iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その5・完成&反省編
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
実は昨日完成していたのですが、エントリを書いていたら眠くなってしまい、アップが本日になってしまいました。いつもながら写真が多めでちょっと編集に手間取りまして…。
そんなこんなの諸事情で結果的にぐいぐいひっぱりまくっている「すきゃん箱」ですが、ようやく完成レポートまでたどり着きました。実際に試験撮影してみて、いくつか反省点もありましたのでそれもレポートします。いい感じでできましたので、近々作り方の紹介エントリを書こうかと思っています。
■これまでの話
iPhone用面白グッズ?というか、出資募集中のグッズで、「SCANBOX」という、iPhone用の折りたためるスキャナボックスがありまして、面白そうなので、ちょっとアイデアを拝借させていただいて作ってみることにしました。
まあ、適当に作るというのもありだったのですが、せっかく作るならばそれなりに再現性があってプラスαの特色があるものを、と思いまして、現在に至ります。
- 2012.6.3 iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その4・修正&乾燥待編
- 2012.6.1 iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その3・試作&脱力編
- 2012.5.30 iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その2・設計&再設計編
- 2012.5.28 iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その1・基礎寸法検討編
設計中だけでなく、製作中もちょっと試行錯誤があったのですが、ようやく完成しました。
■いよいよ試用
それでは、折りたたみ状態からボックス状態まで変形させます。ちょっと本家とは折りたたみ状態が違いますが、寸法的には最適解ではないかと思います。本家のものは、かなり絶妙な寸法になっていると思われます。こちらは、100円ショップで売っているボール紙で作っているため、材料寸法の制限からほどほどの設計とし、こんな折りたたみパターンにしました。
折りたたんだ状態はこんな感じです。
くいっと持ち上げて面ファスナーを固定していきます。
完成~、すきゃん箱!
■いきなり反省
というわけで、スキャンを試す前に、まずは「モノのデキ」をチェックするためにいじってみたのですが、ちょっと反省点とか。
まずは、背面板の面ファスナー位置です。折り目(たたむ都合上、上の方に折り目が入ります)の上側に面ファスナーをつけたのですが、これがイマイチで、隙間が大きく開いてしまいます。写真の位置より面ファスナーをもう少し下につければよくなりそうですが、指で押さえてみた感じでは、折り目の下に面ファスナーをつけるほうがさらによさそうです。可能であれば、背面板用に一辺あたり2箇所、面ファスナーをつけれるといいかもしれません。
続いて、折りたたみ時ですが、とりあえず、脳内妄想で妄想し切れなかったので考慮しなかったのですが、実際に折りたたんでみたら、「あと1枚」面ファスナーがあれば、たたんだ状態で固定できることがわかりました。したがって、面ファスナーは、16枚ではなく、17枚切り分けて使うのがベストっぽいです。
■スキャンテスト準備
続いて早速スキャンしてみます。まだ天板のiPhone位置決め用ラインを書いてないので、適当にカメラが穴を覗くように載せてみます。いい感じです。カメラアプリはプロカメラ、スキャン対象は、最近、楽天市場(ブックスだったかな?)で購入したときについてきたチラシです。
本家と違ってLEDが無いのでちょっと心配なんですが、どうでしょう?とりあえず、iPhone4Sのフラッシュライトで照らしてみることにします。
プロカメラを使う理由ですが、以下の2点からです。
- フラッシュライトをオンできる。
- セルフタイマーを0.5秒から設定できる。
シャッター操作をすると、少なからず本体が揺れてしまいます(上手に押せる人もいるかもしれませんが)。そのため、ブレやすい状況では、セルフタイマーを使うことで、「押す」という動きが終わってからシャッターを切ることで、ブレを防ぐというテクニックを使うことが出来ます。
ただ、この目的の場合、セルフタイマーが長すぎると無駄な時間を過ごすことになり、時間的、精神的にあまりよろしくありません。標準のカメラアプリでは、セルフタイマーが使えませんし、Camera+だと5秒未満に設定することが出来ません。そんなわけでプロカメラを使います。
プロカメラ 3.5.5(¥250)
カテゴリ: 写真/ビデオ, ユーティリティ
販売元: Jens Daemgen – Jens Daemgen(サイズ: 18.3 MB)
全てのバージョンの評価: (503件の評価)
■スキャンテスト夜の室内編
まずは、夜中、部屋の明かりでスキャンした結果です。フラッシュライト有りで撮影しました。チラシが光沢なせいか、思いっきり光が反射してしまっています(左写真)。こういう時はフラッシュライト無しの方がよさそうですね。というわけで、フラッシュライト無しにしたのですが(右写真)、うーん、前の開口部から強めの光が入る場合、かなり明るさ具合にムラが出てしまいます。
そんなわけで、直接光が入り込まないように向きをかえてスキャンしなおしました。具体的には、部屋の天井が照明があったので、照明の方に開口部を向けないようにしました。後は、iPhoneが勝手にシャッター速度を落としてくれますので、大丈夫です。さすがに手ぶれなどの心配が無いだけに、きれいに写っています。薄暗い状況なので、シャッター速度がかなり落ちているはずなのですが、しっかり撮影できるのが強みですね!
トリミングして縮小なしの状態です。色補正やコントラスト補正など、一切の補正は行っていません。1mmの文字でも、はっきり読むことができます(でも、「年齢」みたいな複雑な漢字はちょっと辛いかな…)。
「たぶん大丈夫」とは思いつつも、いちおう、光沢の無いドキュメントで、フラッシュライト有り無しパターンのスキャンをしてみました。
まずはフラッシュライト有りです。左が全体、右が縮小無しで切り抜いたものです。
続いてフラッシュライト無しです。左が全体、右が縮小無しで切り抜いたものです。
全体像の写真を見るだけだと、なんとなくフラッシュライト無しの方が綺麗に撮影できているように見えますが、拡大(縮小せずに)して確認してみると、フラッシュライトを使ったほうがあきらかに良い感じですね。やはり、明るい状態で撮影した方が綺麗なデータになります。
■スキャンテスト朝の室内編
続いて、朝、明るい状態で撮影してみました。光沢のある紙の場合はフラッシュライトが無いほうが良いことがわかったので、フラッシュライト無しです。やはり、明るいところで撮影できるに越したことはありませんね。
ちなみに、会社のオフィスのような、照明がたくさん天井に設置されている状況では、「朝の室内編」のような感じで写ります。
■シール作成して仕上げ
せっかくなので、プリンタでシールを作成しました。本家をよく見ると、「THESCANBOX.COM」って書いてあります。ホームページでもあるのかな?と思ってこのURLにアクセスしてみたのですが、特に何も無いようです。ちなみにレンズ穴のところは、多分、「OPTIMIZED FOR iPHONE 4/4S BUT ANY PHONE WILL WORK」と書いてあると思われます。これを日本語訳して適当に作ってみました。
後は本家を参考にさせていただいて、それっぽく仕上げてみました。高級感を出そうと思ったら、シールは天板だけにした方がいいような気がします。「すきゃん箱」のシール部分、いかにも貼りました、という感じが出てしまいますね。シールは天板とフロントパネルだけにして、フロントパネル部分は全面シールにした方がいいかもしれません。
シール作成用に、光沢なしと光沢ありのA4フリーラベルを常備しています。本エントリ作成時の情報ですが、EDT-FKIの方(光沢なし)は、amazon.co.jpにて20枚入り554円(しかも送料無料)ということで、100円ショップのコスパを凌駕しています(100円ショップだと、光沢有り、無しともに3枚105円でした)。
- ELECOM フリーラベル(ハイグレ-ド用紙:A4サイズ 20枚入り:ホワイト) EDT-FKI – amazon.co.jp
- ELECOM フリーラベル(光沢紙:A4サイズ 10枚入り:ホワイト) EDT-FKK – amazon.co.jp
■改良点とか
ファスナー位置の変更、折りたたみ用ファスナーの追加については、ちょちょっとやってみようと思います。あと、実際にスキャンしてみて思ったのが、底板(背景)をブルーとかにした方が、スキャンアプリが検出しやすくていいのかな?なんて思いました。それからサイズ的な問題ですが、写真に「すきゃん箱」のつなぎ目とか箱の外が写ってしまいます。寸法的に考えて、本家も箱の外が写るような気がするのですが、実際、どうなんでしょう???
ま、何はともあれ、ここまであれこれ頭回しながら作っていくのはおもしろかったです。ちなみに気になる制作費は、
210円+α
です。「α」は、テープとか接着剤とか、装飾に使ったシール制作費とかですので、純粋に本体制作費は、ほぼ210円です。
さて、次回、この「すきゃん箱」を製作した、真の目的に迫ります。
真の目的…
そう、真の目的です。
こうご期待!
あ、作り方は、次々回まで待ってください…。
関連エントリ
- 2012.6.6 iPhone – 折りたためるスキャン箱(スキャナ)を210円で自作~プロモ編(SCANBOXのパロディです)
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