コンボクッカー25cm(ダッチオーブン)でパン・ド・カンパーニュ第2弾。チーズフォンデュにしてみたよ!
オーブンやホームベーカリーが無くてもコンボクッカーを使えば、パン・ド・カンパーニュを焼くことができます。今日は2回目、小麦粉300gで挑戦。焼きあがったパンはチーズフォンデュの器にしました。
コンボクッカーで焼くパン・ド・カンパーニュ
ダッチオーブンのキッチン向けみたいな形状の鍋で、「コンボクッカー」というものがあります。ダッチオーブンと同様、鋳鉄製で、フタがスキレット、下の方は鍋(ポッド)として使用できる、片手鍋形状の鍋です。形は片手鍋ですが、これを片手で持つにはかなりの力が必要です。
我が家にあるコンボクッカーは25cmサイズのもので、キャプテンスタッグの安いコンボクッカーです。でも、ちょくちょく使っているせいか、なかなかいい仕事をしてくれます。で、最近は、パン・ド・カンパーニュの研究をしています。
パン・ド・カンパーニュは、バターは使わず、準強力粉を使って作るとのことで、強力粉と薄力をを7:3で混ぜて代用しています。
前回は小麦粉総計250gで焼きましたが、今回はもうちょっと大きめの小麦粉300gで焼いてみることにしました。
パン・ド・カンパーニュの作り方
パン・ド・カンパーニュの材料
詳細な作り方は前記事を参照していただくとして、今回の材料はこんな感じです。「強力粉…210g(+大さじ1)」については、後で説明します。
- 強力粉…210g(+大さじ1)
- 薄力粉…90g
- ぬるま湯…200cc
- 砂糖…小さじ1
- ドライイースト…3g
- 塩…小さじ1(生地をこね始めてから少しずつ混ぜる)
前回通り、小麦粉をふるってくぼみを作り、ドライイーストと砂糖を入れてぬるま湯投入、ヘラでペタペタやっていきます。でも、なぜか生地のベタベタ感が抜けないので小麦粉を大さじ1追加しました。
しっかり計算してみると、水は190ccの方が良かったのかも。10ccでも状態がだいぶ変わってきますね…まあ、手で触ってベタベタしないギリギリのところというのが基準になりますので、小麦粉をちょっと足せばいいだけですけど。
というわけで一次発酵を1時間。パン生地が膨らんでくるのは楽しいですね~。
ガス抜きして丸めなおし、今度はコンボクッカーのフタの方にロストルと一緒にパン生地を乗せます。
そして二次発酵。コンボクッカーって便利だなぁ。
コンボクッカー25cmに小麦粉300gだとギリギリかな?と思いましたが、まだ少し余裕があります。
クープを入れるにはよく切れるナイフが必要だね
続いてクープを入れます。前回、包丁でやってみたらうまく切れなかったので、今度は100均で購入したクッキングカッターで挑戦。
うーんイマイチです。そもそも、刃の形が適切じゃないような。クッキングカッターくん、過度の期待をしてしまってごめんなさい。
それでは約20年前に購入して今も愛用中のCOLD STEELのフォールディングナイフ。山ランチの時はいつもこのナイフを使っていますが、これ、すごい切れます。今でも売っているのかな?
さ、さすがだ…クープナイフほどじゃないにしても、汎用的な強度と厚みのあるナイフでこれだけ切れるのはすごいです。
台所だけどコンボクッカーでワイルドに焼いていくよ
火加減については、なるべくコンロ1つで焼ける調理方法を見つけたかったので、ポッドだけチンチンにして、フタの方はそのまま弱火でスタートしてみることにしました。また、フタをプレヒートしないことで、パン生地をフタに乗せるのも安全で簡単になります。というわけでポッド側をプレヒートします。
フタの方は二次発酵で既にロストルとパン生地が乗っていますので、チンチンにしたポッドをフタにかぶせ(普通と上下逆に使っています)、ガスの火を中火にして5分、その後、弱火にして10分焼きます。
お、それっぽくなってきました。
再びポッドを加熱して被せます。約5分、弱火で焼きます。
さらにもう一度ポッドを加熱して被せます。5分+αで様子を見ながら、でも、あんまりポッドをカパカパ開けちゃうと、コンボクッカー内の温度が下がっちゃうのでチラチラっとのぞきます。
まあこんなもんかな?
なんとなく背が低くなったパン・ド・カンパーニュ
というわけで粗熱を取る=ちょっと冷まします。クープが素敵です。
でも、なんとなく焼き始めのイメージと比べると、だいぶ背が低くなったような気がします。
あこがれのパン・ド・カンパーニュでチーズフォンデュ
ま、背の高さとかは後で考えるとして、あこがれの、パン・ド・カンパーニュを器にしたチーズフォンデュを作ってみます。まずはパンの頭をザクザクっと切っちゃいます。
そしてナイフを使って底まで切っちゃわないよう気を付けながら上から切り込みを入れ、指でパン内部を引きはがすような感じで切り取ります。
こちらはひと口サイズにしてオーブントースターでカリっと焼きます。
というわけで今日の晩御飯です。
パン・ド・カンパーニュの頭をずらすと、中からチーズフォンデュ!チーズフォンデュはカップスープの素と牛乳、スライスチーズをレンジで温めて適当に作りました。結構、それらしくなります。
すごい売れ行き?で、食材をちょっと残したままあっという間にチーズが無くなっちゃいました。無くなったら最後のお楽しみ時間です。家族4人なので、パン・ド・カンパーニュを4つに切り分けます。
いやー、たまりませんなぁ。
本日の研究レポート
前回は、コンボクッカー全体をプレヒート、中火5分、弱火10分、ポッドだけ再度プレヒートして弱火15分としてみたところ、色合いはいい感じ、味も香ばしくてイメージ通り、でも底面が焼けすぎてクッキーみたいになりました。
今回は、底面を焼き過ぎずに全体に熱を回せないかな?と思って、ポッドをプレヒート、中火5分、弱火10分、ポッドだけ再度プレヒートして5分、さらにもう一度ポッドだけプレヒートして約10分としてみました。そうしたら、なんとなくパンの背が低くなり、パン内部もフランスパン系とは違ったしっとり感が残りました。
もしかしたら、焼き始めというのは一気に過熱することで、膨らんだ状態のパン生地の形状を固定するのに重要な役割があるのかもしれません。したがって、コンボクッカーのフタとポッド、両方ともしっかり温度を上げてから焼く方が手堅いのかも。
ただ、なるべくコンロは1つで済ませたいので、もう少し考えて、違うパターンの火力変化とか、時間の調整を考えてみようと思います。
焼き上がり感については、単にもうちょっと弱火で焼き続けてみれば良かったのかもしれません。
ま、なんにしろ、小麦粉300gでも焼けることはわかりました。だいたい、食パン一斤分ぐらいだと思います。もう小麦粉50g行けるかな?
今日の一言二言三言
カンパーニュ チーズと一緒に ほおばると
思わず笑みが こぼれ出てくる
いや~、なんというか、こういう料理って思わず微笑んじゃうと言いますか、たまらないですね!それにしてもCOLD STEELの切れ味はすごいなぁ。
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