エレキット フォロ MR-9107、赤外線センサー付き6足歩行ロボット、対象年齢は10歳、SiSO-Jr.2、組み立てられるかな?

公開日:  最終更新日:2020/05/18

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SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。

赤外線センサーで手のひらに近づいてきたり、物を避けながら6本の脚で歩くロボット、エレキットのフォロをSiSO-Jr.2用に購入しました。チャンレジ年齢(対象年齢)は10歳ということで、ちょうどSiSO-Jr.2も10歳なので、一人で組み立てられるかな?

エレキット フォロ MR-9107、赤外線レーダー搭載!6足歩行ロボ

エレキットのフォロとは、イーケージャパンが販売している6足歩行ロボットの組み立てキットです。まあ、電動で動くプラモデルにマイコンやセンサーが組み込まれていると思っていただければよいかと思います。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。パッケージ。

どんな動きをする製品なのかは、エレキットのホームページを見てもらったほうが早いかもしれません。動画が掲載されていますので、歩行の様子や機能紹介など、わかりやすいです。

SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。公式サイト
フォロ [ MR-9107 ]|製品情報 | エレキット

簡単には、方向転換(厳密には進む方向が変わるのであって方向転換するわけではないのですが…なかなか素敵な仕組みです)できる6足歩行機構に赤外線センサーを搭載しており、目を光らせながら対象物を追いかける(近づきすぎるとバックもします)「なかよしモード」と、赤外線センサーで障害物をよけながら進む「たんけんモード」を持っています。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。動作モードの説明。

エレキット フォロの対象年齢(チャレンジ年齢)は10歳。工作時間の目安は3時間

フォロは組み立てキットなので、プラモデルのように組み立てる必要があります。接着剤は不要ですが、ニッパーでライナーから切り離して組み立てていきます。チャレンジ年齢は10歳ということになっています。小学4年~5年生あたりになります。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。対象年齢は10歳。難易度5。

部品点数は115点となっており、組み立て後のサイズは約15cmです。また、使用電池は単4アルカリ乾電池4本となっており、別途購入する必要があります。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。サイズは15cm程度。部品点数115点。

10歳のSiSO-Jr.2、エレキット フォロに挑戦。約1時間半で完成!

まずは開封の儀的レビュー!必要工具はプラスドライバー(サイズ:No.1)とニッパーだけ。ニッパーはプラモデル用が便利

というわけで、こういう組み立てもの大好きなSiSO-Jr.2、フォロを手にするや早速開封です。こういうもの(工作系と言いますか)を喜んでくれるのは、親としても何となくうれしいです。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。10歳の子どもにプレゼント。

箱はプラモデルみたいにパカっと上下に分かれるのではなく、手前から開くような構造になっています。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。開封の儀的に。

部品を並べてみました。6足ということだけあって、同じ形状の部品がたくさんあるのが特徴です。そんなわけで、部品点数の割には難しくなさそうです。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。部品一覧。

ニッパーとドライバーはミニ四駆で使っていたものを持ってきました。ニッパーは、タミヤ・クラフトツールズのモデラーズニッパーという、プラスチック部品の切り取り専用のものです。刃の形状が若干普通のニッパーと異なり、切り取った部分がきれいに平面になりやすくなっています。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。使用する工具はニッパーとプラスドライバー。

モーターや電池ボックスの配線はコネクタ処理済みで配線ミスは少なそう

「お、よく考えているな~」と思ったのが、モーターや電池ボックスの配線です。モーターの配線は色分け(青・黒と赤・黒)されており、さらに電線の末端はコネクタになっているため、工作が簡単になっています。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。モーターや電池ボックスの電線はコネクタ処理されているよ。

モーターには、たぶん、ノイズキャンセル目的だったと思いますが、セラミックコンデンサが付いています。一応、マイコン制御と思われるので、制御基板(マイコン)にノイズを流し込まないための対策と思われます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。モーターにはノイズキャンセル用のセラミックコンデンサあり。

それでは歩行用・方向転換用ギヤボックスの組み立てから。これが一番わかりにくいかも

まずは歩行用のギヤボックスの組み立てです。ギヤは色分けされていますし、組み立て説明書も丁寧に書かれていますので間違えることは無いですが、シャフトなど、部品点数が多いのでちょっとややこしいところかもしれません。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。歩行用ギヤボックスの組み立て。

青と黒の電線のついたモーターを取り付けます。ここでセラミックコンデンサを90度起こします。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。歩行用ギヤボックスの組み立て。

で、1枚カバーを取り付けます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。歩行用ギヤボックスの組み立て。

続いてクランク状に動くギアの取り付けを行います。位置決め用ジグがあるので、これを使ってギアを位置決めし、タッピングビスでギヤを固定します。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。歩行用ギヤボックスの組み立て。

さらに歩行するための駆動力を伝えるパーツを取り付けます。これで歩行用ギヤボックスは完成です。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。歩行用ギヤボックスの組み立て。

今度は方向転換用のギヤボックスを組み立てます。こちらは赤と黒の電線のついたモーターを使います。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。方向転換用ギヤボックスの組み立て。

こちらもギヤの枚数が多いですが、説明書通りにギヤをシャフトに通して取り付けていきます。SiSO-Jr.2、ここでちょっとオレンジ色のギヤの位置が分かりにくかったみたいで、ちょっと組みなおしていました。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。方向転換用ギヤボックスの組み立て。

後は歩行用ギヤボックスと方向転換用のギヤボックスを結合したら、モーターとギヤ関係は完成です。ここはフォロの胸の部分になります。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。2つのギヤボックスの合わせて胸パーツになるよ。

ビスは全部タッピングビスなのでちょっと押し込む、回すともに力が必要です。これだけはSiSO-Jr.2に教えました。また、SiSO-Jr.2が一番苦労していたところでもあります。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。2つのギヤボックスの合わせて胸パーツになるよ。タッピングビスで締め上げ。

いよいよ頭部の組み立て。制御ボードを組み込むよ。赤外線センサは2組の模様

胸パーツに頭部パーツを取り付けていきます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。頭部組み立て。

顔はクリアパーツなのですが、その内側に目っぽっくLEDで光る部分があります。LEDは制御ボードについているのですが、目がきれいに光るため、クリアパーツにシールを貼ります。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。頭部組み立て。

さて、普通のプラモデルにはない、制御ボードです。この写真の向きでフォロの顔の中に入るようになっています。中央下に電子ブザーのようなパーツが見えますね。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。頭部組み立て。制御基板。

多分ですが…主要パーツは以下のようになっていると思われます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。頭部組み立て。制御基板。ちょっと解析。

  • 青丸…目用青色LED
  • 赤丸…赤外線センサー用LED
  • 橙丸…赤外線センサー

赤外線センサーは左右それぞれに組み込まれています。恐らく、例えばなかよしモードの場合、右の赤外線センサーが反応すれば右側ターン、両方とも弱く反応したら前進、強く反応したらバックするようになっているのではないかと思われます。

で、この制御ボードを顔面パーツに取り付けます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。頭部組み立て。制御基板。取り付け。

ここで単4アルカリ乾電池も組み込んでしまいます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。頭部組み立て。顔と制御基板を頭部に取り付け。

今回は、100均ショップ・ワッツで購入した5本セットのアルカリ乾電池を使いました。1本余りますが、動かしているうちに電池が無くなって、何度かアルカリ乾電池を再購入しているうちに使っちゃうでしょう。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。電源は単4アルカリ乾電池4本。100均ショップで調達。

で、頭部を閉めてしまいます。電池交換はこの部分のビスを外してやればできそうです。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。頭部組み立て。

これで胸から上が完成しました。後は足を組み付けるだけです。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。頭部&胸部、組み立て完了。

足は3本ずつ1組になっていて上半身の向いた方向に歩くような構造

足のベースとなるパーツを取り付けます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。足を組み立てていくよ。

足は3本1組になっていて駆動するようです。完全によくは理解できていませんが、なかなか巧妙な構造のようです。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。足は3本で1組になっているよ。

足の取り付けは本体をひっくり返した状態で行います。今取り付けているプレート状の部品は、上半身からきている歩行駆動パーツとつながります。既に黒いパーツが追加されていますが、裏表を間違えないようにする必要があります。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。ギヤからの駆動を脚部に伝えるプレートの取り付け。

プレートはこんな感じで半固定されます。こういう構造なので上半身は自由に回転できるんですね。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。ギヤから脚部へ力を伝達するパーツは回転可能。

プレートを拡張するようなパーツをはめ込んでいきます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。脚部プレートにさらにパーツはめ込み追加。

それにしても説明の難しい楽しい構造です。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。脚部組み立て。

なんと説明してよいのやら。自分もしっかりは構造を理解できていませんが…よく考えるな~と思います。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。脚部組み立て。

タッピングビスで固定します。ここもSiSO-Jr.2にとってはちょっと苦労するところです。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。脚部組み立て。

足のつま先?パーツです。ここははめ込みなので簡単に組み立てることができます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。脚部組み立て。

こんな感じで、根元の軸が稼働する並行リンクのような風に取り付けられます。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。脚部組み立て。

つま先を6本取り付け、腕(腕は電動では動きません)を取り付けたら完成です。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。腕を取り付けて完成。

無事完成!早速遊んでみる。起動スイッチはおでこにあるよ

起動はおでこにある押しボタンスイッチを長押しします。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。おでこのスイッチを押してフォロ起動!

お、起動した!
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。起動すると目が青色に光るよ!

手を見つけると近づいてきます。なかなかワシャワシャと足が動いて楽しいです。SiSO-Jr.2も大喜び。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。なかよしモード。手についてくる。

手を近づけていくと、今度はバックします。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。なかよしモード。手を近づけるとバックする。

手を横に動かすと、動かしたほうについていきます。なかなかかわいいやつです。
SiSO-LAB☆エレキット MR-9107 フォロ。なかよしモード、手の向きを変えるとついてくるよ。

たんけんモードのほうは、後で図鑑とか並べて試してみれば?と声をかけたのですが、ついてきたりするだけで充分面白いみたいで、とりあえず今日のところは、なかよしモードをメイン、テーブルの下なんかをたんけんモードで歩かせて遊んでいました。

 

エレキット フォロ MR-9107 – amazon.co.jp

通信販売であれば有名どころのamazonでも取り扱っています(記事公開時情報で、送料込みで定価よりは安いです)…が、今はヨドバシカメラのほうがさらに安いです。

 

今日の一言二言三言

 

  • プラスチック用ニッパーがあるとすごく便利
  • なかなか巧妙な仕組みで自由な方向に6足歩行
  • 電装系はコネクタ付きで失敗知らず

 

SiSO-Jr.2、結局、目安の工作時間3時間よりも早く、1時間半で完成させてしまいましたが、ニッパーがプラモ用というのも時短にだいぶ貢献していると思います。

それにしても自由自在な方向に進むことのできる6足歩行、なかなか巧妙な仕組みで興味深いです。

 

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Comment

  1. missa より:

    全く関係無いですが、ミニ4駆の方はもうしないのでしょうか?

    • SiSO より:

      missaさん>
      コメントありがとうございます。ミニ四駆の方、もう、子供たちもさっぱりでこちらも全然ですね~。上の子がちょっと走らせたがる時があるので、また始めるかも。その時は、ブログ更新しますので、またよろしくお願いします。

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