包丁砥ぎ用に貝印コンビ砥石セットを購入…いい感じに砥げてオススメ。研ぎ方も少し紹介します。
包丁研ぎ、みなさんはどうされていますか?今まで棒のシャープナーや借り物の砥石を使っていましたが、人生初の「マイ砥石」を購入して研いでみました。ネギがつぶれずに切れる切れる!で料理がさらに楽しくなりましたよ。
人生初のマイ砥石購入。自分で包丁研げるって気持ちいい
えーっと、こないだの日曜日の話です。
ちょっと「すきゃん箱」に構っていたらすっかりエントリ書くのが遅くなってしまいました。何しろ、掲載した写真だけでも40枚。リサイズしたり色調整しているだけでも、あっという間に時間が過ぎていってしまいました。そう言いながら今回も18枚。自分なりに見易さを追求すると、こんな枚数になってしまうので困ったもんです。まあ、満足度と妥協度をどうバランスさせるかかなぁ、なんて思います。
さて!気を取り直して、「初のマイ砥石」ですが、包丁を研ぐのは初めてではありません。シャープナー(スティック状のもの)ではよく研いでいますし、時々ですが、両親から砥石を借りてきて研いでいました。
でも毎回借りるのも申し訳ないですし、最近、シャープナーがへたって来た感じがあったので、思い切って砥石を購入しました。
例によって購入前にいろいろと調査したわけですが、あれこれ書く前に、まずは結論から行ってしまいましょう!やはり、砥石は、研いだ後の包丁の切れ味が重要です。論より証拠、百聞は一見にしかず。研ぎ方を記したホームページはたくさんあれど、切れ味を示したホームページは少ないんで無いかな?
見てください、この切れ味。
薄くスライスしたネギがつぶれていません。いや、まあ、そこそこ切れる包丁ならばつぶれないと言えばつぶれないのですが、ネギを切ったことがある人ならば、ネギの丸みに変な角がついていないとか、切れ味の雰囲気をわかってもらえるのではないかと思います。ネギを切った時、包丁の重みだけで切れているような錯覚に陥りました。え、これが普通ですか?今までの手入れが悪すぎたのかな…。いやいや、そんなことは…。
貝印コンビ砥石セット
今回購入したのは、貝印の「コンビ砥石セット(中仕上砥石&荒砥石)」というものです。
- 中仕上砥石(#1000相当)と荒砥石(#400相当)が使える。
- 中仕上砥石は、家庭レベルでは十分らしい。
- 砥石にそこそこの大きさがある(18cm×6cm)ので使いやすそう。
- 台が付属しており、この台がなかなかのデキである。
- 値段が手ごろである。
ポイントとしてはこんなところです。
「中仕上砥石は、家庭レベルでは十分」と言うことに関しては、先のネギを切った写真でもわかっていただけるかと思いますが、すごく満足しています。「家庭レベル」っていうのは、そこそこ雑に扱うケースもある、という意味で書きました。我が家では、ほとんどこの包丁一本で何でも調理しています。本来ならば、肉を切る時、魚を切る時…という感じで包丁を使い分けるべきなのでしょうが、そこまでしていません。
箱の裏側に、刃物の研ぎ方が書いてありますので、用語などはここから引用させていただくことにします。
例によってamazon.co.jpにて購入したのですが、アマゾン発送で\1,980でした。土曜日の朝8時にオーダーしたら、日曜日の朝10時に届きました。プライムとかのオプションは使っていないのですが、早すぎてびっくりです。なんとなくですが、一括で1,500円以上のオーダーをすると速い気がします。1,500円に満たない場合は、「もう少しオーダーくれないかなぁ」って半日ぐらい待っているのかもしれませんね(結構、マジでそう思っています)。
パッケージですが、箱はビニールでパッキングされています。
裏側には刃物の研ぎ方が書いてあります。実際にやってみて、この説明がなかなか優秀でした。
ふたを開けると、砥石はビニールに包まれており、薄いスポンジシートが上下にはさんでありました。なかなか丁寧な梱包かと思います。
よくできた研ぎ台
ネットでこの研ぎ台を見て、「使いやすそうだー」と思ったわけですが、実際に手にとって見ると、剛性感もあり、おまけ的なものではないことがよくわかります。砥石は溝の上にはまるようになっていますので、砥石を乾かす時は、研ぎ台のせてそのまま乾燥させればいいとのことです。
また、裏側には、なかなか気合の入ったすべり止めゴムがついており、研ぎ台に乗せてさえいれば、他に雑巾などをひく必要は無さそうです。
SiSO的包丁の研ぎ方のコツ
まずは砥石を水につけます。泡が出なくなるまでということなので、最低でも30分ぐらいかと思います。実際には1時間ぐらいつけています。最初はわりとハデに泡が出るのですが、だんだん砥石の継ぎ目あたりからちまちま出るようになってきます。
研ぐ時ですが、どの情報を見ても、角度が大事とあります。角度については、いろいろな説明があるのですが、ここは箱裏情報に従い、割り箸一本分としました。「割り箸一本分」と言われても、どこが一本分?と、イメージしにくいこともあるかと思いますが、ちゃんと書いてあって助かります。あとは、ひたすらこの角度を維持することに集中します。
画像は貝印コンビ砥石セットから引用させていただいています。
SISO的には、包丁を砥ぐ時、
- 左手はブレないように添えるだけで
- 肘より先を固定するイメージで
- 肩と肘を使って平行を意識しながら
- ゆっくり包丁をまっすぐに前後に動す
というのが、素人でもそこそこに砥ぐコツかなぁって思っています。肘より先を動かさないようにイメージすれば、包丁の角度を維持しやすいと思います。
それでは、水につけておいた砥石を台に乗せ、台に少し水を入れて(砥いでいる最中に、砥石に水を補給するため)、さっそく研いでみます。写真では、中仕上砥石で砥いでいますが、実際には、ひさしぶりに砥ぐということもあり、また、刃こぼれもちょっとしていたので、荒砥石からやりました。
また、箱裏説明では、刃表、刃裏を同じ回数だけ研ぐという説明になっていたので、包丁が両刃(た、たぶん)ということもあり、刃表、刃裏の両方を研ぎました。でも、なぜかネットで包丁の研ぎ方を見ていると、みんな刃裏の写真ばかりなので、それに合わせて?刃裏を砥いでいる写真を掲載しています。
まずは包丁の先を砥石に当てて30往復ぐらいさせます。慌てずに、ゆっくり、しゃ~こ~しゃ~こ~って感じでやります。
次に包丁の中ほどを砥石に当てて30往復ぐらいさせます。途中、砥石上の水分が不足してきたら、台の水差し部から水を数滴、砥石にたらします。
最後に包丁の根元を砥石に当てて30往復ぐらいさせます。あせらずに、ゆっくり、角度をしっかりキープしながら砥ぎます。
終わったら刃先を背から刃の方向になでるように触ってみてください。刃先で指先に引っかかる感触があれば「まくれ」があるので、包丁をひっくり返して数回研ぎます。「まくれ」が無かったら、もう少し最初の向きで砥いでみてください。「まくれ」については、裏箱にわかりやすい絵があったので、引用させていただきます。
画像は貝印コンビ砥石セットから引用させていただいています。
30往復ってのは、月1回(もしくはそれ以上の周期)程度に砥ぐならばこんなもんかな?と思いますが、もっと短い周期で砥ぐ方は、10回ずつぐらいで「まくれ」を確認したほうがいいかもしれません。
ぬるぬるが出てきますが、これは研ぐために必要なものとのことで、砥いでいる時に必要なものだそうです。研ぎ終わってから洗い流すようにしましょう(でも、ネットで、いつも綺麗に洗い流したほうがいい、というのも読んだ記憶があります。どっちなんでしょう?)。
砥ぎ終わったら、砥石を洗って砥ぎ台に乗せて乾燥させます。この砥ぎ台、やっぱり良く出来ています。
包丁研げたら試し切り。ネギがサクサク切れるよ~。
やはり、砥いだら試したくなるものです。早速、ネギを切ってみました。おお、すごい切れる、切れるよ!おもしろいぐらいに切れる!初めて電動アシスト自転車に乗ったような気分です(わ、わかりますか???)。
あまりにも切れ味が良くなったので、妻にもネギを切ってもらいました。妻も大喜びです。
どんどんネギがみじん切りされていきます。包丁のスピードも上がっていて、昼間撮影したにもかかわらず、包丁がブレて写っています(写真左上)。
おーっと、ネギが追加されました、ネギ追加ですー。かなり喜んでもらえているようで、ぐいぐい切っています。
そんなわけで、包丁砥げれば、包丁も喜びますし、妻も大喜びです。今は、千切りとかをやりたくてしょうがないようです。良く切れる包丁の方が怪我をしない(変に力を入れないので)という話もあります。
ぜひぜひ、お試しあれ~。
コンビ砥石セット (#400・#1000) AP-0305 本エントリにて紹介している商品です。家庭用としては十分な使いやすさとコストパフォーマンスを持っていると思いますので、オススメです。 |
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