iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その2・設計&再設計編
すいません m(_ _)m、本記事はブログ引越時に書式が崩れました。順次修正中です。
「折りたためるiPhone用すきゃん箱」ですが、天板、底板、高さのサイズを前エントリで決めたので、まずはCADで描いてみました。3D-CADが使えればかっこいいのですが、どうも使い方が思い出せなくて、いつものSakraCADで描いています。
トップイラストはドラフター(なんか、すごいわかりにくいイラストになってしまってすいません)にしましたが、「宇宙の騎士テッカマン」の天地局長は、何かを設計しているシーンでドラフターを使っていましたね。でもデータは電子化されていたような。アナログとデジタルが融合された未来のドラフターなのかもしれません。
■背景説明
前エントリにて紹介しましたが、GIGAZNEで、iPhone用面白グッズ?というか、出資募集中のグッズで、おもしろそうなものが紹介されていました。面白そうなので、ちょっとアイデアを拝借させていただいて作ってみることにしました。
- iPhone用の折りたたんでカバンにしまえるポータブルスキャナ「Scanbox」 – GIGAZINE
- Scanbox – Turn your iPhone into a portable scanner by Phil Bosua — Kickstarter
で、前回、基本寸法を求める実験をして現在に至ります。
■調査結果による寸法の決定
前エントリにて決めたサイズは以下のとおりです(iPhone4S用)。内蔵しているカメラのスペックによって、寸法が変わってくるので、他の機種の場合、ちょっと実験して高さを決めなおしたほうが、カメラの性能を活かせるのでよいかと思います。
- 天板…26cm×14cm
- 底板…32cm×23cm
- 高さ…31cm
定形外封筒の角形2号(240×332)に入りそうです。もし入らなかった、底板の大きさを少し小さくするかも。本家サイズは動画だけではわかりませんでしたが、下の方をよく読んでいたら書いてありました。ほぼ同じサイズです。早く気が付けばよかった…。まあ、せっかく求めたサイズですので、これで行きます。図面化すると、こうなります。
脚の補強デザインが若干変わっていますが、この大きさにすると、紙を長方形に切って折り曲げることで作ることができるので手軽かな?と思って、この形にしました。剛性が足りなくなる可能性があるのですが、使い勝手や作りやすさもありますので、まずはこの形で作ってみようと思います。
一番心配していたのは、左図で脚に見える部分の長さです。底板が32cmですので、32cm未満じゃないと、綺麗にたたむことができません。幸運なことに、何も考えずに32cm未満になりました。よかったです。
天板周りですが、適当に描いてます。このCAD図を描いた時点では、どのようにして組み立て後の固定をする釜では考えていませんので、デザインは適当です。組み立て後の要になるところですので、しっかり考えないとですね。本家では、横板に天板がくっついているのですが、なんとなくデザイン的には、背面板から天板を持ってきたほうがかっこいい気がするので、思案中です。
細かな話ですが、iPhone4Sのカメラレンズが覗く穴については、フラッシュライトの光も通るよう、少し大きめにしようと思います。
背面板についてですが、ここに天板が接続されるように使用と思います。本家の動画をチェックすると、背面板があったりなかったりしますが、まずは、ある前提で製作してみます。
材料についてですが、本当は「発泡PPシート」を使いたいのですが、入手方法がわからないですし、お気軽に作るということで、100円ショップで購入したボール紙を使います。「発泡PPシート」は、なかなかよさげな材料で、ボール紙とスチロール系を足して2で割ったような感じです。これで作ると、見栄えもよさそうですし、長持ちしそうです。材料として購入できないものなかぁ。コクヨのフラットファイルを購入して分解するしかないかな。
まあ、贅沢も言ってられないので、100円ショップでボール紙を買ってきました。ボール紙を使う場合、厚みが設計に影響しますのであらかじめ計測しておきました。約0.6mmでした。
■組立方法の検討と展開図作成
あれこれ思案した結果、組み立て時の固定は、差し込み式にすることにしました。これならば、何か新しい部品買ってこなくても、ボール紙だけで出来ます。ボール紙はけっこう厚みがあるので、それを考慮しながら楽しくCAD描き~♪ふんふーん、できました。
差し込み構造で強度を出すために、フロントパネル?部分は少しデザインを変えました。
さて、工作しようかな~、って、
手書きで線を引かなければいけないのに、
なんでこんなめんどくさい数値と、
描き方のわからない
展開図を作ってしまったんだろう?
ということに気がつきました。バカすぎます。うぐぐ。もっと、ボール紙から手作業で切り出しやすい作り方を考えないとダメですね…。
しかも、先ほど100円ショップで買ってきたボール紙(445x306mm)で切り出すことを考えて配置するとこんな感じになってしまいます。
ボール紙からはみ出す上に
5枚使う(1袋4枚入り)
という情けない状況で…。あんまり変なところで切りたくないので、まあ、5枚使うのはしょうがないこととしてあきらめようかなぁ。いやいや、どうせ試作なんだから、適当にぶった切って4枚に収めるのが小市民らしくてよいかなぁ。
■環境制約条件による方針の修正
というわけで、材料の都合から底板の幅を306mmに見直してみました。A4サイズが297mmなので、まだなんとかなる範囲かと思います。また、台形さを維持する為に、天板の幅も26cmから24cmに減らしました。まあ、iPhone4Sは結構縦長なので、他のスマートフォンでも問題ないサイズじゃないかなとの判断です。あとは、フロントパネル部分のデザインを、最新のアイデアに合わせました。
これだと、側面板の方が底板よりも長くなりますので、側面板を畳むには、「Z字」のように畳む必要があります。それはイマイチな気がします。やっぱり、普段外側名部分は、畳んだ時も外側であってほしいという、妙なこだわりが出てきちゃいます。
しかも、まだボール紙に収まりが悪い感じなので、高さが若干低くなるのを覚悟して側面板も306mmにしてみました。
高さについてはちゃんと計算すればいいんでしょうけど、よくわからないので、CADで描いて計測しています。結果として、304.22mm確保できることがわかりました。A4サイズは297mmですので、まだ少し余裕があることがわかりました。というわけで、これで作成用の展開図を描き始めたのですが…。
電球ではなく、今風にLEDです。
思いつきました!
2012.04.07 アウトドア – わずか10秒で自作する「固形燃料用コンロ(ストーブ)」総額210円!
で使ったイラストの使い回しです。手抜きですいません。
ボール紙の長辺は445mmなので、
底板のサイズを306mm×222mmにすれば
ボール紙1枚から側面板2枚配置できる!
ことに気が付きました。222mmならば、A4サイズの短辺210mmから考えればきっとまだ許容範囲です。いやいや、考え続けるもんです。ちょっとは、うう、SISOってセコイ!とか自分で思っちゃったりするんですが、ローコスト&ハイパフォーマンスと考えれば明るい話です。
側面板が306mmで、かつ底板も306mmですと、厳密には、ちゃんと畳めなくなってしまうわけですが、まあボール紙1枚分なので、なんとなく、そこそこうまく畳めそうな気がするので、寸法はこれで決定です。
結果として、これが使い勝手の悪さにつながってしまったら本末転倒ですが、まあ、こうやって考えるのはとても楽しいので、素敵な結果が待っていると信じて作図開始です。
…てな感じで脳内妄想しまくっていたら、結局、作れませんでした…。とほほ。次回へ続きます!
関連エントリ
- 2012.06.06 iPhone – 折りたためるスキャン箱(スキャナ)を210円で自作~プロモ編(SCANBOXのパロディです)
- 2012.06.05 iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その5・完成&反省編
- 2012.06.03 iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その4・修正&乾燥待編
- 2012.06.01 iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その3・試作&脱力編
- 2012.05.30 iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その2・設計&再設計編
- 2012.05.28 iPhone – 折りたためるスキャン(スキャナ)箱を自作してみようかと。その1・基礎寸法検討編
■iPhone4Sについて…iPod touch 64GやAndroid携帯の購入を検討して悩んだ挙句、AU版iPhone4S 64G(白ロム無契約)を購入して愛用しています。購入経緯は以下のエントリでどうぞ!
Your Message