最近、行きつけの魚屋さんでなぜかニギスが安売り。身がフワフワしておいしいね!さばき方は、背開きの方がよいかも。
ニギスという魚の名前は聞いたことがありますでしょうか?SiSOは今年、初めて見たのですが、とてもフワっとした白身で美味しい魚です。我が家のあたりでは、ちょっと珍しく、見た目も微妙なのか閉店間際の値下がり具合がよく、お得に頂いています。
ニギスって何?キスの仲間?じゃないらしいよ
仕事帰りにちょっと寄れる魚屋さんがありまして、ありがたいことに21時まで営業していてくれます。そんなわけで、仕事帰りに閉店間際、ちょっと寄ったりすることができます。
閉店間際と言えば、20~30%、さらには半額なんて商品もたくさんありまして、実にワクワクする時間帯でもあります。
そこで見つけたのがニギスという魚です。ここらへんのスーパーでは一度も見たことが無かったのですが、キスとは全然別の魚だそうですが、キスに似ていることからニギスと名付けられたそうです。身は白身でフワフワとのこと、早速買って帰りました。300円が半額になっていて150円でした。
どうやってさばくのかな…とりあえず外観を観察します。普段見慣れている魚と比較すると、かなり異なった外観ですね、皮らしい皮が無いようです。
また、一応、ウロコを剥いでみましたが、ほとんどウロコは無いようです。ウロコらしきものもかなり柔らかいので、調理時、改めてウロコを落とす必要は無さそうです。
見えにくいですが、背びれは完全収納タイプで、ステルス性は高いようです。
身がかなり柔らかく、なかなかきれいにできませんが、なんとか2枚におろし、中骨を抜きました。中骨は「イワシの手開き」と同じように、指でつまんで抜きました。
とりあえず初めてのニギスはフライにしてみました。
フワフワっとして美味しいですが、身が思ったより薄いのでちょっとボリューム感にかけるところがありました。次回はちょっと違う調理方法にしようと思います。
ニギスのロールフライ、薄い身もボリューム感アップ。爪楊枝代わりにスパゲティがオススメ
そして数日経ったある日、再びニギスと遭遇、今度は400円パックが200円で売っていました。今回は大きさが若干不ぞろいながらも量がドドーンと増えています。
腹開きにしてみたところです。半透明の身が透けているのがわかりますでしょうか?とてもきれいな魚です。新鮮ならぜひ刺身で頂いてみたいものです。
でも、腹開きにするとブチブチ切れちゃって、きれいにさばくのがなかなか難しいですね~。今回は、巻いてフライにしました。これはおいしい!薄い身も巻くことでボリュームアップです。
ちなみに巻いた状態で固定するために、スパゲティーを短く折って刺しています。爪楊枝と違ってそのままポリポリ食べることができますので、無駄もなく危険度も低くなります。
ニギスのさばき方は腹開きよりも背開きにした方が簡単かも
さらに1週間後の話ですが、「鳥取 網代港 勢宝丸」という恐らく水揚げした漁船の名前入りパックに入ったニギスが売っていました。
なんと、
500円パックが半額の250円に!
サイズはまばらですが、ニギスの量もなかなかです。水洗いしているときに数えたら、32匹入っていました。
ちなみにニギスはSiSOが帰宅してからさばいています。妻も魚さばけるのですが、ニギスはやわらかすぎてちょっと難しいとのこと。そんなわけで、夜遅くまでせっせとさばきます。ちなみに包丁は100均セリアで買ったフルーツナイフです(砥石で砥いでますので、そこそこ切れます)。
小さな魚であれば、これぐらいの包丁の方がやりやすいです。でも、できれば、小さな出刃包丁とか船行包丁とか欲しいですね、今度、買おうかな。
で、今回は背開きにしてみました。これがなかなかいい感じに安定してきれいにさばくことができます。身が柔らかいというか皮が柔らかいので、腹開きにすると背中で身が切れちゃうんですよね。でも、腹開きなら、そもそもお腹に包丁をを近づけないのでいい感じで開くことができます。
というわけで、1匹約2分弱のスローペースですが、32匹、ようやく全部腹開きにしました。
これまたロール揚げに。今回は、定番の大葉も買ってきて一緒に入れてみました。骨も一緒に揚げました。骨は子どもたちのお気に入りで、身の方よりも先にポリポリ食べてしまいます。
大葉が入ると味のアクセントができておいしさアップですね!
今日の一言二言三言
お魚の 骨の構造 意識して
魚を捌くと きれいに捌ける
ニギスは結構はらわた周辺に脂が多いです。そんなわけで、さばいた後はシンクも結構ベタベタになるため、しっかり洗いましょう。