iPhone/iPod touch – 超格安自作非破壊自炊用ブックスキャナ開発・妄想中。
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
紙媒体の本を自宅で手軽に電子書籍化できないかな?という妄想をしています。AU版白ロムiPhone4Sを所有しているのですが、カメラ性能がなかなかのものでして、これにカメラアプリを組み合わせたら、非破壊自炊スキャナ(ブックスキャナ)を実現できんかなと、アイデア練っています。気温の上昇ともにアイデアも温まってきたのか、だんだん実体化の予感がしてきました。
■非破壊自炊とは自分で紙の書籍を電子化すること
ここで言う「自炊」とは、「紙媒体の書籍を自分で電子書籍化すること」ということです。
よくある方法としては、以下の方法があります。
- 大きな裁断機で書籍をバラバラに裁断。
- 連続読み取りできるスキャナにかけて電子データ化
- パソコンなどでコントラスト調整などを行って電子書籍化
これは、書籍をスキャナに通すために分解するので、いわゆる「破壊」タイプの自炊になります。
割り切ればそういうもん、という気もしますが、なんだか本がかわいそうな気がします。せっかくの愛書、ザクザクやるのはちょっと…電子化して持ち運びたいだけです。
そこで「非破壊」、つまり、本を裁断せずにスキャンするのが「非破壊自炊」です。
実際にそういう機械は存在し、Google等では、自動ページめくり機構付きの大掛かりなブックスキャナを使っているそうです。他にもいくつか商品化されているものがあり、それらを眺めながら、簡単にできそうなものを妄想中です。
■800万画素あればブックスキャナとしていけそう
2011年後半の話になりますが、iPhone4Sが発売されました。ちょうどその時、iPod touch 3rdからiPod touch 4thに買い換えようと思っていたのですが、あれこれ考えた結果、白ロムiPhone4Sを購入しました。心変わりした理由の1つに、iPhone4Sのカメラ性能があります。当時、もし、iPod touch 5thが発売されていたら、こっちを買っていた可能性が高いですが、当時、とても魅力的な性能でした。
以前にも、説明書を撮影したり、折りたたみ式のすきゃん箱(パロディですが)を作ってみたことがありますが、撮影結果は実用に耐えるものです。
2012.6.6 iPhone – 折りたためるスキャン箱(スキャナ)を210円で自作~プロモ編(SCANBOXのパロディです)
2012.6.16 iPhone – 折りたためるスキャン箱(スキャナ)を210円で自作~作り方編(SCANBOXのパロディです)
このスキャン箱は一枚物を手軽&綺麗にスキャンするための物なので、ブックスキャナとしては使えませんが、iPhoneのカメラを、スキャナとして使ったとしても、そこそこ実用に耐える、ということがわかりました。
■iPhone、iPod touchのカメラスペック
ざくっとスペックで言えば、iOSデバイスのカメラ解像度は以下のとおりです。
- iPhone4S … 800万画素
- iPhone5 … 800万画素
- iPod touch 5th … 500万画素
- iPhone4 … 500万画素
iPhone4とiPod touchは500万画素ということで、若干能力は落ちます。しかしながら、A4サイズ程度であれば十分な能力を持っています。スキャン箱を製作したときに、iPhone4ユーザの方に使ってもらい、同じ物を撮影したデータがあります。撮影環境(周りの光源配置)がちょっと異なるため、色合いが変わってしまっていますが、解像度の参考データにはなるかと思います。
iPhone4/iPhone4S
上記の写真は、iPhone4で撮影した2592×1936の写真を90度回転させ、240×320に縮小したものです。右の写真は、同様の環境にてiPhone4Sで撮影した3264×2448の写真を90度回転させ、同じく240×320に縮小したものです。撮影対象はA4サイズで、iPhone4Sの方がわずかに撮影範囲が狭い感じがします。
拡大してみると(正確には、縮小せずに240×320で切り抜いた状態)、iPhone4でもかなりしっかり撮影できていることがわかります。従って、同じ解像度を持つiPod touch 5thでも結果を期待できそうです。右と左で文字の大きさが異なるのは、解像度が違うためです。iPhone4でもA4なら楽勝、iPhone4S、iPhone5ならB4でもいけそうですね!頼もしいカメラです。
iPhone4/iPhone4S
また、スマートフォンのカメラは、普通のデジカメと違ってアプリによっていろいいろな動きができます。標準機能ではできないこともアプリをインストールすることで実現可能です。プログラム可能なデジカメと言ってもいいかと思います。AF、AEをロックしたまま、ひたすらインターバル撮影をするなんてのも可能双です。
iPhone4Sが発売された頃だったと思いますが、iPhoneで非破壊自炊(本を裁断せずにスキャンして電子書籍化する)をするという話題がありました。確か、動画で取り込むので、解像度が200万画素程度だったと思います。それでもかなり読めるものだったと記憶しています。
その点から考えても、静止画像で撮影するのであれば、iPhone4/4S、iPhone5、iPod touch 5thのカメラは必要十分な性能であると言えます。
■今日の一言二言三言
- iPhone4/4S、iPhone5、iPod touch 5thのカメラは、A4サイズ程度であれば、ブックスキャナのカメラとしてほどほどな性能がある。
「十分な性能がある!」と断言した書き方にしたかったのですが、解像度的には十分な性能があっても、レンズの焦点距離が短いので、どうしてもゆがみができてしまいます(望遠レンズを使うと低減できるのですが)。それで「ほどほどな性能」と表現しました。
どんどん妄想が膨らみますが、なるべく、懐に易しくて、技術的難易度の低い、再現性の高いやり方で考えたいな、と思います。現実のほうは、わーっと進んでいるので、既に試作に手をつけていたりするのですが、せっかくなので、あれこれ妄想したプロセスも紹介がてら、ブログに書き残して行こうと思います。
AU版白ロムiPhone4Sを使っていまして、カメラ解像度は800万画素です。現在はiPhone5も白ロム品が流通していて、5万円~ぐらいな感じです。今回の目的であれば、iPod touch 5thでも500万画素のカメラとLEDフラッシュが装備されているので今回の用途でも十分な能力があります。以前、知人からiPhone4(500万画素)を借りてテストしたことがありますが、十分な解像度がありました。 ※「白ロム」と「SIMフリー]は意味が異なりますのでご注意ください。SISOのiPhone4Sは、AU白ロム品をSIM下駄を使ってSIMフリー化しています。 |
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