iPhone/iPod touch – 会議等を録音するのに適した無料アプリはどれがいいかな?(ボイスメモ、PCM録音 Lite、Pocket WavePad)

公開日:  最終更新日:2014/06/05

すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。

ℹ️本記事にはPRが含まれています。


iPhone4Sに録音アプリを入れて、会議やバンド練習を録音していますが、用途別に2つのアプリを使い分けています。会議用には簡単操作の「PCM録音 Lite」、バンド練習用には「iRig Recorder FREE」を使っています。でも会議用の録音アプリでちょっと気になることがあって、比較実験をしてみました。


   


■会議と演奏で録音アプリを使い分けている理由


無料の録音アプリで一番のオススメは、「iRig Recorder FREE」ですが、会議用には、「PCM録音 Lite」を使っています。理由は、2つあります。



  • iRig Recorder FREEで設定した入力レベルを動かしたくない。

  • PCM録音 Liteは操作がとても簡単。

iRig Recorder FREEは、入力レベルの調整が出来るので、バンド演奏している横で録音しても音割れしないように、入力レベルを下げて録音するようにしています。そのため、そのセッティングのまま会議録音に使うと音が小さくなりすぎてしまいます。しかも、普段のバンド練習環境に合わせたベスト値だったりするので、あまり動かしたくありません。そのため、会議用は別アプリを使用しています。


 

iRig Recorder FREE 1.0.3(無料)App
カテゴリ: ミュージック, エンターテインメント
販売元: IK Multimedia – IK Multimedia US, LLC(サイズ: 2.6 MB)

※アプリ情報は本エントリ作成時のものですので、購入時は、再度ご確認願います。

 

iRig Recorder 1.0.3(¥450)App
カテゴリ: ミュージック, エンターテインメント
販売元: IK Multimedia – IK Multimedia US, LLC(サイズ: 2.6 MB)

※アプリ情報は本エントリ作成時のものですので、購入時は、再度ご確認願います。

 


会議用に使っている「PCM録音 Lite」ですが、操作画面がシンプルで、しかもWAVファイルのサンプリングレート設定もでき、必要にしてなかなか十分な機能を持っています。広告表示がありますが、有料版を購入することで広告表示を無しにすることができるようです。


また、録音したデータは、メールで送付する以外に、iTunesでパソコンに転送することも可能ですので、録音データが大きなファイルサイズになっても安心です。WAVファイルの方が何かと扱いがいいので、標準のボイスメモではなく、これをずっと使っています。


 

PCM録音 Lite 2.0(無料)App
カテゴリ: ビジネス, ユーティリティ
販売元: Kohei YASUI – Kohei Yasui(サイズ: 1 MB)

アプリ情報は本エントリ作成時のものですので、購入時は、再度ご確認願います。

 

PCM録音 Pro 1.0(¥85)App
カテゴリ: ビジネス, ユーティリティ
販売元: Kohei YASUI – Kohei Yasui(サイズ: 0.6 MB)

※アプリ情報は本エントリ作成時のものですので、購入時は、再度ご確認願います。

 


 


■別のアプリを探そうと思ったわけ


しかし、最近、PCM録音 Liteの録音音量に不満を感じるようなりました。もうちょっと、大きい音で録音できるものを探そうと思い始めました。


そこで思い出したのが、Pocket WavePadです。以前、バンド演奏を録音するために評価したときは、ちょっとイマイチという結果になりましたが、入力レベル調整機能がついているので、入力レベルを大きくして、大きな音で録音することが出来るかもしれません。


以前、バンド演奏録音アプリとして、iRig RecorderとPocket WavePadを比較した時のエントリです。



 

Pocket WavePad 4.56(無料)App
カテゴリ: ユーティリティ, ミュージック
販売元: NCH Software – NCH Software(サイズ: 3.1 MB)

※アプリ情報は本エントリ作成時のものですので、購入時は、再度ご確認願います。

 


■比較実験


というわけで、標準のボイスメモ、PCM録音 Lite、Pocket WavePadで録音音量の比較をしてみることにしました。実験方法としては、iPhone4Sのそばに携帯電話を置き、着信音を鳴らすようにします。これにより、再現性の高い実験が出来ると思います。



 


録音したデータをパソコンに転送し、波形表示して比較してみました。PCM録音 LiteとPocket WavePadは、iTunesの共有から録音データを転送することができます。また、ボイスメモは、iTunesのライブラリから転送します。



 


これらを、パソコン用のWavePadというプログラム(Pocket WavePadと同じ開発元です)にて表示させてみました。WavePadの入手方法については、以下のエントリにて解説しています(わかりにくくてすいません。そのうち整理します)。



 


また、Pocket WavePadについては、入力レベルを調整することが出来ますので、アプリインストール直後のデフォルト状態と、目一杯、入力レベルを上げた場合(スライドを一番右)の2ケースで実験をしてみました。


ちなみに、夜中に実験をしたので、携帯電話の着信音は「最小」で鳴らしています。


 


■結果


まとめて表示すると、こんな感じです(パソコン用のWavePad、無料なのに結構よくできていると思います)。表示データは、左上…ボイスメモ、左下…PCM録音 Lite、右上…Pocket WavePad(入力レベル=デフォルト)、右下…Pocket WavePad(入力レベル=最大)となっています。



 


Pocket WavePadの設定は、以下のようにしました。



 


全体表示でもおおよそのイメージはわかるかと思いますが、個別には、以下のようになっています。



ボイスメモ



 


PCM録音 Lite



 


Pocket WavePad(入力レベル=デフォルト)



 


Pocket WavePad(入力レベル=最大)



 


だいたいですが、ボイスメモ、PCM録音Lite、Pocket WavePad(入力レベル=デフォルト)では、同じぐらいの音量で録音されていることがわかります。また、Pocket WavePad(入力レベル=最大)では、大きな音量で録音されていることが確認できました。


ということで、会議録音用には、しばらくPocket WavePadを使ってみようと思います。


 


実は、以前からこういう結果になるだろうとは思っていたのですが、それでもPCM録音 Liteを使い続けていたのには訳があります。それは、操作がシンプルで保存設定をいろいろと選んでファイルサイズの調整ができるからです。あの録音ボタンの配置はとても良いです。…が、実は、前バージョン(V1.0)の方が好きでした。このあたり、またエントリ書こうかな。


そんなわけで、特に録音音量に不満が無ければ、会議録音としてはPCM録音 Liteはオススメできるアプリです(サンプリングレートの設定もできますし、簡単なトリミング編集ぐらいは出来ます)。ちなみに、バッテリーの消費量ですが、普段、バンド録音につかっているiRig Recorderは、結構、喰います。これも、会議用と演奏用でアプリを使い分けている理由の1つです。


 




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Comment

  1. 水野恵介 より:

    ボイスメモ

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