お父さんのためのフローリング床掃除とワックスがけのコツとか。
お盆で会社が休みなので、家のフローリング床にワックスがけをしました。我が家では、1年に一回ワックスがけをしています。紹介します。ちょっとしたことに気を付ければ、ラクチン!とはまでならずとも、楽しくきれいに仕上げることができます。
いつも使っているワックス
ここ数年はリンレイの「ハイプロテクトワックス」というのを使っています(たぶん、それより前は無かったです。その前は6ヶ月耐久のものを使ってました)。このワックスは、1年持つということになっていますので、1年に1度ワックスがけをするのにはちょうどいいです。
以前、6ヶ月のものもつかっていましたが、それと比べると、確かに持ちがいいです。あとは、前掃除用に「オール床クリーナー」、ワックス塗り用に「ワックスかんたんワイパー」を使っています。我が家は4人家族なのですが、1Lのワックスでちょっと余るぐらいです。
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ワックスがけ前の掃除
ワックスがけ前には、まずは床を綺麗にする必要があります。以下のような順番で行います。
- 掃除機などでホコリを取る。
- 洗剤液で雑巾がけをする。
- 水拭きをして洗浄液を拭き取る(推奨2回)。
- 乾かす。
我が家的コツとしては、バケツを2つ用意することです(写真では1つは洗面器ですが)。1つは洗剤を溶いたもの、もう1つはただの水です。
理由は、洗浄液で雑巾がけをするときに、雑巾が汚れてくるのでゆすぐわけですが、このとき、洗浄液でゆすがずに水でゆすぐようにします。こうすることで、洗浄液が汚れるのを防ぎます。洗浄液のバケツの方は、あくまでも、「洗浄液を雑巾に染み込ませる」ために使います。そうすると、洗浄液を少なめにすることができ、環境にもやさしいです(のかな?)。
洗浄液は、オール床クリーナーを薄めて作りますが、ワックス前掃除の場合は15~20倍程度に薄めます。写真のバケツで、約3Lの水が入っていますので、だいたい、オール床クリーナーの1/3程度使います。
準備ができたら先の手順に従ってガンガン拭いていきます。拭き方ですが、お寺の廊下拭きみたいにやるのではなく、1m四方ずつぐらいに分けて拭いていきます。この方が、細かな汚れを見つけやすく、自然と丁寧な掃除をすることができます。
実はワックスがけの中で、前掃除はもっともハードな作業で、夏にやると汗ボタボタになります。でも、ここさえ超えてしまえば後は楽ちんです。あ、写真では手袋をしていませんが、ちゃんと手袋をして雑巾がけしましょう(いつも忘れてしまう…)。
おっと、こびりついた汚れを発見。フローリング床をよく見ていると、こういう汚れが時々あります。どうしてなのかな?何か油とかがついて成長したのかな?こういうのを残してワックスがけしてしまうと、汚れがワックスに保護されて悔しいので、きちんときれいにします。
洗浄液をちょっとたらして雑巾でやさしくこすり続けると、案外、簡単に取れます。洗浄液がだんだん染み込んでいくので、それを待ってるとだんだん拭き取れてくるような感じです。急いでゴシゴシこすらなくても綺麗なることが多いです。
先も書きましたが、ちゃんと手袋した方がいいです。おっと、続いてボールペンで書いた落書き発見。
きっとSISO-Jr.2かな。これは頑張ってみたんですが消えませんでした。たぶん、脱脂材とかで拭けば消えると思いますが、まあ、
思い出
ということにしておきます(父ちゃん、一生懸命ローン払ってるんだよー。ぐすん。)。
水拭き後、部屋を一旦乾燥させますので、その間に別の部屋の掃除をすると効率がよいです。
拭いていく(ワックスがけ)順番
雑巾がけもワックスがけも同じですが、順番が大事です。上の絵は、さっきの写真の部屋の間取り図です。右下がドアになっており、ドアは内側に開きます。①、②とやっていきますが、②の時、少しスペースを多めに残します。③は、ドアを開けたときに隠れる部分ですので、ドアを閉めて先にここをやります。
最後にドアを開けるのですが、このとき、②を少し残りスペースを多めにしておくことで、ドアと身体が干渉しません(なんか、しょうもないことを一生懸命書いているような…)。そして身体を外に出していきながら④部分をやります。
ワックスがけ
床掃除が終わったら、ワックスがけをします。ワックスかんたんワイパーは組み立て式で、取っ手の部分がタンクになっており、ここにワックスを入れておいてタンクを押しつぶすと、ワックスがスポンジからにじみ出るような構造になっているようです。
取っ手タンクにワックス液を入れてフレームに装着、あとはスポンジをはめ込めば完成です。
※2016.05.05追記:実はスポンジの取り付け方が逆でした。ご注意ください。すいません…。
タンク部分をぎゅーっと握ってみます。うにゅ~。
実はこのワックス液染み出し機構、うまく使えた試しがありません。本当にちゃんと使えるのかな?でも、使いやすい(握りやすい)ので、それでも使っています。やっぱり、雑巾よりスポンジの方が塗りやすく、スポンジでも取っ手があるほうがぬりやすいです。
※2016.05.05追記:繰り返しますが、実はスポンジの取り付け方が逆でした。ご注意ください。すいません…。
そんなわけで、いつもスポンジに直接ワックス液をたらして使っています。
後はひたすら塗って行きます。うまくワックスを塗るには、
力はいれず、
塗り広げるように
塗っていくのがコツだと思います。多少ムラがあったり、スポンジの動いた軌跡に沿って線が出たりしますが、気にしなくていいです。後で綺麗になります。
ただ、見落としてはいけないのが、泡です。
これを見落として、そのままワックスが硬化してしまうとリング状の立体的な模様ができてしまい、せっかくの気分が台無しになってしまいます。こういう泡ができてしまったら、すかさずスポンジで拭き取ってしまいましょう。
そんなこんなで、先ほど図示したような順番で、塗ったワックスを踏まないようにワックスを塗り広げていきます。下右の写真が、ちょうどドアまで来たところです。
手袋せずにワックスがけしていたら、手でワックスが硬化してパリパリになりました。
ほお、頼りなさそうに見えるワックス液だが、
ちゃんと硬化するのだな、なるほど。
と感心している場合ではありません。ちゃんと手袋はしましょうね←来年の自分。後は換気のよい状態で30分放置しておくだけです。
ちなみに、さっき書いた塗りムラの話ですが、ちょうどいい写真が取れました。左の写真では、「やや右下がりのスジ」が入っているのがわかりますでしょうか?これは、スポンジでなでた跡です。これが30分して硬化すると、たぶん、液体時の表面張力かなんかだと思うのですが、右のようになります。
というわけで、完了~!気持ちいい!
その他
- スポンジの洗浄
ワックスがけに使ったスポンジは、水で洗ってます。大丈夫なのかな?と思いつつ、それなりに綺麗になりますので、洗ったあとはしっかり乾かしましょう。
- ワックスの量
家族4人が住んでいるような家だと、フローリング床の量にもよるけど、1Lぐらいのがちょうどいいと思い余す。我が家は、一間だけ畳で、リビングが一部四畳半だけ畳、あとはフローリングです。これで1Lがちょっと余ります。
- 所要時間
部屋の片付けも入れて、だいたい六畳間で1時間ぐらいです。奥様にお子さんと一緒に買い物にでも行ってもらい、その間に2部屋ずつぐらいやっていきましょう。2部屋同時にやれば1時間半ぐらいでできます。
- 夏のワックスがけについて
ワックスがけの時は換気が必要なので窓全開ですが、最初の掃除をするときは締め切ってエアコンつけても大丈夫です。汗だくになるのは掃除の時だけで、ワックスがけの時はあまり汗だくになりません。なので、暑ければ、最初の掃除の時はエアコンかけて部屋を冷やしながら掃除、ワックスがけの時は窓開放するのが良いかと思います。
その後のメンテナンス
せっかく丁寧に塗ったワックスですが、やはり、生活でよく使う場所は剥がれてきます。しかし、歩いているぐらいではそんなに剥がれません。一番剥がれるところは…
フローリング床に直接座って汗をかいたところ
です。もちろん、全体的には剥がれてきているはずなのですが、明らかにワックスが切れた!というところは、こういう場所なのです。意外とスポットなのですね。そんなわけで、そういうところは、時々「ワックスがけ前の掃除」をして、スプレータイプを使ってます。この方が、ワックスの継ぎ目(とでも言えばわかりますか?)が目立ちません。
フローリング床について
フローリング床は、表面が樹脂コーティングされており、だんだんこれが剥がれてきてしまいます。コーティングが剥がれてしまうと、ガサついた手触りになったり、汚れが落ちなくなったりして、最後は、張替えということになりかねません。
そんなわけで、定期的にワックスをかけて表面を保護し、いつまでも気持ちよく住めるといいなと思いながら、毎年、せっせとワックスがけしています。
水拭きについて
水拭きについて、便利グッズを紹介するの忘れたので追記します(2012.08.15)。水吹きを2回すると思うと気が重くなりますが、それを楽しい気分にさせてくれる…と言いますか、楽に行う道具があります。ちょっと使い込んでいますので、色が少々変わっていますが、これです。
巨大な洗濯バサミのついたモップのようなものです。簡単に説明すると、先っちょに雑巾をはさんで、モップにしてしまうというものです。
これがあれば、屈んで雑巾拭きをする必要がなく、とても楽に掃除をすることができます。雑巾の取り付け・取り外しは簡単です。
まず、雑巾(普通のタオルを使ってます。だいたい3つ折ぐらいがちょうどいいです)を広げておき、本体部分を真ん中に載せます。
そして、前側の口をパカっと開いて、雑巾をくわえさせます。
後ろ側にも、固定する部品がついているので(こちらは押さえるだけの目的で、スプリングで噛むようなものではありません。このあたり、よくわかってる!という感じです)、これを押し下げて、あとはサーっと拭くだけです。屈まなくていいので、とても楽ちんです。
後ろが簡単なストッパになっている理由ですが、ここを開放してくるっと回すだけで、雑巾をひっくり返すことができるのです(前側の口を開かずに)。さりげなく、すごいアイデア!に脱帽ものです。
あ、注意点とか、別エントリにもちょっと書いたので、参考にして下さい。
拝見させて頂き、オススメの洗剤や、ワックス、ワイパーを購入し、初めてワックスを掛けました。ありがとうございました。こちらの方の様には上手くいかなかったですが、また、頑張ってみます。
1つ気になったのですが、ワイパーのスポンジは逆に思えます。一度確認してみて下さい。余計なお世話ですみません。