コンボクッカー25cmでパン・ド・カンパーニュに挑戦。お試しで小麦粉250g。作り方とか。
パン・ド・カンパーニュを使った料理を作りたいのですが、近所のスーパーではちょうどいいサイズのものが売っていなかったので、試しに自分で焼いてみることにしました。
ホームペーカリー無いしオーブンなんとなく敷高いし
「パン・ド・カンパーニュ」という、あんパンを大きくしたような丸いフランスパンがあります。あのパンを料理の一品に使いたかったのですが、近所のスーパーではスライスしたものは売っているものの、そのままドッカリまるっと1つというものが売っていません。
そんわけで、試しに焼いてみることにしました。とりあえず焼きあがった写真から。パン・ド・カンパーニュというのはこんなパンです。
「カンパーニュ」というのは「田舎風」という意味だそうで、ちょっと無骨で素朴そうなところが超好みです。
パンを焼くための調理器具と言えばホームベーカリー!ですが、残念なことに我が家にはありません。でも、大丈夫。万能調理器具、コンボクッカーがあります。
これさえあれば何とかなるでしょう。実際、以前、食パン風パンなら焼いたことがあります。
ダッチオーブンコンボクッカーでパンを焼くぜ!その2~キッチン調理で手作りパンの決定版レシピ!見た目はキュートで食パン風味。
この時、小麦粉300gでコンボクッカーいっぱいいっぱいのパンが焼けたので、ちょっと控えめに、まずは小麦粉250gでパン・ド・カンパーニュを焼いてみることにしました。
準強力粉の代わりに強力粉7:薄力粉3で
パン・ド・カンパーニュを作るときは、準強力粉という小麦粉を使うそうですが、これまた近所のスーパーに売っていなかったので、強力粉と薄力粉を混ぜて代用します。
全粒粉ならもっと本格的らしいですが、手持ちがないので薄力粉で行きます。比率は7:3になります。
パン・ド・カンパーニュはとてもシンプルで無骨?なパンで、牛乳やスキムミルク、ショートニングは使わず、素朴であっさりした味に仕上げます。材料はこんな感じにしてみました。
- 強力粉175g、薄力粉75g
- ぬるま湯160ml
- 塩・小1
- 砂糖・小1
- ドライイースト・3g。
ドライイーストは1包3gだったのでそのまま使います。ドライイーストは100均ショップのセリアで3g包が3つ入ったものが売っていたのでそれを使います。たくさん使う人には割高ですが、時々しか使わないのであれば、使い切れる量なので別の意味で経済的です。
小麦粉がまとまるまではヘラを使うと便利
小麦粉はふるってボールにいれ真ん中にくぼみを作り、そこにドライイーストと砂糖を入れます。
砂糖はドライイーストのエサです。ドライイーストが水分と糖分を補給して元気いっぱいになるよう、くぼみにぬるま湯をジョボジョボッと注ぎ込んでいきます。
この段階からいきなり出てこねると、かなりの量の小麦粉が手の方に付いてしまって大変です。お勧めはヘラを使う方法で、パサパサっとするまではヘラで混ぜると楽ちんです(力は要りますけど)。
これぐらいまとまってきたら手でこねます。「引っ張って畳む」を繰り返すと良いかと思います。
生地がいつまでも手にべったりつくようでしたら、小麦粉を小さじ1追加してこねてみてください。それでもまだベタ付くようならさらに追加という感じで、ちょっとずつ調整してみてください。
おっと、ここで塩を忘れずに…全体に塩が回るよう数回に分けて練りこんでいきます。
コンボクッカーを使ってちょっと保温。発酵もスムーズ
パン生地を丸めてしわを下方向に集めるように伸ばしながらまとめていきます。
下側のシワは、発酵した時にガスが抜けてしまわないようにきれいに生地どうしをくっつけておきます。
それではお楽しみの一次発酵です。パン生地が膨らむのってワクワクしますよね!コンボクッカーのポッドの方をほんの少しだけ温めて(手で触れるぐらい)おきます。
ステンレスボールにラップをしてそのままボン!と入れてしまいます。
というわけで1時間経過。倍以上に膨らんでいますね~。
もう一度パン生地をまとめなおします。ボールに生地が結構くっついています。これ、何とかならないのかな?打ち粉とかボールいオイルを塗っておいたらいいのかな?
ここでもヘラが活躍してくれます。ヘラでくっついているところを突っついていくと、割と簡単に剥がれてくれます。
で、一次発酵前の整形と同じく、ガスを抜きながら優しく優しくパン生地表面を下に集めるように丸くしていき、底の生地はしっかり閉じます。
ベンチタイムです。パン生地を触っているうちにちょっと乾いてきた感じがしたので、濡れ布巾をかけてみました。
コンボクッカーをひっくり返して使うとパン焼きにいい感じ?
ベンチタイムは15分ほどです。その間にロストルの準備をします。今回は、パンの底が焦げすぎないように、ロストルを使います。
網目が大きいのでパン生地が変形して落ちちゃいそう、ということで、アルミホイルを被せてみました。もうパン生地を丸めることは無いので、オリーブオイルを塗ってあります。
ここへパン生地を乗せて二次発酵をします。いつもならポッドの方にパン生地を入れるんですが、コンボクッカーの場合、ひっくり返して使うこともできるので、フタ(スキレット側)にロストルとパン生地を乗せます。
で、先ほどと同様、コンボクッカーをちょっとだけ火で温めて二次発酵します。うん、コンボクッカーはひっくり返して使った方がパンの形にも合っていてよさげです。
気温が高いせいか、30分ほどでこの大きさまで発酵しました。今回は小麦粉250gですが、300gぐらいは行けそうです。
クープって、包丁ぐらいじゃうまく切れないね~
それでは焼きに入ります、ということで、パン生地はロストルごとコンボクッカーから降ろし、コンボクッカーをプレヒートします。
クープ(パンの上の切り込み模様)を入れてみます。包丁しかない…。
うーん、ダメだ、パン生地がしっとり柔らかいのでちょっと無理っぽいです。包丁をしっかり研いでからじゃないとダメかなぁ。
フタの方もチンチンなので、火傷に気を付けながらパン生地とロストルをコンボクッカーのフタに乗せます。
そしてチンチンになったポッドをかぶせます。最初の5分はコンボクッカー内の温度を上げるために中火で5分、続いて弱火で10分ほど。
まだ白いですが、全体的に火が通ってきており、触るとパンっぽい感触があります。
再びポッドの方をカンカンに熱します。
火傷に気を付けながらカポっと被せます。そのまま弱火継続です。
なんとなく茶色に色づいてきました。これは下からの熱なのかな、それともポッドの熱からなのかな。
というわけでパン・ド・カンパーニュ、無事焼きあがりました。
下の方がクッキーみたいなパン・ド・カンパーニュ
焼きあがったパン・ド・カンパーニュをスライスしてみました。下の方はちょっとクッキーみたいになっていましたが、全体的にはいい感じです。
というわけで、家族でサンドイッチ作りながらの食事です。パンを主体にするなら、2人分ぐらいの量ですね、この後、スパゲティを作って追加で食べました。
25cmコンボクッカー(10インチぐらい)なら小麦粉300gでパン焼けそう
コンボクッカーでここまでうまく焼けるとは思わなかったので、現在、超テンション高いです。また、コンボクッカーをひっくり返して使うのは、パンを焼くにはいい感じです。我ながらなかなか良い発見でした。
小麦粉250gで25cmコンボクッカーだと少し余裕があるので300gでも行そう、ということで、次回は300gでパンを焼いてみようと思っています。
また、ロストルで持ち上げているにも関わらず、今回は下側がクッキーみたいにサクサクになっちゃいました。問題はどの時点で焼けすぎじゃったか?というところなのですが、うーん、どうなんだろう?次回はスタートから弱火で焼いてみて、比較してみようと思います。
「もうちょっとうまく焼こう」と思うと、まだまだいろいろと考えるところは多そうですが、まずは美味しく焼けて良かったです。何度かチャレンジして、我が家の定番レシピを作ろうと思います。
キャプテンスタッグ バーベキュー用 鍋 ダッチオーブン コンボクッカー25cm M-5534M-5534 – amazon.co.jp 最近はニトスキの方が出番が多いです。小ぶりで軽いので取り回しがラクチンなので…。でも、改めてコンボクッカーを使ってみると、やっぱり大きさがあるってのはいいですね~、と、真逆の言葉がついついでちゃいます。 |
今日の一言二言三言
くりぬいた パンを器に チーズフォンデュ
早く家族で 食べてみたいな
パン・ド・カンパーニュを焼いてみよう!と思ったきっかけは、パンの中をくりぬいてチーズフォンデュにしてみたいな、とか、やっぱり中をくりぬいて具を詰め込んでサンドイッチにしてみたいな、と、くりぬき系パン料理をしてみたくなったからです。
コンボクッカーでもいい感じに焼けることが分かったので、レシピを調整しつつ、次回はチーズフォンデュにしてみようと思います。
ここへパン生地を乗せて二次発酵をします。いつもならポッドの方にパン生地を入れるんですが、コンボクッカーの場合、ひっくり返して使うこともできる
になっていました。
これで正しいのならいいのですが、意味が分からないのでコメしておきます。