先日、ひっそり？と980円から875円に値下げした楽天ブロードバンドLTEエントリープランですが、上位プランとして、エントリープラスプランがランナップされました。こちらは945円／月、500Mバイトまで高速通信、500Mバイトを使い切った後は256kbps通信となるプランです。初期費用は4,200円ですが、現在キャンペーン中で3,150円とのこと。SIMは、標準SIM、microSIM、nanoSIMから選択可能です。

いきなりでなんの話かわからないかもしれないので、ざくっと解説します。世の中にはSIMフリーと言われるキャリアに縛られないスマートフォンや、白ロムと呼ばれる、中古（或いは限りなく新品に近い中古…未使用品）のスマートフォンが出回っています。SIMフリースマホ、或いはドコモ系の白ロムスマホであれば、ドコモのSIMカードを入れれば、通信できるようになります。

ドコモは、自社回線の利用権を別の会社に部分的に売ることで、別の会社がドコモ回線を使えるSIMカードを売ることができるという業務形態を持っています。これは、MVNOと呼ばれるものです。

中でも、月額1,000円以下のものを「格安SIM」と呼んでおり、現在、b-mobile、IIJ、DTI、OCN、楽天等、いろいろな会社が参入しています。スマートフォンといえば、維持費が馬鹿高いものですが、これらのサービスをうまく使うことで、格安維持することができます。

我が家では、AU版白ロムiPhone4Sに、IIJmioのSIMカードを使って「格安概ねスマホ」にしています。

「ざくっと解説」というわりには長くなってしまいましたが、本題です。

ついに、と言う感じですが、先月の、「エントリープラン」の値下げに続き、500Mバイト高速通信付きの「楽天ブロードバンドLTEエントリープラスプラン」がラインナップされました。

楽天ブロードバンド: 楽天ブロードバンド LTE < LTE

「楽天ブロードバンドLTEエントリープラスプラン」のポイントしては以下のようになるかと思います。

• 初期費用…3,150円（4,200円＋キャンペーン、8/15迄）


• 月額…945円（エントリープランでは、875円）


• 制限解除通信容量…500Mバイト／月（エントリープランでは、200Mバイト／月）


• 速度制限時通信速度…256kbps（エントリープランでは、100kbps）


• SIM…標準SIM、microSIM、nanoSIM（エントリープランでは「nanoSIM」選択不可）


• 追加容量オプション…なし（エントリープランでは、100Mバイト525円）


• 速度制限切替…なし？（IIJmioはアプリで切り替え可能で、節約とか貯金ができます）

ということで、非常にいい感じなのですが、エントリープランでは用意されている追加容量オプションが、プラスになるとないのが痛いです。実際、我が家のiPhone4Sを見ていても、500Mバイト／月を越えることはありません。また、通常使用において、500Mバイトを超えて速度制限がかかったところで、256kbpsぐらい出ていれば、ほとんど支障はないかと思います。

しかし、旅行などのレジャー、イベント時に高速通信が切れると痛いものがあります。そこで、追加容量オプションは保険として考えて、ありのものを選んだほうがよいかな、と思ったりします。

ともあれ、せっかく「エントリープラン」では用意されていた追加容量オプションが、「エントリープラスプラン」ではなくなってしまったのが残念。まあ、確かに、IIJmioでも200kbpsで相当使える感はありますので、速度制限がかかったところで、あまり差は感じない（ネット速度というのは、WEBサーバの応答速度とかの問題もありますので）のかもしれません。

いつも思うんですが、「下り最大112.5Mbps／上り最大37.5Mbps」って本当なんでしょうか？IIJmioも特に制限されていないような説明になっていますが、本当にそんなに出ない気がします。

我が家はIIJmioなので、ざくっと今までの楽天ブロードバンドLTEエントリープランの評判をネット検索してみましたが、高速通信時で2Mbps前後、速度制限時でほぼ仕様どおり、昼間はきつくなる、といった感じです。

これが悪いか？というとそうでもなくて、IIJmioでも、3Mbps前後、速度制限時でほぼ仕様どおり、ぐらいな感じです。iPhone4Sの場合、3Gのみなので、FOMAと速度対決と言うことになりますが、我が家のあたりでも、3Mbpsってことはなく、4Mbpsぐらいは出ていると思います。ネットで調べた情報はほとんどがXiなので、実は、FOMAとXiと1Mbpsぐらいしか変わらないの？と、疑問が残ります。唯一、OCNが8Mbpsぐらいでているデータを見つましたが、そうでないデータもありますので、最高の方かもしれません。

ひょっとしたら、もう少し、システム的な複雑な事情があるのかもしれません。

• 「楽天ブロードバンドLTEエントリープラスプラン」、「プランプラス」じゃなくて「プラスプラン」


• 楽天ブロードバンドLTEエントリープラスプランは、速度制限時も256kbpsというのが魅力的。


• 自分のスマホライフに合ったプランを選ぼう。

というあたりがポイントかと思います。IIJmioユーザとしては、「200kppsは使える！」なんて言っているわけですが、同じ価格で256kbpsを選べるのであればそっちを選ぶに決まってます。しかし、制限解除オプションが無いので、そのあたりをどう考えるか？です。

SISOの場合、我が家のスマホ（もどき）は、この、白ロムAU版iPhone4Sだけですので、保険として制限解除オプションがあることを重視していますが、ご家族で普通にスマホ契約している人が居るとか、２台目とかであれば、それでもいいかもしれません。

我が家の場合、自宅でブロードバンド契約しているので、大きなデータは自宅やWi-Fi環境下でやりとりするようにしています。外で動画のダウンロードしなかったら、１ヶ月で500Mバイトなんて、そうそう超えません。先々月は429.6MB、先月は、222.4MBといった感じで、結局、先月は高速通信をオンしっぱなしでした。

あれこれ言っても、月、千円ですから、現在使用中の携帯電話と平行して使ってみて、それから考えても良いかと思います。

	IIJ BIC SIMウェルカムパック マイクロSIM 【ビックカメラオリジナル】 – amazon.co.jp IIJmioベース（１ヶ月500MB高速通信、速度制限時200kbps、速度制限解除オプションあり）で、Wi2 300（Wi-Fi）付きです。
	NTTコミュニケーションズ OCN モバイル エントリー d LTE 980 マイクロSIMパッケージ T0003352 – amazon.co.jp １日30MB高速通信、速度制限時200kbpsのデータ通信サービスです。これに速度制限解除オプションが付けば最強なんですが…。

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