iPhone/iPod touch – Evernoteにリマインダ機能実装。ToDO管理だけじゃもったいない。反復記憶で長期記憶を頭に刷り込むのに使えそう。

公開日：2013/05/27 最終更新日：2014/12/16

すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。

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iOS用Evernote、V5.3.0がリリースされた！と思ったら、なんかすぐにV5.3.1がリリースされていますが、V5.3.0から「リマインダ」が実装されました。普通にスケジュールのリマインダとして使うのも便利ですが、反復記憶のツールとして使うと、とても便利そうです。

■Evernoteにリマインダ機能が実装

Evernoteは、元々チェックボックスによるToDO的な使い方が出来ますが、さらにリマインダ（日時設定による通知機能）が実装されました。リマインダは、通知表示以外に、メールによる通知も設定することが出来ます。また、他にも、ノート一覧の上にノートを固定表示する機能が実装されたとのことです。

Evernote リマインダー機能が Mac・iOS・Web 版に登場 | Evernote日本語版ブログ

Evernoteは、ほとんどのタイプの情報を扱うことが出来るので、リマインダが使えたら、予定管理とかToDO管理に使えてさらに便利！と思います。しかし、Evernoteならでは情報量を生かして、もうちょっと違う使い方が出来るのでは？と、例によって妄想が走り始めました。

■Evernote＋リマインダなら「頭に記憶する」ことができそう

ToDOってのは、GTD的に言えば、あらかじめやるべきことを列挙しておき、１つのことに集中して最大効率で実行、その後、次のことをやる…簡単に言えば、忘れるために使うことが多いと思います。まあ、そもそもメモ等の記録媒体に記録すること自体が、「頭の中から出してしまう」ためのことが多いかと思います。

Evernoteは、通常のリマインダとは比較になら無いほど情報を入れることが出来ます。また、元々、記録目的の媒体ですからリマインダ用にデータをまとめなおす必要もありませんので、無駄がありません。これにリマインダ機能が加わったことで、プッシュでそのノートを呼び出せる（呼び出させられる）ようになりました。

まるでリアルな紙のノートに、付箋紙を貼っておいて目印をつけておき、時々読み返して脳に刷り込んでいく、ということを補助してくれる、という使い方ができそうです。

よく言われている記憶法の１つに、反復記憶というものがあります。これは、最初に勉強して、数時間後、数日後、数週間後…と、徐々に時間間隔を伸ばしながら反復して記憶を脳に刷り込んでいく方法です。アホなSISOは、「反復記憶のために読み返す」こと自体を忘れてしまいます。そこで、この手のツールの登場となるわけですね！

そういったことから、手間要らずで反復記憶を補助するツールとしても使えるのではないかと思います。つまり、先ほどのToDO管理が「忘れる」のに対し、この使い方は「覚える」ための使い方になります。

よくEvernoteは、「第二の脳＝第一の脳を助ける」みたいな言われ方をすることがありますが、これに乗じた言い方をすれば、「第一の脳を育てる」みたいな言い方をしてもいいのかもしれません。

■Evernoteにリマインダを設定する２つの方法

Evernote（iOS版）からリマインダを設定する方法は２つあります。１つはノートのリストからリマインダを設定したいノートをスワイプします。

目覚まし時計アイコンをタップすると、リマインダ登録されますが、このとき、ただリマインダ設定するだけでなく、日時設定をすることも出来ます。

もう１つは、ノートを表示しておいてノートの下のほうにあるリマインダアイコンをタップする方法です。

このノートの表示をさせておいてリマインダを設定する方法ですが、ノートを上方向にスクロールさせるとリマインダアイコンが非表示になってしまいます。でも、下方向にスクロールさせると、ノートの一番上まで戻ることなく再表示されますので、ノートを読んでいるときに、「あ、このノート、リマインダ設定しておこう」という場合は、少しだけ下方向にスクロールさせれば大丈夫です。

日時設定ですが、15分単位で設定できます。なかなかおもしろいユーザーインターフェースで、なんだか気分も一緒にピョンピョンしてきて、楽しいです。プロジェクト管理なんかに使うと、時としてヘヴィな気分になりますが、そんなときでも楽しく設定できるかもしれません。また、リマインダは、リストの上のほうにある目覚まし時計アイコンをタップすることで、一覧表示することができます。