ニチネン 野外専用カセットボンベ式 ストーブ ミスターヒート KH-011使用レビュー、初燃焼の儀。
コンパクトで持ち運び簡単なニチネンのCB缶式ストーブ、初点火してみました。平らな燃焼セラミックが赤くなるのが不思議で興味深い燃焼です。
ポータブルな野外専用CB缶式ストーブ ミスターヒート KH-011
寒い時期のキャンプや外でのバーベキューなどで、ちょっと暖をとれるといいなと思い、ニチネンの野外専用カセットボンベ式 ストーブ ミスターヒート KH-011を購入しました。
家庭用のカセットボンベ(いわゆるC缶)が使えるストーブで、ミスターヒートは特にコンパクトで、幅23cm、高さ18cmです(使用時はCB缶のお尻が2,7cmほど飛び出しますけど)。しかもCB缶3本と一緒に収納可能な専用キャリーケースが付属しており、小さな車にキャンプ道具やバーベキュー道具と一緒に積み込むときも安心です。
開封の儀的なレビューは以下の記事になります。
ミスターヒート KH-011のカセットボンベの取り付けと取り外し方法
それでは初燃焼への第一歩、まずはカセットボンベの取り付けと取り外し方法の確認です。もちろん取扱説明書には書いてあるのですが、背面パネルを開いたところにも説明が書いてあります。親切ですね!
カセットボンベの取り付け方法
まずはカセットボンベを取り付けてみます。
取り付け方法は、まず背面のカバーを開け、器具栓つまみが「消火」位置であることを確認(安全ですね!)、CB缶の凹部を上にして器具栓つまみ付近を押さえながら「カチッ」と音がするところまで差し込むとのことです。
まずは器具栓つまみが「消火」位置になっていることを確認します。この位置にしておかないと、容器着脱安全機構の働きでCB缶をセットすることができないようになっています。
CB缶の凹部(切り欠き)を上にし、ミスターヒート側面の穴から差し込みます。
容器受けガイド凸部とCB缶の凹部の向きがあっていることを確認します。
そして器具栓つまみのあたりを左手で押さえ、右手でCB缶のお尻を押し込みます。
お、カチッという音とともにCB缶が固定されました。へ~、どんな構造になっているんでしょうね?またじっくりと固定する機構を見てみたいと思います。
クンクン、ガス漏れは無いかな?問題なし
初めての使用ですので、取り付け状態を目視確認するだけでなく、ガスが漏れていないかにおいも注意してみます。あの独特のにおいは、ガスが漏れた時にすぐ気づけるよう、安全対策として追加しているそうです。
CB缶を取り付けた時に少しだけにおいがありましたが、取り付け後はにおわないのでガス漏れの心配はなさそうです。
ちなみにミスターヒート、CB缶のお尻が2.7cmほど飛び出します。まあその分、持ち運びサイズがコンパクトになっているということなので、ビジュアル面については良しとします。
カセットボンベの取り外し方法
CB缶を取り外すには、器具栓つまみ消火位置からさらに右側に回します。
それではクイっと右に回してみます。
お、カチンという音ともにCB缶が外れました。容器受けガイド凸部とCB缶の凹部の噛みこみが外れているのが分かるかと思います。
これでCB缶はミスターヒートから抜くことができます。
ミスターヒートCB缶接続、初点火!
いや~、こういう火器ものはちょっと興奮します。屋外専用ですが、外は寒くて撮影に苦労しそうなので、室内でテストします。MDFですが台の上に乗せ、窓際で換気の良いところで実験です。
それでは器具栓つまみを左方向の点火位置までグイっと回します。
うーん、一発では点火しませんでした。何かコツがあるのかな?と思って3回目、シュボっとパイロットバーナーが点火し、一瞬、燃焼セラミックス全体から青い炎がフワっと出てきました!
燃焼セラミックス上の炎が見えたのは一瞬だけで、パイロットバーナーは何ごともなかったように燃焼し続けています。
「ブーン」というちょっと低い不思議な燃焼音?とともに燃焼セラミックスが赤くなってきました。燃焼セラミックスには小さな穴がたくさん開いており、ここからガスが出ているようです。
それが下部にあるパイロットバーナーの炎により引火し、燃焼セラミックス全体で燃焼するようになっているようです。
燃焼セラミックス全体が奇麗な赤色になるころには音も消え、静かに燃焼するようになりました。燃焼セラミックス全体が赤くボワ~っと光る様子は、見るからに暖かそうな感じがします。
火力調整は器具栓つなみを回して行います。無段階調整ですが、このあたりに「カチッ」という感触があります。
正面はもちろん暖かいけど、実は上が一番熱いかな
どのあたりが一番熱いか手をかざしてみました。正面はもちろん暖かいです。
底面は手を近づけても熱くないどころか、触っても熱いというほどではありません。15分ぐら使ってみても、温かいぐらいでした。
上方向、これがすごい熱いです。これ以上、手を近づけられないぐらいです。
どれくらい熱いかというと、セーフティーガードが熱で変色してくるぐらいです。「ぐらい」と書きつつ、実際に変色しちゃっていますね。
もしかしたら、この上で調理はできないまでも、お湯の保温ぐらいはできるかもしれません。試しにゴトクを作ってヤカンでも乗せてみようかな。
今日の一言二言三言
初点火 ブブブとうなって ちとびっくり
安定したら 静かになった
初点火でミスターヒートがブブブブーンとうなったときには、「むー、ちょっと燃焼音うるさくて失敗したかな~」なんて思いましたが、燃焼が安定してきたら静かになってくれてよかったです。
そうそう、消火を記事中に書くのを忘れてしまいましたが、消火の時に勢い余って器具栓つまみを右に回し過ぎてしまい、カセットボンベが外れてしまうことがあります。しっかり外れるのでガス漏れなどの心配はなさそうですが、操作に慣れるまではちょっと注意した方がよいかもしれません。