iPhone/iPod touch – カメラアプリのデジタルズーム画質を比較。それほど画質が悪いとは思いませんがどうなんでしょ?
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
iPhone(本エントリでの使用機器はAU版白ロムiPhone4S)のカメラにはズーム機能がついています。標準カメラでは倍率表示はありませんが、アプリによっては表示されますので、察するに最大倍率6倍です。これは、光学的にズームするのではなく、画像処理でズームする、いわゆるデジタルズームと言うものです。時々聞く話で、iPhoneで撮影する時、デジタルズームを使うと画質が落ちるので使わない方がいい、というものがあります。ケースバイケースですが、ちょっと意義あり!と思っていまして、何かうまく検証できないか試してみました。
■検証方法
どうやって検証したらいいのかイマイチいいやり方が思いつかなかったので、とりあえず、アプリ別でどのような違いがあるか比較してみることにしました。同じ被写体をなるべく同条件で撮影し、ズームしたデータをクロップのみ(JPEG圧縮は、撮影データをクロップした後、90%に圧縮しています)で480×360に切り出し、視覚(感覚?)で比較します。
iOSはVer.5.1.1、プロカメラはVer.4.0、Camera+はVer.3.7.1です。
標準カメラは、推定6倍までズームインできます。プロカメラやCamera+でも6倍ズームですが、アプリ説明を読むと、プロカメラの場合は「HQズーム」、Camera+の場合は「Highest quality zoom」という説明がありますので、何か特別な処理が入っているのかもしれません。
ちなみに、各アプリでのズーム操作方法ですが、以下のようになります。
- iOS標準カメラ…ピンチ操作でズーム操作&操作バー表示
- プロカメラ…被写体表示部分のシャッターボタンよりのところをドラッグでズーム操作&操作バー表示
- Camera+…画面上の操作バーを直接操作
■撮影状況
まずは、撮影状況を見ていただくため、全体がわかるように縮小した画像を載せます。
撮影は、なるべく同じ条件になるよう、連続して行いました。左から標準カメラ、プロカメラ、Camera+です。フォーカスは写真に写っている鼻より少し右(ここが一番手前だったので)に合わせています。また、露出についてもこの部分で行っています。ぬいぐるみが黒なので、全体的に開き目で撮影されています。
続いて6倍ズームを行った写真です。左から標準カメラ、プロカメラ、Camera+です。
■6倍デジタルズーム画像
それでは、6倍デジタルズーム(標準カメラは最大ズーム)した画像を、480×360にクロップ(切り抜き)した画像を掲載します。切り抜き場所は、ここです。
JPEG圧縮時に劣化しますが、今回は90%にしています。なんか、標準カメラだけちょっとズーム率が低いようです。ちょっと不思議。操作ミスがあったかも。
標準カメラ
プロカメラ
Camera+
好みの問題と言えば好みの問題かもしれませんが、それぞれ違いが出ています。撮影条件が完璧に同じか?と言われるとそうではない(撮影している間に太陽は動いてしまいますし…)のですが、標準カメラはちょっと荒い感じがします。プロカメラはちょっと奥行きがある感じでいいかも。Camera+は少しつぶれている感じがします。
SISO的にはプロカメラが一番いいかなって思います(プロカメラはオススメです)。
2012.12.22 iPhone/iPod touch – オススメのカメラアプリ、プロカメラが85円でセール中!
プロカメラは、現在250円ですが、プロカメラならでは!な作例をいくつか紹介しています。
■デジタルズームは賢く?拡大
「デジタルズーム」と聞けば、「単純に元データをプログラムで拡大しているだけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、ちょっと異なるようです。情報ソースは忘れてしまったのですが、iPhone4Sの場合ですと、センサー自体は、横方向で4000ピクセル以上の解像度があると記憶しています。これを、画像処理エンジン(実際にはハードウェア実装されているプログラムのようなものだと思われます)で、目的の解像度に各社のアレンジを加えながら変換していきます。
つまり、単純にレンズ、センサーだけで画像の良し悪しが決まるわけではないと言うことです。高級一眼レフのデジカメでも被写体によっては問題を起こす(銀板カメラのように写らない…例えば「細い線」が「点々」になってしまうなど)ことがあります。
試しに、ズーム無しで撮影した写真を、先のズームしている部分を切り抜き、PhotoScapeというソフトウェアで同じサイズまで拡大した写真を掲載します。
拡大前
拡大後
というわけで、デジタルズームは「必ず悪く写る」わけではありませんし、ズームしない状態で撮影した写真よりも情報量が多くなりので、必要に応じて使うべきではないかと思います。ただし、拡大処理が入りますので、拡大処理によっては好みどおりにならない可能性もあります。従って、使用はケースバイケースでしょう。
たぶん、上記のぬいぐるみのように、ランダムな方向に細いものが伸びているような場合はわりといい感じで写ると思います。ただし、きれいなストレートヘアのようなものは、方向が同じなのでつぶれやすいかもしれません。SISOはクセ毛なので実験不能…。
もし、「こういうケースではデジタルズームの方が悪かった!」というご経験があれば、コメントで情報いただければ、と思います。
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購入参考情報などです。SISOが使用しているAU版iPhone4S白ロム機と関連商品は以下の物です。リンク先はamazon.co.jpです。最近はSIM下駄を入れてスマホ化したので、アクティベイトカードは使っていません。
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