iPhone – 折りたためるスキャン箱(スキャナ)を210円で自作~作り方編(SCANBOXのパロディです)

公開日:  最終更新日:2014/06/05

すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。

ℹ️本記事にはPRが含まれています。


 iPhone用面白グッズ?というか、出資募集中のグッズで、「SCANBOX」という、iPhone用の折りたためるスキャナボックスがあります。面白そうなので、ちょっとアイデアを拝借させていただいて作ってみたわけですが、結構、いい感じでできてしまいました。そんなわけで作り方を残しておこうと思いまして、より作りやすくなるよう寸法の見直しをし、作り方の解説エントリを書いてみました。試作中のエントリもありますが、どんなものか手っ取り早くわかる「プロモ編」は以下のエントリです。



製作費用は210円+α(テープとか)です。


参考にさせていただいた情報はこちらです。本家の方では、もっといい材料を使っていると思うのですが、ここでは、入手性のいい材料のみで作っています。100円ショップで手に入るものばかりです。



 


■準備するもの



必要なものはこれだけです。あとはシール作成用にフリーラベルの用紙を使っていますが、まあ、機能の本質にはあまり関係ないので、外しています。


紙は、ダイソーで購入したもので、「両面白色厚紙A3用445x306mm(4枚入り)」です。「すきゃん箱」を製作するには3枚必要なので、おつりがきます。



 


また、組立時に固定するための部品として、面ファスナーを使います。これも、ダイソーで購入したものです。「25mmx40cm」を切って使います。これは2タイプあり、面ファスナーの裏に両面テープがついているものと、縫い付けることを前提にした縫製タイプがあります。結構、力のかかる部分なので、接着剤で接着することとし、縫製タイプを使用します。



 


後は、透明テープ(なるべく丈夫なものを選んでください)、接着剤などです。道具は、ハサミ、カッターナイフ、定規、あとは作業マットぐらいで大丈夫です。


 


■作り方説明


部品の全体像です。用紙サイズの都合で、底板に側面板、背面板をテープで固定することになります。また、天板も背面板にテープで固定します。可能であれば、紙1枚で製作したほうが、見た目、強度ともに良いものが出来ると思います。



 


厚紙を3枚使いますが、全体像としては以下のように部品を配置しました。



 


それでは、それぞれの設計図に寸法を入れたものと、参考用に製作風景を写真で紹介していきます。


 


■作り方(側面板)


























まずは1枚目、側面板を作ります。用紙サイズは445x306mmですので、ここから、222x306mmの紙を2枚作ります(従って、1mm、余ります)。


後は、設計図面どおりに作図します。

少し変な角度で線を入れないといけない部分がありますが、こんな感じで、両側に数字の書いてある定規を使えば、だいたいの線は引くことができます。
不要な部分をカットしました。

折り目をつけるには、先の丸い細いもので、凹みをつけていきます。紙を破らずにへこませるのがきれいに仕上げるポイントです。


今回は、カッターナイフの刃を出さない状態がちょうどよかったので、カッターナイフのフレーム部分を押し付けてへこみをつけています。

というわけで、1枚完成です。
2枚目も同じように完成させれば、側面板の製作は完了です。

 


■作り方(背面板)













続いて、背面板を製作します。まずは設計図面どおりに作図します。
背面板はシンプルな形状なので、カッターで3回カットすれば切り取り完了です。
最後に、カッターナイフの刃をしまい、フレーム部分を紙に押し付けて凹みをつけ、折り目をつけます。

 


■作り方(底板と天板)














最後に、底板と、一番複雑な形状をしている天板を切り出します。


複雑と言っても、設計図面どおりに補助線も入れながら作図すれば、書くのは難しくないと思います。

そして切り取ります。中央の穴は、2cm×1cmでs。
カッターナイフのフレームで凹みをつけて折り曲げます。3箇所折り曲げると、立体感があって工作している気分に慣れますね。

 


■作り方(結合)


これで4つの部品がそろいましたので、テープでつなげていきます。折り目は全て内側に来るようにしてください。テープを貼ったら、しっかり押さえる前に、つなぎ目をそっと折り曲げてみてください。紙と紙の間に少し隙間が空くと思います。












テープは外側に貼りますので、折り目のある部品の場合、この写真のように、うつぶせ(と表現すればいいのかな…)の向きになります。

テープを貼ったら、しっかり押さえつける前に、一度、曲げてみてください。そうすると、紙と紙の間に少し隙間が出来ます。その状態でしっかり貼り付けてください。


これは、設計上、畳んだ時に紙が逃げ込むスペースなどを考慮していない(考慮すると折り曲げが大変になるので)ため、テープによる隙間でそのスペースを確保するためです。

天板も忘れずに貼り付けます。このときも、向きに気をつけて貼り付けてください。ここも、しっかり貼り付ける前に、一度曲げてみて、少し隙間を作ります。

 


■作り方(面ファスナー)


続いて、面ファスナーを切ります。今回使うのは長さ40cmのもので、全部で17枚に分割します。この面ファスナーは、フック、ループ両用ですので、とにかく分割すれば大丈夫です。


まずは貼る場所ですが、全部で16箇所(8セット)+1箇所です。「+1箇所」については後で説明します。































まず、最初に、2cmぐらい切ります。これは、「+1箇所」に使います。
あとは、どんどん、半分→半分→…と切っていき、16等分します。
これで16枚+1枚になりました。「+1枚」については、後で使うので、まずは、16等分した面ファスナーを使っていきます。

それでは、接着剤で貼り付けていきます。貼り付けるときの注意ですが、紙の端から少し離して貼ってください。


あまり紙の端に張ってしまうと、そこから、紙の表面がはがれてきてしまいます。そうなったら、いくら面ファスナーが強力に接着されていても剥がれてしまいますので、1~2mmあける感じで。

天板側は赤丸のあたりに貼ります。
側面板側です。側面板は2枚ありますので、ここまでで16枚、使います。
すきゃん箱を畳むと、側面板の面ファスナー(青丸)と背面板が接する部分があることがわかります。ここに、「+1枚」の面ファスナーを貼ります。
広げると、こんな位置です。背面板の上側になります。

最後に、お好みでシールを貼ります。今回は、こんなデザインにしてみました。前に、iPhone4で撮影協力してくれた知人にプレゼントするつもりなので、先方の要望でこの色になりました。


あと、フロントパネル部分は、1面まるっと貼るようにしました。高級感がちょっとあります。


 


 


というわけで、完成!です。



 


■製作後記


というわけで、当初予定よりもずいぶんと長く引っ張ってしまった「すきゃん箱」ですが、ようやくこれで区切りがつきました。もともと、「トラックのタイヤで踏む」というシーンがおもしろくて、それをパロってみたいという気持ちだけで作り始めたのですが、CADでの寸法検証に始まり、製作材料の入手性考慮等、いろいろと頭をひねれて楽しかったです。


作ってみて、「あれ?もう一声工夫がいるかな」と思ったのは、面ファスナーの「+1枚」を張った場所です。


 


上の写真を見ていただくとわかるのですが、側面板ごと持ち上がってしまうんですよね。別の収納パターンも考えてみたのですが、打開策見つからず…です。というわけで、


ぎゅ!



としました。


今回、勢いで購入した「CameraVision – 書画カメラ – Masayuki Akamatsu」(プロモ編で紹介)ですが、プレゼンとかで立体物をプロジェクターに映し出したり、オーバーヘッドプロジェクタのように手書きしながら見せるのに役に立ちそうですので、また、機能紹介は改めてエントリを書こうと思います。お楽しみに!


 





関連エントリ



関連エントリ(試行錯誤編)





■iPhone4Sについて…iPod touch 64GやAndroid携帯の購入を検討して悩んだ挙句、AU版iPhone4S 64G(白ロム無契約)を購入して愛用しています。購入経緯は以下のエントリでどうぞ!


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