振り出し釣り竿、トップガイドのパイプ根元で折れちゃったので修理。エポキシ接着剤で接着しちゃったけど、ホットボンドの方が良かったかな。
SiSO-Jr.2の振り出し竿、不注意で先端のトップガイドのところから折ってしまいました。使っている最中ではなく、運んでいる最中のできことでして、ちょっと失敗しました。そんなわけで修理してみましたよ。
SiSO-Jr.2、ロッドのトップカバーを紛失、帰宅時ロッド先端折る
SiSO-Jr.2が釣りの準備をしていたときに、岩場でロッドのトップカバーをコロコロっと落としてしまい、そのまま岩の隙間の奥の方へ…結局見つからず、紛失してしまいました。
その帰り、気を付けて他のものに当たらないように車のトランクに収納したつもりだったのですが、家に帰って取り出してみたらぽっきりと先端が折れていました。幸い、車の中で折れたため、折れたほうの部品も回収することができたので修理していることにしました。
ロッドガイドを取り外す方法…ドリルとヤスリでロッドを削ってみたよ
SiSO-Jr.2の210振り出し竿と折れた先端部分です。ロッドの先端にあるトップガイドは残っていたので、トップガイドから折れたロッドを抜き、ちょっとロッドは短くなってしまいますが、残ったロッドの方にトップガイドを付け直すという作戦で修理をすることにしました。
先端部分はトップガイド以外に、釣り竿を伸ばしてから固定するガイドリングも付いています。
折れた部分です。う、あまり手入れしていないので結構サビてますね…。ポキっと逝っています。グラスファイバーということで、繊維状のものが見えていますね。これがガラス繊維かな。
トップガイドをロッドの先端に挿し直すためには、まずはトップガイドの中に残ってしまったロッドを取り除く必要があります。とりあえず、わずかに残っているロッド部分をペンチで掴んで引っ張ってみたのですが…。
うーむ、グラスファイバーがちぎれるだけで全く抜けてくる気配がありません(後で知ったのですが、加熱すると取りやすくなるらしいです。次回、やってみます)。
うーむ、どうしよう?
そうそう、グラスファイバーなので、ハンドドリルで削りだしてしまえばいいですね!トップガイド本体は金属製なので、樹脂だけ削り取ってしまうのは簡単そうです。
トップガイドのパイプ内径と近いドリル刃を選びます。
いきなりドリルで削り始めてみたのですが、なかなかドリル刃がうまく入っていきません。
そんなときはヤスリの登場です。先端の尖った丸棒タイプのヤスリでへこみを作ります。
ドリル刃が噛み込んでくれるきっかけができてしまえば、あとは地道にグリグリと回していくだけです。
まあめちゃくちゃ硬い物でもありませんし、グラスファイバーを覆っているのは金属製のパイプですからハンドドリルではさすがに金属部分に深刻なダメージを与えるわけも無く、気軽にのんびりグリグリやった結果、いい感じでロッド部分を取り除くことができました。
ちょっと残っている部分を削り取ります。あ、竿はグラスファイバーですので、削った粉が飛び散らないように気を付けて下さい。しっかりガードするのであれば、マスクをして集塵機の前でやった方がいいような作業です。
というわけで、ほぼほぼトップガイドのパイプの中のグラスファイバーを取り除くことができました。
折れてボロっとしていたロッドの方も、ニッパを使ってきれいに成形します。
試しにトップガイドを差し込んでみました。ちょっと浅いかな?中にまだ残っているのかも。
ドリルやヤスリでもう少し削り込んで調整です。
接着はエポキシ2液混合タイプ…でもホットボンドの方がよかったかも
接着ですが、手元に2液混合タイプのエポキシ接着剤があったので、これを使うことにしました。
本当はホットボンドで接着した方が、後でトップガイドを取り替える事になったときの作業が簡単になると思うのでベターです。まあ、エポキシ樹脂でも熱したら外れたようなきがするので…。
混ぜ混ぜした接着剤をロッド先端の表面に塗ります。ガイドリングがもう1つあるので、ここで忘れずに差し込んでおきます。
ガイドリングのパイプ部分を差し込むときに、「接着剤さん、しっかりなじんでね~」と気持ちを込めながら、ジワジワ、グリグリっと差し込みます。
ちょっとはみ出た接着剤を拭き取ったら、後はしっかり固まるまで放置しておくだけです。
ついでに自分のロッドも接着修理しておこうっと
現在、SiSOの主力釣り竿、プロマリン タックルセット DX165、お手軽&お気軽に楽しく使っているのですが…。
こちらの方も途中のガイドリングの接着が外れてしまいました。
ほら、一番根元のガイドリングがズルっと外れています。時々ずれることを気にしなければ、ホイホイ外れていく物でも無いのですが、先ほど接着剤を混合したので、ついでに接着しておくことにしました。
先ほどと同じように、接着剤を塗り塗りします。
「接着剤さん、良くなじんでね~」と念じながら、グリグリっとガイドリングを回して接着剤をなじませつつ、ロッドに押し込んでいきます。
はみ出た接着剤を拭き取ったら修理完了です。
今日の一言二言三言
ちょいちょいと ロッドを修理 してあげると
父の威厳も ちょっとアップ
SiSO-Jr.達は工作が好きなせいか、こういう修理をやってあげるとすごく尊敬してくれるようです。「手先が器用なお父さん」を目指して今後もがんばろ~。