プレステコントローラをH8TINYに接続してみる
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
次期マシーンのコントローラは、プレステコントローラを使おうと思っています。というわけで、まずは手持ちのジャンクなプレステコントローラをH8/TINYで読み取り実験をしました。「ATmega128じゃないの?」と言われそうですが、マシーン側のコントローラに接続するのではなく、オペレータ側で読み取って、BlueToothで転送する予定です。というのも、うちで作っているマシーンに載せるにはワイヤレスコントローラの受信機、ちょっとでかいです。で、たぶん(かなりの確度で)、あの受信機って受信機と言いながら送信もしますので、
バラして使うと電波法に引っかかるかも
なんです(認証を受けた状態で使わないといけないはずなので、ばらす=認証時と異なる状態になる)。もし、確認された方がいましたら、教えてください。無線やってた経験からいくと、上記のような解釈になります。
各イベントでも合法性を確認するよう言われていることもありますし、違法性を感じながらやるのも気が引けるので、ちょっとお金はかかりますが手元で読み取って、BlueToothで送ることにしました。BlueToothはまた入手するとして、まずは基礎実験です。
情報ソース
既にプレステコントローラの解析、読込プログラムなどはみなさんがアップされていますので、それを思いっきり参考にさせて頂いて作りました。情報ソースは以下の通り。
- プロトコル
藤田氏による「プレイステーション・PAD/メモリ・インターフェースの解析」
寺川氏による「デュアルショック(SCPH-1200)の解析」
寺川氏による「デュアルショック2(SCPH-10010)の新機能使用方法」 - AKI-H8/3664改造…NONSAYAさんの製作記事
- 基本プログラム…ぐ~たらパパ・おかださんの製作記事
今回は、あまりにも人様の情報ばっかり使ってますので、サンプルプログラムは無しです。
製作&実験
製作といっても、たいした物は作らないんですが、まずは手持ちで余っているAKI-H8/3664を引っ張り出してきて(昔、G-Tuneに使っていたやつ)、ピンヘッダを取り去って気分一新です。取り方ですが、万力で固定して、半田ゴテでハンダを解かしてラジペンで引っ張って取りました。で、最後にハンダ吸い取り器で「シュポ」っとやります。そんなに綺麗に取れるもんではないので、まあ、だいたいにやっておきます。
次に、NONSAYAさんの製作記事に従って、AKI-H8/3664を3V動作モードにします。これをやるには、AKI-H8/3664の裏側にある、C7のコンデンサを取ります。取り方ですが、片方ずつハンダを溶かしても取れません。ここは一発、コンデンサにハンダがかぶるぐらいまでハンダを盛ってしまい、両側を一度に溶かしてはずします(小技)。コンデンサが壊れると思いますが、ここはすっぱりとあきらめます。真似されるときは、かならずメガネなどをかけて、ちゃんと保護対策をしてからやってくださいね。部品によっては「プシュ!」とか言って、わけのわからないものが出てくる時がありますので。
あとは、電源とVCLを接続して完了です。
ちょっともったいないですが、手持ちのプレステコントローラの電線を「ブチ」と切りました。中はこんな感じで、結構、しっかりした線です。さすが茶の間で使われるものは違います。あとはこれをAKI-H8/3664に直接ハンダ付け。まあ、あまり部品ばかりというのもありますし、ハンダ除去って、なかなか綺麗には取れないので、ピンヘッダとかって入らないことが多いんです。
ちなみに、プレステ等のゲーム機はまったく所有していません。どうもゲームって燃えないんです。ゲームセンターでちょっとやるぐらいにはやりますが、買って家に設置してまで、という感じじゃないんですよねー。人が作った世界の中で活動するだけのものだからかな。
ケーブルの色ですが、こんな感じです。向きは、コントローラのコネクタを正面から見た状態です。下の図で、左が1番ピンのようです。
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|○○○|○○○|○○○|
\___________/
|茶橙紫|黒赤黄|青 緑|
(灰)
というわけで、実験完了です。うーん、こんなに簡単にできるなんて…。最初、ちょっとデータが化けていたのですが、信号間の待ち時間を調整したら、ちゃんと読み取れるようになりました。情報を公開してくださっているみなさま、ありがとうございますー。最終的にAKI-H8/3664周りはこうなりました。
情報ソースからの変更点ですが、純正コントローラを接続する限りでは、ACKは開放のままでよさそうです。また、DATのプルアップは、マイコン内臓のプルアップで大丈夫でした。そんなわけで、配線は、AKI-H8/3664に接続するだけです。
思いのほかうまくいったので、今度、お気に入りのコントローラを購入して、本格的に改造しようと思います。構想では、コントローラにABSとかでフレームを継ぎ足し、マイコン、モジュール、電池を搭載する予定です。あ、でもあんまり重くしないよう、気をつけないといけないですね。ついつい豪勢に作りたくなるクチですので。あはは。
SISOさん、こんばんは。B.Wです。
やっぱりバラすと電波法に引っかかるんでしょうか。私もそれが気になって取説を読んでみたのですが、電波法うんぬん以前に、「バラすな」とも書いてなかったんですよね・・・。だからOK!ってことにもならないとは思うのですが。認証のシールはカバーに貼ってありますしね。う~ん、やっぱり後ろめたい状態で使うのもよくないので、戻した方がいいかぁ・・・。