充電状態確認に便利、Quick Charge 3.0対応のUSBチェッカー、RouteR RT-USBVAX購入。
スマートフォンなどを充電するときに使った電気の量を見ると、バッテリがどれくらいヘタって来たか判断する材料になったりします。USBコネクタに差し込むだけで手軽に確認できるUSBチェッカーを購入しました。
USBチェッカーがあれば簡単にUSBの電圧や電流を測定できるよ
現在、既に「waves QC3.0 USB チェッカー」という製品を持っています。写真で見る限り、amazonで現在ベストセラーとなっている「COOWOO USB電流電圧テスター チェッカー」と同じデザインなので、同じものかも。
今回、1つのモバイルバッテリーから複数デバイスに給電するところを観察したかったので、もう1つUSBチェッカーを購入することにしました。我が家にQucik Charge対応機器はありませんが、どうせ買うならこの先のことも考えてQuick Charge 3.0対応製品を購入することにしました。
QC3.0対応 USB多機能チェッカー 電圧・電流・積算電流・電力量・通電時間・OFFタイマー他 RT-USBVAX
何社か必要スペックを満たす製品はありますが、先日、「RUH-OTGU2CR+C 」(YOGA BOOKを充電しながらUSBが使えてSDカード読み書きができるUSBハブ)ではとても丁寧にQuick Chargeのことについて教えていただいたルートアールさんの製品にしようと思ってRT-USBVAXを購入しました。
今回は封筒で届きました。
1インチ バックライト付きドットマトリックスLCDがちょっとリッチです。値段的には他社製品と比べてちょっと高いですが、USBチェッカー以外に、タイマーによるオフ機能と電圧・電流の上限でオフする機能があるので、機能も高くなっています。
測定機能・及び範囲は以下のとおりです。
- 電圧: 4V~30V 、 電流: 0~3.5A 、 仕事率: 0~90W 、 積算電流: 0~99999mAh
- 電力量: 0~999.9Wh 、 通電時間: 0~99時間 、 負荷抵抗値: 0~999.99Ω 、 温度
また、コネクタは両面挿しになっていて、地味に便利です。保証期間は購入後6か月となっています。
この手のUSBチェッカーにしては表示が見やすくてよいね!開封の儀
それでは開封して動作確認をしてみます。中にはRT-USBVAX、簡易説明書、保証書(簡易説明書の間に入っています)が入っています。
スモーククリアのケースに入っています。
表裏なく挿せる両面挿しUSBコネクタ
USBコネクタ部分は、両面挿しに対応しています。
USB電源やパソコンなどのUSBコネクタの向きによっては、USBチェッカーのディスプレイが見えなくなる向きになってしまうことがあるので、どちらに向きにでも挿せるのは地味に便利です。ごくごく普通にスコっと挿さります。
2つの表示モードと3つの安全機能
画面表示モードは2つの測定表示モードと、3つの安全機能設定表示モードがあり、MENUボタンを押すことで切り替えることができるようになっています。また、MENUボタンはリセット機能もあります(後で写真付きで説明します)。
- 表示モード1(電流・電圧・電力量表示)
簡易説明書ではこの画面が表示モード1となっているのですが、MENUボタンを押していくとこの画面は2番目に表示されます。そんなわけでなんと書くのが難しいところですが、説明書に従って紹介します。
電圧と電流をメインに大きく表示し、ワット数、電力量、積算電流や通電時間を表示します。一般的に電圧や電流を計測する場合、このモードが一番使いやすそうです。
- 表示モード2(信号ライン電圧表示)
同じく、「表示モード2」と説明書にはありますが、表示切替の順番から行くとこっちが表示モード1という気がしないでもないです。こちらは電圧、電流に加えて、信号ラインの電圧、通電時間、タイマー時間、負荷抵抗値、温度が表示されます。表示は細かいです。
- OFFタイマーモード
時間を設定することで、タイマーで出力を遮断することができます。単位は30分単位です。スマホの充電なんかで、充電器つなぎっぱなしによるバッテリ劣化の心配がある場合には有効そうです。MENUボタン長押しで表示点滅、その後、MENUボタンを押して30分刻みで設定できます。確定操作は最後にMENUボタン長押しです。
- 電圧制限モード
お、これはいいですね~。Qucik Charge対応ACアダプタからQucik Charge未対応機器に電源供給する時の保険になりそうです。あ、危ない!と言うときに自動でスイッチオフにしてくれるかも。同じくMENUボタン長押し、0.5V刻みで設定できます。
- 電流制限モード
電流が流れすぎるときってどんな時なのかな?同じくMENUボタン長押し、0.5V刻みで設定できます。
- 安全機能3モード共通
これらの設定を変更するときは出力側にUSB機器を接続しないように、とのことです。
表示はドットマトリックスタイプとしては見やすい方かな
wavesのQC3.0対応USB チェッカーと表示を比較してみました。バックライトが少しだけRT-USBVAXの方が明るく、見やすいです。また、小さいほうの文字も少しだけ太くて大きいので、さらに見やすく感じます。
どちらも決して見やすいというわけではないのですが、まあ、USBチェッカーの表示が煌々と明るいとしたら、それは表示で電気を食っちゃうという意味なので測定精度が下がりそうです。そんなわけで、弱弱しい表示というのは、これはこれで正しいと思います。
RT-USBVAXでUSB機器の給電状態を確認してみるよ
それでは早速。まずは携帯電話。既にこの携帯電話のバッテリーは購入できません。でもまだ現役です。
0.3Aほどでのんびり充電してくれています。
積算電流や計測時間をリセットするには、MENUボタンを長押しします。
はい、リセットされました…もたもたっと写真を撮っていたので2秒ほど経過していますが…。
続いてモバイルバッテリーの充電状態を確認してみます。
お、こちらはグイグイっと電流が流れていきますね~。
最後は、Quick Charge 3.0と見せかけて実は独自規格らしいLenovoのYOGA BOOKです。付属の充電器はYOGA BOOK充電専用なので、USB機器に給電すると発熱・故障することがあります。ご注意ください。
まずは様子見の5Vです。
お、だんだん上がってきましたよ。Quick Charge 3.0にちゃんと対応していればなぁ。
9V弱まで上昇してきました。
ここらでマックスの11.9Vです。
動作確認結果はばっちりでした。ちょっと容量の大きなモバイルバッテリーを購入したので、これから充放電、いろいろ確認してみようと思っています。
ルートアール QC3.0対応 USB多機能チェッカー 電圧・電流・積算電流・電力量・通電時間・OFFタイマー他 RT-USBVAX – amazon.co.jp Qucik Charge 3.0対応のUSBチェッカーです。電圧・電流の確認だけでなく、タイマーや電圧・電流設定値によるOFF動作もできます。 |
今日の一言二言三言
7セグの 表示の方が 味がある
そう思いつつも こっちが便利
ビジュアル的には7セグLED表示(「日」みたいにLEDが並んでいるやつ)の方が味わいあって好きなんですが(できればニキシー管とか)、便利さでいうと、やっぱりこういうドットマトリックスのディスプレイの方がマルチファンクションには向いていますよね。
電子工作、復活しようかなぁ。
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