POMを染める
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
まずは失敗報告から
先日、MCナイロンに完全敗退してPOMでの製作に踏み切ったSISOですが、やっぱりアクセントとして青い部品が欲しいなぁということで、今度はPOMを染めることにチャレンジしてみました。ネットで調べてみると、どうやら染料で煮込めばいいらしいということがわかりましたので、会社の昼休みにちょちょっと隣の100円ショップで材料調達。樹脂用染料以外に、洋服を染める染料でもいいらしいので、お鍋と染料ないかな~と物色。で、購入したのが、お鍋だと、あとで間違えて料理に使ってしまって危険そうなのでステンレスのタッパ、それから、ひょっとしたら使えるかも?と思って(「染料」と書いてあったので)インクジェットプリンタ用の補充インクを購入してみました。
さあ、実験開始です。
で、コトコト、沸騰させない程度に煮込んでみたのですが、さっぱり色がつきませんでした。さらには煮込んでいる最中にタッパが軽く跳ねて、キッチンを少し汚してしまいました。夜中、こっそりと掃除をしたのは言うまでもありません。
どいうわけで、実験失敗…。失敗だったので写真も小さめで失礼しました。
今度は成功報告
さて、今度は、本物の樹脂用染料で再チャレンジすることにしました。この樹脂用染料、ネットで調べる限りでは東急ハンズにしか置いてない、ということで、ロボットバトルの後、これをハンズに買いにいきました(HIDEさんには、あの部品を染めるためだけなんだよね?とちょっと呆れられたかも…)。
購入したのはその名も「樹脂用染料SDN」。東急ハンズで777円(昔のドラゴンズセールか?)でした。これについてはネットでPOMの着色も可能なことをチェック済みなので、今度はばっちりでしょう。
期待に胸を膨らませながら、ベランダにカセットコンロを持ち出して準備しました。雰囲気は屋外で鍋パーティですが…寒いです。樹脂部品はパーツクリーナーで脱脂して、染料は、1:20の割合で水と混ぜて、POMは90度で10~15分煮込めばOKとのこと。90度っていうのは、まあ沸騰ちょい前かな?と考えて、沸騰しない程度に煮込むことにしました。
で、割り箸の先端を見てもらえばわかりますが、非常に濃いです。沈めた部品や割り箸の先が見えません(見えている部品は、最初にテストした部品です)。また、煮込みだすとかなりにおいがきついので、換気には注意してやりましょう。やばめなにおいがします。今回は屋外でやっていますので、寒いことを除けば問題ありません。
というわけで、時間通りコトコトと15分煮込んでみました。時々、部品を染料から出してチェックしてみたんですが、10分超えたあたりから急に色が着いてくる感じです。そしてできあがったら水洗い(ベランダに蛇口をつけておいてよかった…)して作業完了です。使った染料は、200倍程度に薄めて大量の水で流せばOKとのことなので、そのように処理しました。でも、なんだかにおいからしてやばい感じ?がするので、使用は控えめにした方がいいのかな。
できあがりはこんな感じで、結構きれいです。温度管理を適当にやったわりにはそれほどムラもなく満足してます。写真でムラに見えるのは、本当にムラになっているところもありますが、材料の厚みが部分的に違うためにムラになっているように見える部分も多いです。削った面は良く染まるとか、そういう傾向はあるように思います。でも、70gはちょっと多いですね…。たくさんあまってしまいました。アクリルやポリカーボネイトも染めることができるとのことなので、他にも使ってみようかな。
「染色」と「塗装」の違いなんですが、試しにテスト用に染めた部品を割ってみました。断面を見るとわかるのですが、青色が表面より少し染み込んでいるのがわかるかと思います。そんなわけで、ちょっと削れたぐらいでは下地は出ません。塗装とはまた違った感じがあって楽しいです。なんか、他のそれっぽい染料(布用とか)でも試したくなってきましたが、あまりにも横道ソレソレっぽいので、もう少し時間ができてからにします。
これでも十分、寄り道っぽいですよね…。あはは。
おー
染めてますねw
SDNも濃い青じゃなく薄い青がうまく出せるといいんですけどねぇ・・・