9月に入って格安SIM(MVNO)の動きが活発になってきたとか。スマホ料金を安くするにはやっぱり格安SIMかな。
現在、iPhone4sにIIJmioのSIMカードを入れて使っています。そんなわけで格安SIM(MVNO)の動向は気になるところですが、ちょっと前に各社音声通話(普通の携帯電話のように話ができる)付きプランが出て少し落ち着いた感がありました。ところが、9月に入ってまた動きが出ています。
9月に入って目に付いたMVNO関係ニュース
最近は、音声通話付のSIMもあって電話番号移行(MNP)できたり、スマホセットもあって安心感があったりと、ほんと、迷うぐらいバリエーションがいろいろ増えています。9月に入ってまた新しいプランがリリースされているので、ちょっと目についたものをまとめてみました。
ぷららモバイルLTE定額無制限プラン、3Mbpsだけど2.980円で無制限
ぷららはデータ通信専用ですが、LTEも使えて通信量制限なしのプランがリリースされました。ただし、9月申込みは先着600名限定とのことです。
このプランはデータ通信専用、最低利用期間無し、解約手数料無しで、通信速度に3Mbpsの制限があります。LTEってもっと速いわけですが、3Gエリア、LTEエリア両方で使えるということ、それと、LTEエリアでは安定して3Mbps出るのではないか?という期待が持てます。
SMSは追加オプションで、162円必要です。
SMSについてですが、Android端末(一部かな?)では、このオプションが無いと通信状況確認のための無用な通信が発生するようで、バッテリー消費が増えるといった問題があるようです。そんなわけで、つけておいた方が良いかもしれません。
日本通信、月額2,980円で7GBまで速度制限なし
日本通信、携帯事業者の「値上げ難民」の方々向けに、大容量SIMを発表
いつも妙に力の入ったキャッチフレーズが気になる日本通信ですが、今回は「値上げ難民の方々向けプラン」だそうです。どうも昨年秋ぐらいから傾向が変わった感じでして、目立つところをピックアップすると、以下のようなフレーズがあります。
- MVNOの価格競争に終止符を打つ 2013-11-13
- データ通信無料SIMフリーDataで宣戦布告 2013-11-13
- 市場育成時代から切磋琢磨時代へ 2013-12-24
- MVNO市場に最強のSIMを投入 2014-01-24
- 「格安SIM」の決定版 2014-04-17
- 日本通信、メジャーリーグ級の格安スマホ 2014-07-24
情報サイトの記事ならあるかも、なのですが、これらの文言はすべて日本通通信オフィシャルサイトのニュースリリースに並んでいます。なかなか強気な社風なのかもしれません。
ヨドバシ・ワイヤレスゲート スマホセット、月額979円
「ワイヤレスゲートWi-Fi +LTE SIM」と、フリーテルのSIMフリー対応スマートフォン「FT132ASP」をセットで、ヨドバシのゴールドポイントカードで支払いをすると月額979円になるとのことです。音声通話には対応していませんので、通話する場合、IP電話サービスを利用する必要があります。
実はこのプラン、SIMカードについては480円プランなので、速度は250kbps上限で動画を観たりするのは無理な速度です。メールやりとりや乗換検索ぐらいならバッチリですが、ここは1つ、もう1つ上のプランで、1GBまで通信速度制限の内月額920円のプランを選択する方が良いかと思います。
あとですね、端末がLTE対応していないのに、「LTEセット」と書いてしまうのもどうかな、と思います。ちょっと混乱しますよね。
エレコム・スマホセットモデル(SMS対応)、月額1,080円より
[News] エレコムモバイルサービスのWeb販売開始!!高速LTE、音声通話(VoIP)、スマホセットが低価格で揃うモバイルサービス“SkyLinkMobile”の提供開始
あれ?エレコムってそういう会社でしたっけ?なんて感じでエレコムから格安SIMとスマホセットがリリースされました。こちらはSMS対応SIIMになっています。また、端末はヨドバシと同じく、フリーテルのSIMフリー対応スマートフォン「FT132ASP」です。
初期費用として、12,960円支払う必要があります。ほとんどスマートフォン代っぽい金額ですね。
こちらの通信プランは、1,080円コースは最大速度300kbps、1,280円コースにすると毎日70MBまで150Mbps(最大)での通信が可能になるとのことですが、ん?でも、この端末はLTEに対応していませんので、恐らく、ハイスピードFOMAのスペック(下り14Mbps)になるんじゃないんでしょうか?
イオンスマホLTE(スマホ付、音声通話有)、2,980円
イオンから、音声通話付、LTE対応で月2GBまで速度制限なし、スマートフォンも付いて月額2,980円というプランがリリースされました。本記事で紹介している前の2件は「LTE」と言いながら実はセットになっている端末がLTE対応していないというオチがありますが、イオンは大丈夫そうです。
音声通話付(IP電話ではなく)ということでMNPもできます。従って、現在使っている携帯電話番号を引っ越すことができます。
端末はAndroidで、TCT Mobile Limitedという会社の「ALCATEL ONETOUCH IDOL 2 S」という端末とのことです。
通信サービスそのものは、「BIGLOBE LTE・3G ライトSプラン」がベースになっているようです。全国各地にあるイオンの実店舗で契約できるので、なんとなく安心かな?
なんとなくサービス提供会社側も混乱気味
ちょっとチクチクっと書きましたが、なんとなくいろいろなサービスを急に立ち上げてきた感じがあり(サービスそのものは、既に実績のある会社が運営していると思われます)、広告内容がちょっと微妙な感じです(さすがにイオンは老舗だけあってしっかりしている感じがします)。
それでも、いろいろな選択肢が出てきてうれしいですね!
だって、携帯電話代が家族でウン万円だなんて、なんかおかしいような気がします。年金なんかどんどん萎んでいっているのに…。しっかり節約して明るい老後を過ごしたいものです。
今日の一言二言三言
スマホプラン 賢く選んで みんなにっこり
そのうち、docomo等のキャリアもデータ通信量制限を付けて安いプランを出してくるかもしれませんね。でも、キャリア会社でコストがかなりかかっているんだろうな、と思うところは「店頭対応」ではないかと。もしキャリア会社で「店頭説明、サポート不要、ネット、電話のみサポートオプション」なんてのがあって、利用料金、半額だったらおもしろいかも。MVNO各社、基本的には店舗を抱えていませんから、このコスト差は大きいと思われます。
まとめ記事
- iPhone – AU版白ロムiPhone4Sで格安(948.15円/月)スマホ実験
AU版白ロムiPhone4SにSIM下駄を使ってIIJmioで3G回線接続して楽しんでいます。
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