MINI EZ-USBでEZ-SERVOと仮想COMポート通信
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
このEZ-SERVO、RS232Cのレベルコンバータが実装されていません。ところが、MINI EZ-USBを使うと、仮想COMポートとして接続できるようになるとのことで、早速試してみました。これができれば、レベルコンバータを追加せずに、EZ-SERVOとシリアル通信できるようになるので、Windowsの方でシリアル通信のアプリを使って通信できるようになります。
もちろん、レベルコンバータを載せてシリアル通信させてもいいのですが、最近のノートパソコンにはシリアルポートがついておらず、大体の場合、USB-RS232C変換ケーブルを使って通信します。せっかく、MINI EZ-USBでUSBによる接続をしているので、これ経由でできるのも便利でいいかな、と(でも、やっぱりレベルコンバータは載っている、あるいはコンパクトに載せれる方がいいと思います。RS232Cの場合、ケーブルを細く引っ張り出せるので、後でモーションを組んだりするときに取り回しがいいかな、と思います。そのうち、現状のままで細く軽く引っ張り出す方法を考えることにしよう)。
さて、この仮想COMポートによる接続方法ですが、まずは軽く、「オプティマイズのEZ-SERVOページ」の最後のほうに書いてあります。先日の「EZ-SERVOの動作確認」のところでダウンロードした「EZ-USBツール」に含まれている「ezcom_robo.exe」を使うようです。
と、ここでスマートに、手順を発表したいところなんですが…ちょっと試行錯誤しちゃいまして、正しいかどうかよくわからないですが、一応、やったことをメモっておきます。
- まずはMINI EZ-USBをパソコンに接続します。
- で、ezcom_robo.exeを実行します。
- デバイスマネージャーの「ヒューマンインターフェイスデバイス」のところに、「HID標準デバイス」が表示されます。…実は、SISO、一発でこれが表示されませんでしたが、一度、MINI EZ-USBを抜き差ししたら表示されました。
- 「オプティマイズの仮想COMポート(EZ-USB)」から、「hidcom.lzh」をダウンロードして、解凍、HicComInst.exeを実行します。
- そうすると、先ほどまでデバイスマネージャに表示されていた、「HID標準デバイス」が消えて、「ポート(COMとLPT)の方に「Cypress USB-HID -> COM device (COMn)」という表示が出ます。ついでに?「USB (Universal Serial Bus)コントローラ」の下に表示されていた、「Cypress…」という表示も無くなります。
- あとは、普通にTeraTermなどのシリアル通信プログラムで通信することができます。動作確認用のRoboShellの場合は、38400bpsで通信します。
- 以降は、MINI EZ-USBをさす度に、ezcom_robo.exeを実行するとシリアルポートとして使えます(ezcom.exeと何が違うんだろう???)。
さて、ここまでやってみて、どうやったらUSBデバイスに戻るんだろう?とちょっと悩んでしまったのですが、MINI EZ-USBをパソコンから抜き差しすれば、またUSBデバイスに戻ることがわかりました。コマンド叩いてはずすっていうのはできるともっとスマートかな。
というわけで、ここまでで、MINI EZ-USBを使って、EZ-SERVOのCPLDへのプログラムの書き込み、ARM7へのプログラムの書き込み、仮想COMポートを使ってのシリアル通信、ということができました。EZ-SERVOが5,000円、MINI EZ-USBが2,980円なので、「H8TINYマイコン使って回路組んでUSB-RS232変換ケーブル買ってプログラミング」っていうのと比較しても、なかなかのコストパフォーマンスではないかと思います(CPUパワーも段違いに高いし)。次はいよいよプログラミング環境の構築です。
ん?というか、こういうキットものを使いつつ、ここまでプログラミング環境構築不要ってのは、ありがたいですねー。よく準備されていて、助かります。
お、TeamKNOxさんのほうで、新しいRoboShellが公開されていますね!リファレンス回路などの情報も追加されています。
こんばんは
RoboShell Ver.0.4 ですが、
致命的なバグがあったので、
修正後に差し替えます。
以上、よろしくお願いいたします。