ハゼ用ちょい投げミャク釣り仕掛けの自作。100均グッズで試作3号。針金二重ループはハリスゆるみの元?
ちょい投げでミャク釣りっぽい動きができないかな?なんて100均グッズで試作&試験をしています。3号はウキ付きで水中で自立、ミャクの動きを巧妙に伝えるコンセプトで作ってみました。2号は妄想しすぎて違う物に…というわけで、実際に釣りでテストした仕掛けは3号になりました。
ちょい投げでミャク釣りをするハゼ仕掛けを100均グッズで試作
ハゼ釣りって簡単、と言いつつ、なかなか「釣れる時に釣れる場所を選んで」ってのは簡単には行きませんよね。近所のハゼ釣りスポットに行っても、我が家を含めて皆さん、それほど釣れているようには見えず、きっと、「釣れる時」の判断がまだまだ弱いのだと思います。
そんなわけで、ネットで時間帯や潮などの情報を研究しつつ、釣りの方法についてもあれこれ妄想しています。例えば、ボチボチ釣れるような状況でも広範囲に当たっていけば釣れるんじゃないの?などです。
さらに、ちょい投げしながらミャク釣りっぽい動きをしたら、1キャストあたりにハゼがエサを見つけてくれるチャンスを増やせるのではないかな?なんて甘く考えているわけで、ハゼ用ちょい投げミャク釣り仕掛けを妄想&具現化中です。
まだまだ「とりあえず正解っぽい」ところまで、まったくたどり着いていませんが、失敗もまた何かの参考になるかもしれませんので、楽しく書き綴っていきたいと思います。
試作1号や針金工作のコツについては前回記事を見て頂ければ、と思います。
半遊動オモリ搭載!ハゼ用ちょい投げミャク釣り仕掛け試作2号。試作倒れ。
特に釣れない原因はよくわかっていないのですが、仕掛けを自作するというのはなんだかおもしろいですよね!あれこれ状況を想像しながら、こんな時、こうなったらいいよね、なんて思いつつ、想像の域を超えて妄想の領域に入ることができます。
そんな中、「ミャク釣りって考えたら、オモリ1.5号でも重いよね、感度アップするためにいいアイデア無いかな?」なんと思い始め…。
半遊動オモリ
って、なんだかかっこいい!と思って、あまり深く考えずに勢いで作ってしまった結果…。
何のことはない、単にブラブラする針金にオモリがぶら下がっているだけの、天秤の役目すらしていない仕掛けになってしまいました。
全然、試す要素がないので、これはボツにすることにしました。試作2号、あっけなく試作号数をカウントアップです。
ウキ搭載、水中で自立!ハゼ用ちょい投げミャク釣り仕掛け試作3号
試作1号と2号では、仕掛けを引っ張ると斜め上から引っ張ることと、水中翼効果から、ピョンっと水中でエサと一緒に跳ね、上からエサが落ちてきてハゼにアピール!というのを考えていました。
しかし、もっとエサを上から落とす回数を増やそうと思うと、もうちょっとジワっとした動きからエサの上下動を作る必要があります(妄想です)。そこで、仕掛けを水中で立てたらもっと良いのではないか?と思い、ウキを付けてみることにしました。
基本的な構造は最初に作った物と変わりませんが、オモリはビスとナットにしてみました。なんか、これはSiSO-LABっぽいですね!これなら重さを自由に調整することができます。これでオモリ1.5号相当です。
ウキの材料はダイソーで昔購入した発泡スチロールのボードです。
本来ならここで浮力計算をするべきでしょうが、よくわからないので、これを適当に切って仕掛けに取り付けてみます。
どれくらいの浮力があるのか、SiSO-LAB特製実験水槽で実験してみます。浮き過ぎのようです。
小さい方が目立たないのでハゼがかかりやすいのでは?ということで、切っては沈下実験を繰り返し、これぐらいの大きさになり
水中での姿勢制御もいい感じです。
というわけで、再び、ハゼ釣りポイントにやってきました。
ハゼ用ちょい投げミャク釣り仕掛け試作3号をセットします。今回はスナップ付きサルカンを付けたので、簡単に取付けです。
それではポチョンと仕掛けを投げ込みます。おお、きた!ブブブってきましたよ!と思って引き揚げたら…。
あらら、ハリスが抜けてしまいました。
うーむ、ハゼちゃん、ごめんなさい、針を口元に残してしまったかもしれません。
ここはサルカン結びで結んだのですが、手堅くチチワ結びにしておいた方良かったかも。結ぶことに慣れていないせいもあるかと思いますが、よくよく考えると、二重ループの針金に結びつけると針金がたわんでノットが緩みやすいような気がします。
ちょこっと改良、ハゼ用ちょい投げミャク釣り仕掛け試作3.1号
そんなわけで、ハリス取付け側の針金ループをダブルループからシングルループにしてみます。
これぐらい短い針金をカットする場合、すごい勢いで切れ端が飛んで行ったりしますので、ビニール袋などで覆ってから作業をするようにしています。
こんな感じで仕上げてみました。なるべくハリスが触る部分には傷を付けないよう、気を使っているのですが、なかなか難しいです。
ついでにオモリも重くしてみました。水槽実験をした結果、先のウキの大きさだと直立しなくなってしまったため、ウキのサイズも大きくしてみました。また、オモリが長くなってしまい、ハゼを怖がらせてもいけないので、反対向きにしてみました。なんだか宇宙船みたいですね。これでちょっと試してみます。
さて、試作3.1号はどうでしょう?周りに人はほとんどいません。どうも来る時来るとき、皆さん釣れていないとか人がいないとか…。そもそも、SiSOが釣りに来る時間帯が悪いんでしょうかね~。なかなか名人の言われる「釣れる時」がわかりません。
お、予想に反してすぐに釣れました。でも、このハゼは小さかったのでリリースしました。
続いて…これはすごい!と思ったら根掛かりしました。どうもオモリの向きが良くないようです。カキが釣れました。よく切れなかったな…。この時は、正面に引っ張らず、一旦、ラインを送り出しながら横に10mぐらい移動し、違う方向から引っ張ってみることで助かりました。
そして、今度はいい感じのマハゼちゃんが来ました。
この後、釣り場所を変えてさらにいい感じのマハゼちゃんが3匹釣れました。仕掛けの構想としてはそんなに外れていないようです。そこで釣っていたおじいさんに聞いたら「昨日は100匹ぐらい釣れたんだけど、今日は全然だね~」とのこと、やっぱり、「釣れる場所、釣れる時」を見極めるのは難しいですね。
それにしても、仕掛けがこれぐらいの重さになると、アタリがわかりにくくなってきます。そんなわけで、オモリは1.5号相当ぐらいに戻そうと思います。
バランスってなかなか難しい物ですね、遠くに飛ばしたいためにオモリを重くすると、今度は感度が下がってしまうと…。
この後、天候のこともあって変えることにしましたが、キャストしているうちに新しいアイデアを思いつきました。
今回、ハリスを縛るループを一重にしてほどけにくくしたのですが、一重、二重関係なく、どうしてもハリスが下に垂れてしまいます。ハリス~ラインがなるべく水平方向にヒラヒラした方が、ハゼへのアピール度が高そうなので、今度はここを改良してみようと思います。
今日の一言二言三言
針金の ループが二重に なってると
結びも緩み やすくなるかも
よくよく考えてみたのですが、恐らく、針金のループが二重になっていると、投げたり引っ張ったりしている時に変形し、それが結び目に緩めたり締めたりする力を与えてしまい、緩んだ結果、結び目がほどけてしまうのではないかと考えられます。
また、仕掛け全体に重さが出てくると、アタリがわかりにくくなるんですね~、後でよく考えればそりゃそうですけど…。そんなことを考えながらキャストしていて思いついた妄想は、重さのある全遊動ウキを作って取り付け、投げるときはオモリとして作用、着水するとウキとして仕掛けとは分離(ラインでつながってはいますけど)するってやつですが…。
まあ、そこまでして無理に飛ばさなくてもいいかな?ということで、オモリは1.5号程度、仕掛けをプカプカっと水中で立てる仕組みは良さげなので、これで試作改良を続けてみたいと思います。