秋月電子で購入したDC1V~15V最大8A可変スイッチング電源キットK-06969の組み立て
ミニ四駆の実験に使おうと思って購入した秋月電子の可変スイッチング電源キット、組み立てフォトレビューです。久しぶりの電子工作らしい電子工作、ハンダ付け、下手になったなぁ。なかなか昔の感が戻りません。
DC1V~15V最大8A可変スイッチング電源キット K-06969
この電源キットは、直流18Vとか入れてあげると内部で降圧(電圧を下げる)して1V~15Vに変換してくれるものです。スイッチングタイプなので発熱が少なく、変換効率も高そうなところがマルですね!
DC1V~15V 最大8A可変スイッチング電源キット(降圧) SI-8010Y使用: 組立キット 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
前に購入した時はもっとガサガサしたビニール袋に入っていたのですが、それよりもっと厚みがあって柔らかい感じのビニール袋に変わっていました。
このキットは放熱板や出力電圧調整用の可変抵抗なども全部入っているところが初心者向けで、久しぶりに電子工作するSiSOにはピッタリです。
ちなみに秋月電子の電源キットの中には10A出力と言うものもあったのですが、こちらは放熱板が付いていなかったのでやめました。ミニ四駆をちょっと動かすぐらいなら放熱板不要かもしれませんが、まあ、あればあった方がいいかなと。
DC1V~15V 最大8A可変スイッチング電源キット(降圧) SI-8010Y使用: 組立キット 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
まずは眺めて楽しむ電源キット
ワクワクしながらキット内容チェック
それではまず中身を広げて内容チェックです。写真左から説明書と基板、可変抵抗に電解コンデンサと放熱板、そしていろいろな部品です。
基板です。爪でたたくとカツコツといい感じの音がします。うーん、この感じ、この感じです。
ずっしりと重みのある電解コンデンサです。3本付いています。販売時期によって細くて長いタイプや、この写真のように太くて背の低めのものだったりするようです。秋月電子のホームページには細くて背の高いタイプの電解コンデンサですよね。
コイルです。コイルがあると実験っぽくて怪しげな雰囲気になります。
ターミナルやタンタルコンデンサ、抵抗、ICなどです。乾燥材と一緒に入っていて気遣いを感じます。昔は入っていなかった気がします。
可変抵抗、いわゆるボリュームというやつです。
小さい放熱板です。アルミ製なので見た目より軽いです。
続いて大きい方の放熱板です。こちらもアルミ製でとても軽いです。
このツマミはキットには入っていないので一緒に秋月電子で購入したものです。ちゃんと取り付けれるかな?
小型ボリューム用ツマミ(ノブ) 15mm ABS-28: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
ふむふむ、ばっちりです。
急激に電圧変化させるとICが破損することがあるそうな
説明書も組み立て部分だけでなく一通り読んでみました。最小電圧から最大電圧まで一気に変化させるとICが破損する事があるそうです。5秒以上かけてゆっくり操作しないといけないとのこと。
気をつけないとですね。
パーツをはんだ付けする前に足を拭き掃除
SiSO的経験ですが、キットを組み立ててうまく動作しない、或いはカタログスペックが出ない場合って、だいたい部品の接触不良が原因です。
そんなわけでキットを組み立てる前に電子部品の足をきれいに拭いてあげます。こうすることで表面の汚れが落ちます。アルコール拭きが一番いいと思いますが、無ければティッシュで拭くだけでもだいぶ違います。
なんだか丹精込めて部品を手入れしているみたいですね!
イザ!張り切ってハンダ付け
まずは背の低い部品からハンダ付け
この手のキットを組み立てる時のセオリーといえばセオリーですが、まずは背の低い部品からハンダ付けしていきます。作業がやりやすいためです。背の高い部品を先にハンダ付けしてしまうと、背の低い部品のハンダ付けが難しくなっちゃいます。というわけで、抵抗からハンダ付けします。
クイっと足を曲げてジュっとハンダ付けします。この電源キットは抵抗によって電圧可変範囲を変えることができます。写真は1V~15V用です。でも後で後悔しました。この記事を書いている時点で実は完成していまして…ミニ四駆用に使うのであれば、1V~7Vにした方がよいです。
コンデンサは数字をよく見て間違えないように
コンデンサはどれもよく似ていますので、印刷されている数字が頼りです。
ということでこれもワラワラっとハンダ付けします。基板の上がなんだかにぎやかになってきました。
ターミナルブロックの足は太いのでじっくり焦らずハンダ付け
続いてターミナルブロックです。このターミナルブロックは電線を差し込んでネジを締めて固定するタイプです。秋月電子が取り扱っている商品で、ほぼ同じサイズでレバーで押し込んで電線を固定するものもあります。
ターミナルブロックは足が太いためハンダゴテで熱するのに時間がかかります。そんなわけで、適当な工具で基盤の高さ調整をして固定しておきます。じっくりと熱くしてあげてからハンダを流し込めば簡単にハンダ付けできます。
できあがりです。傾いたらどうしようかと思いましたが、いい感じでハンダ付けできました。
放熱板はレギュレータより先にハンダ付けしよう
このキットに付属している放熱板は、ハンダ付けをして基板に固定し、ICはネジ止めするタイプです。そのため、IC(といってもゲジゲジではなくトランジスタっぽい形状ですが)をハンダ付けする前に放熱板をハンダ付けし、先に一義召してあげる必要があります。
ということで今度は第三の手君に手伝ってもらいました。放熱板だけあってハンダ付けには時間が少々かかります。
うむ、いい感じですな。
続いて大きい方の放熱板もハンダ付けします。
放熱板2つともハンダ付け完了です。なんだか高層ビルにか困れた街のようです。
それではダイオードをネジ止め。ハンダ付け前に放熱板に固定することで、ダイオードの位置合わせをします。
レギュレータは足がたくさん生えていますので、基板の反対側から穴の位置を確認し、あらかじめ少し足を広げておきます。あ、この足もちょっと掃除してからハンダ付けです。
ということでハンダ付け完了です。
コイルってなんだか実験っぽい感じがする
SiSO的にはハンダ付けほぼほぼ初めてと思われるコイルです。デジタル回路はよくいじっていましたがアナログ回路はほとんど触らなかったため、コイルを必要とする電子回路を組んだことがありません。
これはちょっと浮かせ気味にした方がいいのかな?と思い、高さ調整をしながらハンダ付けしました。
電解コンデンサは熱に弱いので浮かせ気味がいいかな
本当はアルミでできた洗濯バサミのような道具を使い、ハンダ付け中の熱が電解コンデンサ本体に伝わらないようにするのがベターなのですが、すっかり忘れていました。まあ、ちょっと足を長めにハンダ付けすればいいかな。
このぐらい浮かせてハンダ付けしました。
電解コンデンサには極性がありますので、基板に印刷された電解コンデンサの絵を参考に向きを決めます。電解コンデンサに白っぽい帯が印刷されている方がマイナス側になり、基板にも白く太い線が印刷されていますので、その向きにあわせます。
電解コンデンサのハンダ付け完了です。なんだか石油コンビナートなどがそびえ立つ、沿岸工場地帯の様相になってきました。
後は可変抵抗を取り付ければ完成なのですが、ケースに組み込みたいのでここでとりあえず完了とします。それではケース製作偏に続きます。お楽しみに!
今日の一言二言三言
緑の基板を 叩いてみれば
ワクワクドキドキ 心高まる
久々の電子工作、堪能しています。これからケースを作りますが、今度は久々の樹脂加工です。これまた楽しみです。
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