iPhone – AU版白ロムiPhone4Sで格安(948.15円/月)スマホ実験…GEVEY Ultra S(iOS5.1.1)の使い方について
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
高級iPod touch代わりに使っていた無契約AU版白ロムiPhone4Sを、docomo回線の格安SIM(イオンではなくIIJmioを利用)を使ってスマートフォンらしく、電話、メール、ネットを月額948.15円で維持できるかも!という実験の続きです。SIM下駄としてGEVEY Ultra Sを使用していますが、選定理由やセットアップ方法等について少し説明します。
■GEVEY Ultra Sについて
いわゆるSIM下駄と呼ばれるもので、SIMトレイに電子部品を実装してSIMからiPhone本体への信号を仲介し、SIMロック状態を解除するというものです。構造としては、SIMカードとiPhone内SIMカード端子の間に基板を挟むような形になっており、基板の上側の端子(SIMカード側)→電子部品→基板の下側の端子(iPhone本体側)となるようになっています。
そんなわけで、基板部分はフィルム状の非常に薄いものです。
この手の製品は何社か発売しているのですが、ネットで調べてみると、「初心者向けのGPP」、「ちょっとめんどくさいけど安定性良好のGEVEY」というような感じでした。GEVEYは、確かに設定中にトレイを抜き出す必要があったりして少々めんどくさそうでしたが、手順も公開(GEVEY Ultra S商品案内)されていましたし、そんなに何度もセットアップするものでも無いと思ってGEVEYを購入しました。
一口にiPhone4/4Sと言っても、iOSバージョン、ベースバンド(モデルファームウェア)に違いがあり、対応しているか確認する必要があります。現在、iOS6がリリースされましたので、iOS6で使いたい場合は、もう少し待つ必要があるかもしれません(販売店にメールで確認したら教えてくれます)。
ちなみに、所有しているiPhone4Sは、iOS5.1.1、ベースバンド2.0.12です。
このGEVEYですが、コピー品が結構出回っているそうです。調べてみると、実装されている電子部品が消費電力の大きいものだったり、実装精度が悪くてiPhoneにSIMトレーを挿入してもきれいに入らなかったり、或いは取り出せなくなって最悪iPhoneを分解して取り出すことになってしまったケースもあるようです。また、「復元用カード」(「リセットカード」とも呼ばれているようです)がついていないようです。
特にGEVEY Ultra Sの場合、セットアップ中に「10秒以内に抜き出す」という操作があるので、SIMトレーが抜きにくいのは致命的かと思います。それよりなにより、大切なiPhone4Sを壊すようなことになったら困ります。そんなわけで、販売店舗の選定には気を使いました。結局、値段は高かったのですが、amazon.co.jpに出店している、「GEVEY日本販売代理店 – amazon.co.jp」にて購入しました。正直よくわかりませんが、復元用カードは付いていましたし、iPhone4Sへの挿入もスムーズだったので、きっと本物だと思います。
■GEVEY Ultra Sのセットアップについて
セットアップ手順については、GEVEY日本販売代理店のホームページに掲載されていますので、そのとおりにやるだけです。手順では、Wi-Fiが必要になっていますが、APN(接続情報)のプロファイルをGEVEYからダウンロードするためだけですので、プロファイルを使わずに手入力で設定すれば(入力する情報量は変わりません)設定できると思います。たぶん、プロファイルを使うと、国内使用、海外使用など、複数のSIMを切り替える時に便利になるのではないかな?と思います。
実際にやってみて、いくつか注意点がありますのでメモっておきます。
- 何度か再起動しますので、パスコードロックは一時的にオフにした方が良いです。
- 回線の検索などで待ち時間がありますので、自動ロックはオフにした方が良いです。
- セットアップ中に「アクティベイトが必要です。」という画面が表示されてしまったら、最初から(復元SIMを使うところから)セットアップを行う必要があります。ちなみに、同梱されていた復元用カードでアクティベイトできました。
- IIJmioのSIMカードを使う場合、「データローミング」をオンにする必要があります。
実際に行った手順はこんな感じです。
- iPhone4Sの電源オフします(一応)。
- SIMトレーを抜き、復元用カードをセットして挿入します。
さすがホンモノ?ぴったり入ります。よく見ると、トレイの色合いが少し違うかな?SIMトレーを抜くには、ピンが必要です。もしなくしてしまった場合は、何か換わりのものを使うか、
・ iPhone4/4S/iPad2用 SIMカードスロット取り出しピン – amazon.co.jp
等で購入する必要があります。
- iPhone4Sの電源オンします。
- 起動してロック画面になるので、ロック画面解除します。
- しばし待ちます。
- 「Select your iPhone」が表示されます。(【ステップ1】)
- 「JP KDDI au」を選択し、10秒以内にSIMトレーを抜きます。(【ステップ2】)
- ここで「アクティベイトが必要です」と表示されてしまったら、最初からやり直します。
- SIMトレーにIIJmio SIMをセットし、挿入します。(【ステップ3】)
そのままピッタリ収まりますので、加工したりする必要はありません。見事なものです。
- iPhone4Sの電源オンします。(【ステップ4】)
- 起動してロック画面になるので、ロック画面解除します。
- 回線表示が「検索中」になります。「圏外」になったりします。
- 途中、数回、こんな画面が表示されます。
「了解」をタップします。
- 回線表示が「NTT DOCOMO」になります。ちょっと感激。(【ステップ5】)
- まだこの段階ではパケット通信できません。続いて、APNを設定します。
- 説明どおり、GEVEYからプロファイルをインストールするか、手入力でAPNを入力します。(【ステップ6】)
手入力する場合は、「設定」→「ネットワーク」→「モバイルデータ通信」で、IIJmioからの情報に基づいて設定します。MMSはよくわからないので、ほかってます。
- 「データローミング」をオンにします。
「設定」→「ネットワーク」で「データローミング」のスイッチが表示されますので、オンにします。
- このとき、たまに「インターネット共有」と言うボタン(いわゆるテザリング)が見えるときがあるのですが、押すことはできませんし、設定が完了すると消えてしまいます。残念。
ネットで調べている時に、「機内モードを何度かオンオフしないと回線に接続できなかった」とか、「Wi-Fi接続したあと、回線に接続できなくなってしまった」などの情報がありましたが、今のところ、どちらも問題は起きていません。
- 「機内モード」オフ→オン…3G回線1分ちょいで再接続
- 「Wi-Fi」オフ→オン→オフ…まったく影響なし。
- 「3Gをオンにする」オフ→オン…3G回線即再接続。でも、「NTT DOCOM」という表示が「JP DOCOMO」に変わってしまった!
- 「モバイルデータ通信」オフ→オン…3G回線通信状態に影響なし(オフ中、ネットアクセスはできない)
なるほど。偶然にも発見してしまいました(めんどくさいので再現性は確認していませんが)。
キャリア表示を
「NTT DOCOMO」から
「JP DOCOMO」に
変えたければ、
「3Gをオンにする」を
オフ→オンすればよい
ようです。これを戻そうと思うと、またGEVEYセットアップの最初からやらないといけないので再確認していませんが、ちょっとした裏技かも!?
「JP DOCOMO」の方が、省略されずに表示されるので、ちょっとかっこいいんですよね。
【au用】iPhone4S対応 SIMロック解除アダプタ Gevey UltraS(IOS5.1.1) 正規品 本エントリで紹介している商品です。安いのもありますが、一番安全そう?ということでこれを購入しました。「GEVEY日本販売代理店」から購入しています。 | |
iPhone4/4S/iPad2用 SIMカードスロット取り出しピン |
本エントリに関連する背景については、以下のエントリを参照してください。まとめリンクも以下のエントリに逐次追記しています。
SISO-LABオススメエントリ
- iPod touchではなくiPhone4S(AU版iPhone 4S白ロム)を購入するメリットまとめ(比較と、少しAndroid携帯の話)
iPod touch 64GやAndroid携帯の購入を検討して悩んだ挙句、AU版iPhone4S 64G(白ロム無契約)を購入して愛用しています。 - iPhone – AU版白ロムiPhone4Sで格安(948.15円/月)スマホ実験
AU版白ロムiPhone4SにSIM下駄を使ってIIJmioで3G回線接続して楽しんでいます。 - kobo Touch – コボタッチのSISO-LAB内まとめエントリ
電子書籍リーダーは楽天のkobo Touchを所有しています。軽さは正義だ!と思います。
一連のエントリ見てると、iPhoneにIIJmioを、Android君にDTIを入れるのも有りかな?なんて考えたりもしますなぁ〜。