OLYMPUS TG-5、薄暗い雨の夕方でも、紅葉、きれいに撮れるね。もちろん防水だから雨だってへっちゃら。
先日、家族旅行に行ってきまして、宿泊したところがちょっと紅葉のきれいだったので、OLYMPUS TG-5で写真を撮ってきました。天気は雨、夕方で既に薄暗くなっていましたが、なかなかいい感じの発色です。
タフなデジカメ、OLYMPUS TG-5
最近愛用のデジカメは、OLYMPUSのTG-5というタフ仕様なデジカメです。防水仕様なので調理中の写真を撮影するときに便利です。また、単にタフなだけでなく、写りの方もなかなかのもので、さらにマクロ撮影時のズームの自由度がとても高く(というか、ズーム全域マクロ)、ブログ用に小物撮影するにもいいデジカメです。
きれいな写真が撮れる理由の1つは、明るいズームレンズを採用していることにあります。レンズにはF値という光の通りやすさを示す仕様があり、F値が少ないほど光が通りやすいので「明るいレンズ」なんて呼んだりします。
同じ価格帯のデジカメであれば、概ね、最大ズーム倍率が少ない、或いはズームの無いデジカメの方が明るいレンズを使用しています。また、ズームレンズでは倍率でF値が変わり、倍率が高くなるとF値が大きくなり、光の通りが悪くなってきます。つまり、暗くなっていきます。
OLYMPUS TG-5と同価格帯(よりちょっと上かな?)ならば、さらに明るくて撮像センサーも大きいものがありますが、TG-5のすごいところは「15m防水、防塵、耐衝撃、耐結露なタフなデジカメで、しかもなかなかの高画質」というところなので、タフなカメラなのにこの価格帯でこれぐらい写るぜ!みたいな見方で話を進めます。
TG-5は最大ズーム4倍だけど開放F値2.0で明るい
TG-5の場合、ズーム倍率は4倍ということで、仕様としては控えめですが、F値はワイド側で2.0、ズーム倍率を4倍にしても4.9となっており、なかなか明るいレンズが採用されています。
進化した高画質/タフ性能 TG-5 | 防水デジタルカメラ T(Tough) シリーズ | オリンパス
撮像センサーの大きさは1/2.33インチというサイズですが、1200万画素ということで画素数をやや低めにしているあたり、1ピクセル当たりの感度向上を狙っているような気がします(TG-4は1600万画素、減らすにあたってOLYMPUS内で揉めたのでは?と想像します)。
画素数が多い方が高性能という捉え方もありますが、必ずしもそうではなく、面積当たりの感度が同じ撮像センサーであれば、1画素の面積が大きい方が感度が高くなるので有利な場合もあります。このあたりのバランスはメーカーの腕の見せ所だと思います。
iPhoneのカメラが結構な期間800万画素にしていたのは、そういう理由もあったのではないかと思います。
TG-5なら雨の中でも気にせず紅葉撮影!
写真撮影サンプルという事で、TG-5のモードはオートモードでカメラ任せ、手持ち撮影でリサイズ、切り抜き以外の加工は一切していない写真を掲載します。時間は既に17時前、天気は雨ということで、既に街頭がついて薄暗い状況で撮影しました。
ちょっと発色が派手な感じもしますけど、画像処理エンジンの特性かな?
雨の中ですが、そもそも15m防水のTG-5なので、レンズが濡れることを気を付ける以外は、特に気づかい不要です。結構、露出とか難しい状況だと思うんですが、いい感じで撮影してくれます。
上の写真の中央部分を実サイズ(600×400)で切り抜いた写真です。薄暗い状況で片手撮りにも関わらず、しっかりと被写体を捉えてくれています。F値2.0、シャッター速度は1/30秒でした。
雨に濡れた石の上、2枚の落ち葉なんていうのも憂いがあっていいですね~。黒い石の濡れている感じが、なかなか素敵です。
これだけ薄暗い状況で、片手に傘を持っているためにデジカメも片手撮影なわけで、それでもいい感じい撮影できるのはありがたいです。
オートモードでも、お料理いい感じに撮影
料理の写真を撮影する場合、特にデジカメがAWS(Auto White Blaance)で色合いをおいしそうにどれくらい補正してくれるのか?というのが気になるところですが、オートモードでもいい感じに写ってくれます。
ああ、この時の料理もおいしかったなぁ。いろいろ設定を変えてきれいに写るのも大事ですが、適当にオートモードでエイっと撮影してきれいに写ってくれるのは、SiSO程度のレベルではとても大事です。
…と、宿で妻に見せていたら、Facebookにアップしたいとのこと、TG-5に入れているFlashAir SDメモリカードにiPhoneからWi-Fi接続、Safariで写真をiPhoneにダウンロードしてアップしていました。
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小さな昆虫にもフォーカスばっちり
帰りのサービスエリアで子どもたちがバッタを捕まえて来ました。この写真だけはオートモードではフォーカスが合わず、顕微鏡モード(マクロ)に切り替えて撮影しました。
上の写真のバッタ頭部を実サイズ(600×400)で切り取ってみました。かなり適当に撮影しましたが、予想外にフォーカスがしっかり合っていて、ちょっとびっくりです。
今日の一言二言三言
雨の中 濡れるの気にせず 撮影を
するのはこんなに 楽しいものとは
同価格帯の普通のデジカメに比べたら、写真撮影の方は若干見劣りするところがあるかもしれませんが、これだけ写ってくれれば上々、文句なしです。これで防水、防塵、耐衝撃、耐結露なんだから、活用シーンが広がります。
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