果実の力で肉を柔らかく。エバラ「黄金の味」に肉を15分漬けてから焼くと柔らかくなる!これは簡単で時間もかからないね。
先日の調査で、「漬けておくと肉が柔らかくなるタレ」は、エバラ「黄金の味」が成分的にもっとも有力であることがわかりました。ふと冷蔵庫を開けてみたら、使いかけの「黄金の味」を発見。そういえば、しばらく前にバーベキューをした時に使ったのがこれでした。ということでちょっと奮発して牛肉購入、さっそく実験です。
安い肉でもなるべく美味しく食べたいよね
日本人の好みと言いますか、どっちかっていうと柔らかめの肉の方が高級に感じます(霜降りは行き過ぎな気がしますが…)。ところが、グラム200円ぐらい(100gのことです)の肉だと焼肉にするとちょっと固くて、イマイチだったりします。
そんなわけで、世の中には肉をいろいろと柔らかくして食べる方法がありますが、調査しているうちに、フルーツ入りの焼肉のタレに15分ほど漬け込んでおくと柔らかくなるという情報を発見しました。
肉焼き総研 – 焼き方の工夫ひとつで、お肉は断然おいしくなる!
要点を再掲載します。
- ビニールにタレを入れる(肉重量の25%)
- もみこむ(もみこみと同じ効果をばらつきなく再現するため、HPでは一定の高さから10回落下)
- 豚は1時間冷蔵/牛は15分冷蔵
このホームページにはどこのメーカーの何と言うタレかは書いてなかったのですが、現場調査(スーパーをぶらぶら)とネット調査により、エバラの「黄金の味」がもっとも有力な候補であることを突き止めました。
もし、果実類がたくさん入っている焼肉のタレがあれば、それに漬け込んでも同じ効果があると思われます。
安いロースがよかったけど安いのはカルビしかなかった…
ふと我が家の冷蔵庫を開けたら、なんと、エバラ「黄金の味」がありました!そういえば、しばらく前にバーベキューをやった時に購入したような。封を切ってからしばらく経っていますがだいじょうぶかな?妻に聞いたら、特に使う予定も無いということで今回の実験に使うことにしました。
原材料名を確認すると、確かに果実類(りんご、モモ、梅)が先頭に書かれており、これまで調査した情報と一致します。ばっちりですね!
それではスーパーに出陣!肉だけ買うつもりが、子供を連れて行ったのでジュースを買ったり、キャベツが安かったので一緒に買ったりということで、なんだか予算の倍ぐらいになってしまいました。購入した肉はアメリカ産のカルビです。グラム213円ということでちょっと高めです(まあ焼肉用としては安い方かな?)。
もっと安いのがあればそっちの方がよかったのですが、コレより安いと厚みが無くて…。あと、より果実類による変化を確認しやすいように脂身の少ないロースがよかったのですが、ロースの方は高い商品しかなかったのでカルビにしました。なんとなくですが、そのまま焼いても美味しそうです。
それでは下準備!黄金の味に漬け込むだけ
我が家の子供はまだ小さいので、食べやすいように肉を半分に切りました。
肉の重さの25%のタレに漬け込むとありますが、すっかり忘れていてなんかちょっと多めになってしまいました。ビニール袋の中にタレを少しいれ、肉を敷いてタレを少しかけて…というのを繰り返して肉を並べました。この後、ホームページに書いてあったとおり10回ほど落下させて混ぜました。高さは書いてなかったので、頭の高さからキッチンの上に落としました。まあ、モミモミすれば問題ありません。
比較のため、そのまま焼肉と漬け込み焼肉の両方!
今回はスーパーで牛脂をもらってきたのでフライパンを軽く温めて溶かします。あ、タレ物を扱うということで、利便性からフッ素樹脂コーティングのフライパンを使っています。
それではジュ~っと焼きます。焼過ぎないように注意です。いいにおいです。ああ、もう、塩コショウでいいです。
ひっくり返してジュ~っと焼きます。ツマミ食いしたい気持ちをぐっと抑えて焼きます。
味に差がでないように何もせずに焼いた肉の方はタレをつけます。
というわけでできあがりです。
続いて、タレに漬け込んだほうの肉を焼きます。タレに漬け込んだ時間は20分です。カルビと言うことで少し脂が多いため、ホームページに書かれていたレシピよりも5分、余分に漬け込みました。
うーん、タレが軽くこげていい香りです。これはいけませんね~、ご飯が欲しくなります。
右が焼いてタレを付けた牛肉、左がタレに漬け込んでから焼いた肉です。なんか盛り付けがきれいに決まらなくてごめんなさい。晩御飯時に実験するのは時間に余裕が無くて大変…ご理解くださいな。まあ、今回は料理レシピ系記事じゃないということで…。
よく見ると肉の表面がちょっと違うような
素人観点なのでもし誤確認だったら申し訳ないのですが、なんとなく、タレ漬け込み無しの肉とタレに漬け込んだ肉では表面の状態が少し異なります。
もしかしたら焼く時に一緒にタレが流れ込んだせいで焼き加減に違いが出ている可能性もありますので、単純に果物による変化だけではないかもしれません。また、焼き時間もほぼ同じにしたつもりですが、再現性が高い方法で焼いたわけではないのでその差による影響の可能性も否定できませんので、ご参考まで。
こちらがタレ漬け込み無しの肉の表面です。
続いてタレに漬け込んだ肉の表面です。
少しだけですが、タレに漬け込んでいない方の肉がギュっと締まっているような感じがするのに対し、タレに漬け込んだ肉はフワっとしているというか、縮んでないような気がします。
さて結果ですが、すんげ~ってことはないですが確かに柔らかくなり、1グレード上がった感じがします。コレについては家族4人(SiSO、妻、小学生、幼稚園児)の共通の感想でした。たた、味については親と子で2派に分かれまして、子供は漬け込んでいない方の焼肉の方が美味しい!という感想でした。
漬け込んだ肉を焼いた後、改めてタレに付けていなかったためにタレの味が弱めで、それが子供の評価につながったのかもしれません。
ともあれ、肉はちゃんと柔らかくなってくれました。実験は成功ということで、次回、焼肉をする時は味を個々で調整できるよう、タレも小皿に入れて用意しようと思います。
今日の一言二言三言
15分 タレに漬ければ やわらかく
味も付いて なかなか便利
ここまでの実験の結果から、あまり肉に味を加えたくない場合はマイタケ、バーベキューのように焼いてからタレを付けて食べるような場合は、フルーツ入りの焼肉のタレに15分程漬け込んでおくのがよさげですね!
我が家ではこれからアウトドアシーズンなので、次回のバーベキューは安い肉を美味しく食べて楽しもうと思います。
安くて固い肉を柔らかくして美味しく食べる方法
安い牛肉ってちょっと固いのが難点です。ほどほどの歯ごたえのある赤身の肉、それはそれでおいしいのですが、やはり日本人的には柔らかい方がうれしいかな?ということで、簡単に安い肉を柔らかくする方法を調べてみました。 |
SiSOさん、こんにちは!いつも楽しく読ませてもらってますm(__)m
タレに漬け込む事で1グレードアップですと!!
φ(`д´)メモメモ…いいことを教えて頂きました。
牛肉は高くて、もっぱら豚や鶏ばかりだったので
安い牛肉をタレに漬けて試してみたくなりました!