとても気に入ったようです。本番は、譜面を持っていくつもりは無いようですが、これだけは持っていく、と言ってくれています。だったら、もうちょっといい紙に書いておけばよかったな、と思いました。(^^;
■今日の一言二言三言
子育ても 仕事も 基本は変わらない?
しっかり観察 ポイント押さえ
歯止めもきっちり忘れずに
いわゆる「改善」とか「QC」と言われているあたりの話ですが、まあ、基本的なアプローチは同じかな?と。仕事の場合、アプローチの方法として「4M」などの定番キーワードがあったりするのですが、案外、会社の外でも役に立つと思います。他にも「見える化」なんてよく言われますが、子供の習慣づけなどでも「見える化」すると効果があるという話を聞きます。
今回苦労したところは、子供に「自分で決めた感」を持たせたかったので、おさらい(歯止めの六か条作り)にて、子供の言葉でポイントをまとめたわけですが、これが大変でこっそりイライラします。先に「こうしよう、こうしたほうがいいんじゃない?」という指導的な話があり、その後、復習にて「歯止め策」をまとめたわけですが、なかなかこちらが思ったことを言ってくれなかったり、思わず、回答を言いたくなったりすることがありました。先に教えたこととはいえ、回答を言ってしまうと、「言われた感」が出てしまうので、子供のモチベーションに影響するかな?と、我慢我慢でした。
SISOは、父親を始めて約6年ってところですが、子供は6歳、つまりは自分も父親6歳です。いつでも精進精進!のココロでがんばります。
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