災害時の非常食、アルファ米(熱湯で15分)白飯、3社、食べ比べ。アルファー食品、尾西食品、サタケ(五十音順)。
そういえばここ1年近く、非常食を備えていなかったので新たに買いそろえようと思っています。どうせ買うなら美味しい非常食がいいなぁ、ということで、ざっと調べて見つけた3社で比較してみることにしました。
やっぱり白飯が基本だよね!というわけで、白飯を三社分購入
さてさて、しばらく買いそろえていなかった非常食、今度はどこのメーカーにしようかなということで、ざっとインターネットで種類の多そうなメーカーを調べて同じ味のものを購入し、食べ比べてみることにしました。何しろ、家族4人で数日分購入するとなると結構な金額になりますので、慎重になります。
やはり比較は白飯
が基本かなと思って、アルファー食品株式会社、尾西食品株式会社、株式会社サタケの白飯を購入してみました。
写真、記事中では、アルファー食品株式会社、尾西食品株式会社、株式会社サタケの順に並べていますが、五十音順に並べているだけで、他に意図はありません。
アルファー食品株式会社 安心米
まずはアルファー食品株式会社の「安心米【白飯】」です。内容量は100g(できあがり約270g)、お湯で15分、水ならば60分、スプーン付きです。国産のうるち米を使用しており、白飯と言うだけあって、特定原材料等(アレルギー物質)27品目不使用となっています。
また長期保存可能で、5年以上(5年ちょっと)保存できるようです(購入時期、賞味期限より判断。実はこれらの商品購入もしばらく前で2月購入です)。
このあたりのスペックは、どの製品もほぼ同じなので、他2製品については、相違点だけ紹介していきます。
尾西食品株式会社 尾西の白飯
賞味期限が大きく印刷されているので、年に1回とか非常食のチェックをするのに便利です。すべての非常食が5年ならばいいのですが、結構、2~3年ぐらいの缶詰も入れていたりしますので、毎年チェックするときに便利ですよね。
そして、開封のための切り口形状ですが、尾西食品だけは単なる切り込みではなく、へこみ形状になっており、薄暗い非常時の中で開けるときに便利かと思います。
※写真的には賞味期限の方が目立っちゃいましたが、切り口にご注目を…。
株式会社サタケ マジックライス白飯
マジックライスの特長は、白飯かお粥か、お湯の量を調整することによって選ぶことができることです。
通常の御飯用注水ライン以外にお粥用のラインも付いています。もしかしたら、他の製品も、これぐらい熱湯を増やしてあげるとお粥になるのかもしれません。
どれもスプーン付き、でも、アルファ食品と尾西食品、スプーンが同じ模様
どの製品もスプーン付きで、調理前にスプーンと脱酸素剤を取り出してから、熱湯を注ぐようになっています。で、改めてスプーンを並べてみると、あら、アルファ食品と尾西食品、スプーンの形状がそっくりです。
重ねてみてもピッタリです。
スプーンまで自社製と言うことは無いと思いますので、もしかしたら同じスプーンメーカーから仕入れているのかもしれませんね。
肝心のアルファ米(写真はサタケ)ですが、このように乾燥した御飯となっています。確か、一度、炊いたご飯を水洗いして粘り気を取り、乾燥させて云々かんぬんという作り方が基本だったと思います。
三社、どれが一番おいしいかな?比較してみよう!
おいしい、まずい、というより、どれが一番いいかな?という比較なので、○×ではなく、順位評価してみたいと思います。比較は普段食べている普通に炊いたご飯にどれだけ近いか?という観点で順位付けしてみました。
ネットで調べてみると、お米のおいしさは一般的に、香り、外観(色ツヤ)、柔らかさ(硬さ)味、粘り、などで比較するようですので、それに合わせてみます。柔らかさ、及び粘りについては、「一番やわらかい」とかではなく「一番、ほどよく柔らかい」という意味になります。
まずは熱湯を注水線まで注ぐよ
スプーンと脱酸素剤は先ほど取り出しましたので、パッケージの底をしっかりと広げ(これ大事)、熱湯を注ぐ準備をします。今、気が付いたのですが、パッケージ内側の注水線、後ろ側(説明が書いてある面)からみると注水線が見えるように印刷されています。
それでは、順番に注水線まで注いでいきます。
かき混ぜたらチャックを閉じて15分待ちます。
どのパッケージも結構膨らんでいますね。
よく考えて見えると、
今から白飯ばっかり3食分食べる
ことになるわけですね、想定外でした。ご飯だけで1,122キロカロリーってすごいですね…。まあ、食べれない量ではありませんので大丈夫でしょうけど。丼にしっかり盛って2杯分ぐらいでしょうか。
各社白飯比較
まずは、アルファ食品です。添付のスプーンだと色合い的にご飯の状態がわかりづらいので、木製の大きなスプーンを使っています。ご飯一粒一粒の形はしっかりしていますが、ちょっとべったりした仕上がりになってしまいました。
続いて尾西食品です。普通の御飯より艶がな感じがしないでもないですが、形はしっかりしています。
最後にサタケです。何となくですが、他2社と比較して、半分サイズのお米が多いような気がします。もしかしたらお粥にした場合のことを意識しているのかもしれません。
これを順番に比較しながら食べて行った結果は以下の通りです(あくまでSiSO私見ですが)。
アルファ食品 | 尾西食品 | サタケ食品 | |
---|---|---|---|
香り | 2 | 1 | 3 |
外観 | 2 | 1 | 3 |
柔らかさ | 3 | 2 | 1 |
粘り | 3 | 1 | 2 |
味 | 2 | 1 | 3 |
参考値 | |||
内容量 | 100g | 100g | 100g |
熱量(カロリー) | 368kcal | 366kcal | 388kcal |
たんぱく質 | 6.2g | 6.3g | 6.0g |
脂質 | 1.0.g | 1.1g | 1.0g |
炭水化物 | 83.5g | 82.7g | 84.8g |
食塩相当量 | 0g | 0.01g | 0.0g |
アルファ食品は、なぜかベタベタな御飯になってしまいました。注水線は超えていないのですが、他2製品と比較すると、もっちりふっくらにはなりませんでした。そんなにお湯の量を間違えてないはずですし、パッケージの広げ具合も合わせたつもりなので、同じ条件と思うのですが…。味、香り共に若干、尾西食品より落ちるかな、と思うところがありますが、サタケよりおいしいと感じました。
尾西食品は、全体的にいい感じです。味も普通の御飯と変わらないですし香りも良く、また、ふっくらモチモチ感もしっかりあります。一番、普通の御飯に近い感じがしました。ただ、御飯の固さについていは、サタケの方がいいかな、と感じました。
サタケはお米の大きさに大小差が多い感じがします。また、なぜか味、香り共に粉っぽさ(と表現すべきか悩ましいですが)を感じます。味が何かわずかに小麦粉っぽさを感じるというか、普通の御飯と違う感じがします。その代りと言っては何ですが、食べた時の硬さは一番ちょうどいいように思います。
ふう、お腹に余裕はありませんが、完食しました。
非常時のことを考えると、お皿なども不要で、このパッケージ1つで完結、ゴミも小さくなるというのはポイント高いですね。
これから買おうと思う非常食も尾西食品で決まり
ということで、我が家としては、また尾西食品で非常食は揃えていこうかな、と思っています。また、ご飯ものや乾燥したスナック類だけだと飽きてしまいますので、「えいようかん」(何度聞いても素敵なネーミング)といった、しっとりとした、甘いものもそろえていこうかと思っています。
「えいようかん」は、賞味期限切れ間近に家族で食べた時も好評でした。いくつか非常食に入れておくと良いかと思います。
尾西食品 アルファ米12種類全部セット(非常食 5年保存 各味1食×12種類) – amazon.co.jp 尾西食品のラインナップ12種類が一度に楽しめる?商品です。一般的に、災害発生後3日分ぐらいは、と言われており、ライフラインだけが切れて家に居ることができることが前提とすれば、水も確保しておきたいところです。あと、お湯が欲しいのでカセットガスコンロとカセットガス、懐中電灯ってところでしょうか。 |
今日の一言二言三言
たまにはね 白飯がっつり 食べるのも
悪くないなと 思ったりして
今では一度にこれぐらいの量を食べるのが限界ですが、高校生の頃は1食で白飯4合+おかずを食べることができました。あの時に、大食いチャレンジ無料!みたいなメニューがあったらよかったのにな~と思います。高校生の頃はまだそういうの、なかったんですよね。残念。
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