猪肉のロース&バラで、がっつりカレーライス、カレー粉から作って猪脂もしっかり堪能。作り方も簡単だよ!レシピとか。
猪肉って脂身までおいしいですが、カレールーを使ってカレーを作るとカレールーに入っている脂分でせっかくの風味がなくなるかも。そんなわけで、生まれて初めてカレー粉からカレーを作ってみることにしました。
カレールーの約40%は油脂
我が家でよく使っているカレールーです。このカレールーに限った話ではないのですが、カレールーって油脂がかなり入っています。
例えばこのカレールー、8人分で内容量160gとなっています。
1皿分(カレールー 20g)あたり、脂質は7.8gとなっています。つまり、カレールー160g中62.4gが脂質ということになり、39%が脂質ということになります。
これに加えて、野菜を炒めるのにサラダ油を使ったりするわけで、せっかくの猪脂の風味がどこかに行ってしまいそうです。
猪肉の脂を存分に楽しめるカレーってできないのかな?
そんなわけで近所のスーパーで売っていた、エスビー赤缶カレー粉を使い、サラダ脂も使わず、すべての脂分、脂分、両方含めて猪肉のものを使ってみることにしました、ネットで調べると、色々と有名なカレー粉によるカレーライスのレシピはありましたが、まずは定番って感じで行ってみたいと思います。
公式ホームページの商品説明を見ると、「三十数種類のスパイスを絶妙な比率でブレンドし、焙煎、熟成などのプロセス」とまあ、なんだか読んでいるだけで舌の付け根が熱くなることが書かれています。
1つ難点を言うとすれば、ちょっとお高いです。
たったの37gで330円(税別)もします。まあ、カレー粉でもうまくカレーが作れるようになったら、追々、量がたくさん入っていてコスパの良いものを探そうと思います。
人生初めての圧力鍋によるカレー
カレー粉でカレーを作るのは初めてですが、妻の勧めもあり、今回、初めて圧力鍋を使ってみたいと思います。かれこれ10年使っている圧力鍋なので、あまりピカピカじゃなくてすいません。
普段、妻はカレーを作るとき、この圧力鍋を使っていますので、できあがり比較という意味では圧力鍋を使った方が、より適正な比較ができると思います。
カレー粉で猪肉のロース&バラでのがっつりカレーライス
まずは材料です。材料は猪肉以外はごくごく普通です。
- 猪肉バラ薄切り(唐津町)…200g
- 猪肉厚切りロース(ちんぜい猪)…500g
- たまねぎ…小ぶりを3個
- じゃがいも…小ぶりを4個
- にんじん…1本
- ニンニク…4片
- ショウガ…1片
- 水…900ml
- カレー粉…大3(肉用に小1)
- 小麦粉…大8
- コンソメスープの素…大1(できればブイヨン)
- ケチャップ…大2
- ウスターソース…大4
- 塩…小2(肉用に小1)
- 砂糖…小2
特別と言えば、猪肉ですね!左は長崎県島原市のちんぜい猪厚切りロース500g、右は佐賀県唐津市の猪バラ肉スライス200gです。ちんぜい猪厚切りロースは冷蔵庫で解凍するのに1日半かかりました。
今回、写真が多いので(総数48枚!)、ちゃっちゃっちゃっと紹介してきます。
まずは猪ロース肉の脂を出して玉ねぎを炒めるよ
まずはジャガイモの皮をむいて一口サイズにカット、水につけておきます。
ニンニクをみじん切りにしていたら妻が冷凍庫からしょうがスライスを出してきてくれたので、これをみじん切りにします。
猪肉ロースの脂部分を弱火で焼き、脂を出します。
この脂は野菜を炒めるのに使います。
5mm厚ぐらいにざくざくっと切った玉ねぎを炒めます。
猪ロース肉はフライパンから取り出し、粗熱を取ります。
粗熱が取れたら、ひと口サイズに切ります。
カレー粉小さじ1、塩も小さじ1、猪肉に振りかけます。
軽くかき混ぜて、カレー粉と塩を猪肉になじませます。
ほどよく玉ねぎに火が通ってきたら、ニンニクとしょうがのみじん切りを加えます。
ニンニクの香りが出てきたぐらいでOKです。
圧力鍋で軽く野菜をいためて煮込む準備
圧力鍋で猪ロース肉(先ほど脂身部分をじっくり焼いた肉)を弱火で焼き、さらに脂を出します。
そこへ炒めた玉ねぎを入れます。
さらに他の野菜も加えて弱火で軽く炒めます。野菜の表面が軽く猪脂でコーティングされるぐらいで良いかと思います。
そこへコンソメ(本当はブイヨンの方がいいと思いますけど冷蔵庫になかったので)を大さじ1加え…。
水900mlを加えます。まだこれから、カレールー用に猪バラ肉から脂を取るので、火は弱火でのんびり加熱しておけば良いです。
猪バラ肉からカレールーを作るための脂をじっくり炙りだすよ
続いて猪バラ肉スライスの出番です。
適当に5等分ぐらいに切ってしまいます。
これまたじっくり弱火でフライパンにて焼きます。
脂が出てきました。脂はフライパンを熱くしすぎると焦げてしまうので、弱火でじっくりです。
脂がしっかり出たら、猪バラ肉は圧力鍋に移します。
それでは圧力鍋のフタをし、加圧調理に入ります。蒸気が出てくるまでは中~強火で加熱します。
時間は蒸気が出てきてから弱火にし、そこから15分ほどでよいそうです(妻に教えてもらいました)。
いよいよ小麦粉とカレー粉でカレールーを作るよ
カレールーを作るためにはバターを使うことが多いようですが、今回はひたすら猪脂というのがテーマですので、先ほど、猪バラ肉を炙って取り出した脂を使います。
まずは小麦粉を大さじ8、猪バラ肉の脂でじっくり弱火にて炒めます。
のんびり小麦粉を炒めていると、だんだん色が変わってきました。
小麦粉が茶色くなってきたのでこれでいいかな?ということで、次のステップに移ります。後で調べてみたら、もう少し茶色くなるところまで頑張る必要があるようです。 焦がしてしまうとやり直しなので慎重になります。
ここでカレー粉を加えますが、スパイスは焦がすと風味が飛んでしまうので、まずは火は止めます。そしておもむろにカレー粉を加えます。
ちょうど余熱調理していた圧力鍋の弁が降りました。
カレールーに肉と野菜を煮込んだスープを加えて延ばします。
お~、かなりそれらしくなってきました。
圧力鍋の中身もおいしそうです。塩コショウなどで味を調えれば、スープとして楽しめそうです。
カレールーを圧力鍋に加えます。
ここからはお好みですが、ケチャップ大さじ2、
ウスターソースを大さじ4、そして塩小さじ2、砂糖小さじ2を加えます。
かき混ぜて軽くぐつぐつさせたらできあがりです。
小学3年生でもパクパク食べれる程よい辛さのカレーライス
盛り付けてみました。やはりカレーライス、カレーとライスがそろってのカレーライスです。
う、うまい!なんといいますか、こってり感はありますが重さがなく、サラサラっといくらでもお腹に入っていきそうなステップの軽さを感じます。味の方もすごく辛いわけではなく、スープカレーのような味わい、だけど濃厚、という、普段食べているカレーライス的表現をしようとすると、矛盾だらけのカレーライスになりました。
そして8mm厚の厚切り 猪ロース肉、猪肉もおいしい~です。脂身もプチプチして張りがあります。やっぱり、猪脂の甘みを活かそうと思ったら、カレー粉からカレーを作るに限るですね。
小学3年生のSiSO-Jr.2もパクパク食べています。
というわけで、大好評でした。
カレーは一晩寝かした方がおいしい?
カレーは一晩寝かした方がおいしいと言うので、2回分作って一晩寝かしてみました(冷凍はしていません)。さて、さらに味がなじんでおいしくなっているのでしょうか?
うーん、昨日の方がおいしいです。なんというか、あの食欲を異常にそそる香りが無くなってしまい、味が平坦な感じに。野菜は、より味がしみ込んでいる感じがしないでもないですが、香りはだいぶ減ってしまった気がします。
そういえば、以前、無水カレーを作ったことがありますが、あのときも一晩置くとおいしくなくなってしまいました。SiSOが作るカレーは、作ったらすぐ食べるべし!?なカレーかもしれません。
ま、何はともあれ、おいしくできて良かったです。
今回、脂の出具合がわからなかったので超贅沢に猪肉を使いましたが、猪ロース肉500gだけとか、猪バラ肉200g+猪ロース肉200gぐらいあれば、すべての脂分、まかなえそうです。次回はそのように調整して作ってみようと思います。
|
今日の一言二言三言
カレー粉で 作るカレーの 味わいは
香り豊かで すっきり濃厚
カレー粉で作るカレーライスって、カレールーとは一味違うもので、また、香りがとてもいいですね~。カレールーを全否定するほどの味の差はありませんが(SiSOの修業が足らないだけかもしれませんが)、しっかりと特別感はあります。
市販のカレールーだってカレー粉とかそれ相当のスパイスを使っているわけで、材料に根本的な差はないんでしょうけど、なんかフレッシュな感じがしました。
カレールーに比べてひと手間かかりますので、「お父さんがつくるカレーの日」は積極的にカレー粉を使って、オリジナリティを出していこうと思います。
Your Message